一般的な社訓ではなく子供でも理解できる“行動指針”　三陽工業で働く全社員に向けた「三陽ルールブック」運用開始

「当たり前のこと・誰もができること」を具体的に説明した50か条　 B6判サイズの本として9月から全社員に配布予定

2024-08-22 10:30

三陽工業株式会社(本社：兵庫県明石市、以下三陽工業)では、2024年7月1日から三陽工業で働く全社員の行動指針として「三陽ルールブック」を策定しました。このルールブックは、社内の有志6名の社員が意見を出し合って作成したものです。50か条からなる「三陽ルールブック」は、B6判サイズの本として9月から全社員に配布される予定です。一般的な社訓とは異なり、子供でも理解できるような内容にこだわっています。「三陽ルールブック」を策定することに至った経緯と想いについて、詳しく説明いたします。

三陽ルールブックを策定した訳

三陽工業には、10か条からなる行動指針「三陽スタンダード」が既に定められていました。この「三陽スタンダード」は、2019年に社内の有志によって策定されたものです。設立から5年が経過した2023年に、「三陽スタンダードをより分かりやすく具体的にすることができないか」という声が社員から上がりました。10か条という覚えやすい数の行動指針ではあるものの、「具体性に欠ける」という課題がありました。この課題を解決するため、社員の有志によって三陽スタンダードの内容をより詳しく、分かりやすく、具体的にすることを目的として「三陽ルールブック」が作成されました。

子供でも理解することができる行動指針にこだわる理由

三陽工業には「誰もができることを誰もができないくらい徹底してやる」という言葉があります。この言葉は、部署や役職を問わず全社員に当てはまり、三陽工業の行動指針を一言で表したものです。この言葉を社内の有志により10か条にかみ砕いたものが「三陽スタンダード」です。そんな「三陽スタンダード」がさらにバージョンアップし、「三陽ルールブック」として活用開始されます。三陽ルールブックも社員からの提案により、「子供でも理解できる」くらい分かりやすく作成されています。家族と一緒に読むことができるくらい「当たり前のこと」「誰もができること」を一つひとつ説明することで、三陽工業で働く従業員の行動指針を全社員に同じ認識で浸透させることに大きく寄与すると考えられます。

三陽ルールブックに携わった社員の声

キックオフミーティングから約8か月の期間をかけて、策定メンバーと何度もWEBや対面で話し合い完成させることができたときは感無量でした。「三陽スタンダードをより具現化し、行動レベルまで落とし込む新たな武器を」ということで、本来であれば会社の上層部が決めるべき内容を、一社員のメンバーが策定に携わることができるというのは、三陽工業の大きな強みであり、これこそが武器であると感じています。また、私たち大人だけではなく、子どもでも理解できる内容にすることで、社内外問わず更に三陽工業の仲間、ファンを増やすことができると考えました。「想いはたくさん詰まっているけれど、行動はよりシンプルに、明確に」誰もがすぐにでも実践、行動してもらうことに何より重点を置いて作成しました。一つ一つ、50項目すべてに想いが込められている三陽ルールブックです。(HR営業部営業所長 30代女性社員)

今後の展望

三陽工業株式会社は、ビジョンとして「日本の製造現場を元気にする」を掲げており、製造業と製造派遣事業の2つの事業を展開しています。このビジョンを実現するためには、私たち三陽工業の社員が元気であることが重要です。三陽ルールブック策定は社員の活力を高め、その元気が周囲に伝わり、ビジョン達成につながることを目指しています。トップダウンではなくボトムアップで策定されたルールブックは9月1日から全社員配布され、本格的に運用スタートとなります。今後は三陽ルールブックを元にした相談アプリの開発・社内イベントなども検討中です。策定して終わりではなく、様々な運用・活用方法を実行し日本の製造現場を元気にしていきます。