中高生対象のオープンラボ「ひらめき☆ときめきサイエンス」開催 物理学の観点から見る医学の世界を体験しよう
近畿大学医学部(大阪府大阪狭山市)放射線医学教室(放射線腫瘍学部門)は、令和3年(2021年)8月1日(日)近畿大学大阪狭山キャンパスにて、中学生・高校生を対象とした体験型オープンラボを開催します。
本イベントは、独立行政法人日本学術振興会の科学研究費による研究成果の社会還元・普及事業である「ひらめき☆ときめきサイエンス」の一環として実施し、近畿大学医学部では初めての開催となります。
【本件のポイント】
●中高生向けのイベントを開催し、科研費助成事業に採択された研究の成果を社会に還元
●医学部・大学病院にある機器や設備を使い、大学で医学物理学を体験学習できる
●生徒は大学院生や教員と交流し、研究者の世界を体感して医学物理学の楽しさを学ぶ
【本件の内容】
近畿大学医学部教授 門前 一が、独立行政法人日本学術振興会の科学研究費による研究成果の社会還元・普及促進を目的とした事業「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されたことを受け、中学生と高校生を対象としたオープンラボを開催します。
近畿大学医学部で初開催となる今回は、「医学物理学」をテーマに、物理学と医学の関わりについて、医療現場で活用されている実例をもとにクイズ形式で楽しく学びます。また、最新の放射線医療機器を見学し、医療画像を用いて身体の内部を立体画像で診る実習などを体験します。
オープンラボを通して中高生が大学院生や教員とコミュニケーションをとり、研究の楽しさに触れることで、将来の進路を考えるきっかけにしていただきたいと思います。
【開催概要】
日時:令和3年(2021年)8月1日(日)9:30~16:00
会場:近畿大学大阪狭山キャンパス(大阪府大阪狭山市大野東377-2)
(南海高野線「金剛駅」または泉北高速「泉ケ丘駅」からバスにて約15分)
対象:中学生・高校生(定員20人、事前予約制)※ 定員に達したため申込終了
【プログラム】
10:00-10:20 開会挨拶
10:20-10:35 物理学から見た医学とは?
10:45-11:00 講義「放射線って見えるの?」
11:00-11:15 講義「X線を使って身体を診てみよう 一般撮影/CT編」
11:25-11:40 講義「音を使って身体を診てみよう 超音波検査編」
11:50-12:05 講義「骨の強さを測ってみよう 骨塩定量編」
12:05-12:50 休憩
12:50-15:30 実習「α線の飛跡を観察してみよう」
実習「X線では身体の内部はどう見えるの?」
実習「音では身体の内部はどう見えるの?」
実習「音で骨の強さを診てみよう」
講義・見学「最新の放射線医療機器を見てみよう」
15:30-15:45 修了式(未来博士号の授与)
【講師プロフィール】
門前 一(もんぜん はじめ)
近畿大学医学部放射線医学教室(放射線腫瘍学部門)教授
学位:保健衛生学博士
専門分野:医学物理、放射線防護
放射線治療における工学的なニーズを模索し、医学物理教育・研究を実践しています。放射線治療の専門家養成、新しい治療法の開発、市民、途上国への放射線防護などの啓発をしています。
【「ひらめき☆ときめきサイエンス」について】
独立行政法人日本学術振興会が、全国の国公私立大学や大学共同利用機関等の研究機関と協力して開催する、科学研究費助成事業による研究成果の社会還元・普及促進を目的とした事業です。日本の将来を担う子どもたちを対象に、研究者が科学研究費による研究成果から科学の興味深さや面白さを分かりやすく発信し、科学的好奇心を刺激することで得られるひらめきやときめきの楽しさを通じて、心の豊かさと知的創造性を育んでもらう教育プログラムです。修了時には、日本学術振興会から受講者全員に「未来博士号」が授与されます。
【関連リンク】
医学部 近畿大学病院 教授 門前 一(モンゼン ハジメ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1301-monzen-hajime.html