【広島ホームテレビ制作ドキュメンタリー】第28回PROGRESS賞 奨励賞受賞
ドキュメント広島 #つぶやき市長と議会のオキテ~そこに“議論”はあるか~
テレビ朝日系列24社の番組審議会委員長が選考する「第28回 PROGRESS賞」において、広島ホームテレビ(本社:広島市)が制作したドキュメント広島SP「#つぶやき市長と議会のオキテ~そこに“議論”はあるか~」が奨励賞を受賞しました。
PROGRESS賞
この賞は、1995年にテレビ朝日系列24社の番組審議会委員長が推奨する最高の賞として、番組審議会委員の発意により放送番組のより一層の質的向上・系列各局の制作力の向上に資するものとして制定されたものです。「PROGRESS(プログレス)」とは、進歩・向上・成長を意味し、制作者たちの日頃の努力を応援するものです。
この表彰制度は系列全社が参加し、ジャンルは問わず自社制作の前年度(2021年4月1日から2022年3月末日まで)に放送された番組の中から1作品をエントリーし、各社の番組審議会委員による選考作業を経て決定されます。
【番組名】
ドキュメント広島SP「#つぶやき市長と議会のオキテ~そこに“議論”はあるか~」
【内容】
河井元議員夫妻による大規模買収事件で、前市長らが辞職した広島県安芸高田市。
市政改革を訴え当選したのは政治経験ゼロ、元銀行員でニューヨーク駐在も経験した異色の新人市長だった。
そんな市長の武器は「ツイッター」。
普段の公務やプライベート、市民に知らせたいことなどを日々“つぶやく”が、議会とのやりとりをツイートしたことで、事態は思わぬ方向へ向かう。
議員の居眠りを発端とする市長のツイッターは衝突を生み、市長は答弁拒否で応戦。しかし、結果的に目玉政策の否決につながってしまう。市長が議会の内情をツイートするにつれ、市長と議会の対話は遠のくようにも見える。
ホームテレビでは、2020年8月の当選・初登庁以来、1年半にわたり、市長と議会をめぐる動きを取材。
どちらも市政を良くする思いは持ちながらも、なぜこんなにも発想と手法が違うのか。
この1年半の取材に加え、新たに県内23市町の議会へのアンケートを実施。「是々非々」に「根回し」といったキーワードを元に、“議会の議論”を考えました。
【放送日時】
2022年 3月27日 深夜1時5分~ ※広島エリア
【受賞コメント】
取材ディレクター:岡森吉宏
「河井元議員夫妻による大規模買収事件の震源地となった広島。地方政治の常識、議論とは一体なんなのか?率直な思いで取材しました。生活に一番身近な政治にもかかわらず、これまであまり表にでてこなかった「地方政治」について、今後も粘り強く取材を続けていこうと思います」
プロデューサー:立川直樹
「作品を評価していただきうれしく思います。特異な事例ではなく、全国の地方議会に共通する課題を描いた作品だと考えています。ユーチューブ「HOME広島ニュース」で全編配信しておりますので、ぜひ見て頂き、自身のお住いの議会に関心を持って頂けたら幸せです」