自動車メーカーのマイクロモビリティへの市場参入が本格化の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、Frost & Sullivanが発行した報告書「Strategic Analysis and Benchmarking of Global OEMs Micro-Mobility Solutions (世界のOEM企業のマイクロモビリティ・ソリューションの戦略的分析および比較分析)」の販売を開始しました。
当レポートによりますと、主要な自動車メーカーはマイクロモビリティへの参入を強化し2018年までには少なくとも60のモデルが生産に入る見込みです。
「都市化の進展と交通状況の変化は、燃費の良い車だけではなくマイクロモビリティという完全に新しいジャンルへの興味を引き起こしました。」とFrost & Sullivanのアナリストの Vishwas Shankar 氏はかたります。「メーカーが4半期毎に1モデルを投入しようとする中、中国、欧州、インド、果ては米国といった多くの市場が生産補助金やインセンティブを与え、マイクロモビリティ・ソリューションの売上げをてこ入れしようとしています。」
世界的に見て、戦後生まれの親を持つジェネレーションYの間で乗用車の所有率は減少しています。見慣れたデザインや代替燃料に加え、多くの新しいモデル、例えば、フォルクスワーゲンのBik.e, ルノーのTwizy, ホンダのEV-NeoやGeneral MotorsのEN-Vは個人的な利用シーンを提案しています。
市場成長を脅かす2つの主要な理由は、導入初期の高価格や消費者の認知不足となるでしょう。マイクロモビリティの多くのモデルは電動式の為、電気自動車インフラの低成長は将来的にはマイクロモビリティの売上げにマイナスの影響を及ぼすでしょう。また、政府によって個人の自動車よりも公共交通機関への支出を増やすような動きはマイクロモビリティ市場の成長を制限するでしょう。
「消費者は2015年までには最低で50のモデルから選べるようになると予測されており、課題はマイクロモビリティのモデルを作り上げる事ではなく、大衆の注目を集める事にあります。セグウェイのような参入企業はこの市場で10年以上も活動しており、マーケティングキャンペーンにより多くの顧客の注意を引く事の重要性を理解しています。」とShankar氏は説明します。乗用車メーカーは消費者の声を理解する事に巨額を投資しており、どのような商品をどのような狙いで設計するかについて研究しています。
「この市場が立ち上がるにつれ新しいビジネスモデルが出現するものと考えられます。」とShankar氏は述べます。「いつくかの自動車メーカーはモビリティサービスを自社サービスとして提供しており、また第三者を通じて提供している例もあります。世界は自動車・モビリティを含め車両メーカーの新しいDNAを目の当たりにしています。」
世界の主要企業を含めたメーカーは様々な形、大きさ、多様な車輪の形状、屋根無しもしくは有りのモデルを投入すると見られ、様々な選択肢が提供される事になります。いくつかのモデルは伝統的な乗用車のユーザー層を狙っていますが、他はバイクやスクーターのユーザーを対象としており、さらに他は乗降地点から徒歩で移動する層をターゲットにしています。
「将来的には通常の車両もしくはマイクロカーに、大量生産されたマイクロモビリティを搭載する可能性もあります。」とShankar氏は結論付けます。「それを示す最良の例はフォルクスワーゲンのbik.e で、将来はスペアタイヤの代わりに全ての新車に搭載される事を目指しています。この方法によって、自動車の乗降地点からの移動手段をbik.e等の車両が提供する事になるのです。」
市場調査レポート: 世界のOEM企業のマイクロモビリティ・ソリューションの戦略的分析および比較分析
Strategic Analysis and Benchmarking of Global OEMs Micro-Mobility Solutions
http://www.gii.co.jp/report/fs235752-strategic-analysis-benchmarking-global-oems-micro.html
出版日: 2012年03月
発行: Frost & Sullivan
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