リアルタイム入札(RTB)が変えるオンラインディスプレイ広告市場―2012年の収益は16億ドルに達する見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、Parks Associatesが発行した報告書「Real-time Bidding: The Online Ad Exchange (リアルタイム入札:北米広告市場におけるオンラインアドエクスチェンジサービス)」の販売を開始しました。
Parks Associatesによると、リアルタイム入札(RTB)による広告収入は、北米では2017年までに70億ドルに達する見通しです。RTBは、企業がリアルタイムで顧客セグメントの絞り込みを行うことを可能にするものです。同社の報告書によると、RTB は同年までに、すべてのオンラインディスプレイ広告収入の34%を占めるようになると予想されています。Facebook ExchangeやSpotXchange、Nexage、Googleなどの各社はRTB市場向けに広告目録を作成するなどしており、それらが市場成長の大きな促進要因となっています。
Parks Associatesのリサーチアナリスト、Heather Way氏は、「Facebookが開設したアドエクスチェンジはRTB導入の促進要因であり、ソーシャルネットワークは米国のディスプレイ広告のインプレッションの約33%を占めていることから、同社の市場価値の回復を支援するものになり得ます」と指摘しています。
RTBとは、特定の観客セグメント向けのオンラインディスプレイ広告の自動購入と自動表示を可能にする技術インフラと、マネジメントシステムのプロセス全体を指します。より効率的で、ターゲット層を絞ったこの広告手法は、Facebookなどコンテンツの収益化に苦しんでいる企業にとっての重要なツールです。RTBはこうした企業が、自社サービスの利用者により関連性の高い広告を提示することを可能にするものだからです。
「RTBを実現した企業は、より高い透明性と管理能力、的確さを提供します。メディアの購入者がこの新たな広告売買プロセスを理解し、その恩恵を認識すれば、従来のディスプレイ広告の広告費は短期間のうちに、RTBプラットフォームに流れ込むでしょう」とWay氏は言います。「広告ネットワークなど、現在、ディスプレイ広告を販売している企業は、市場シェアの縮小を避けるため、RTB機能を統合させる必要があります」。
しかし、RTBのプロセスはオンラインディスプレイ広告の購入者にとって、容易に理解できるものではありません。
Way氏は、「成長が続く非常に複雑なビジネス環境において、広告代理店は新たなメディア消費やマルチデバイスの導入など、数多くの障害に直面しています。RTBのような新しい広告市場の舵取りは、難しいものです。広告代理店の幹部たちは、デジタルメディアの内部機能や、メディア企業に対するその影響を理解するのに悪戦苦闘しているのです」と説明しています。
市場調査レポート: リアルタイム入札:北米広告市場におけるオンラインアドエクスチェンジサービス
Real-time Bidding: The Online Ad Exchange
http://www.gii.co.jp/report/park228496-real-time-bidding-online-ad-exchange.html
出版日: 2012年07月
発行: Parks Associates
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