農学部生が育てた、生のザーサイを使用したメニューを提供 1月21日(土)から、中国料理レストラン桃谷樓各店にて

近畿大学農学部(奈良県奈良市)の学生が育てた、生のザーサイを使用したメニュー(ザーサイの浅漬け等)を、(有)日本クリーンシステムズ(奈良県奈良市)が運営する中国料理レストラン桃谷樓各店にて、平成29年(2017年)1月21日(土)から提供します。

【本件のポイント】
●中国料理レストラン桃谷樓各店にて、農学部生が育てた、生のザーサイを使用したメニュー(浅漬け等)を期間限定で提供
●中国料理レストラン桃谷樓での近大産農産物・関連商品のラインナップが拡充
●農学部の学生(1年生及び3年生)は、実験・実習を通じてザーサイの生産を担当

【本件の概要】
近畿大学農学部農業生産科学科では、1年生を対象に、農学部内に設けた教育用圃場(ほじょう)(もの作り村)にて「農学野外実験I・II」を行っています。また、3年生を対象に、奈良県平群町に設けた実習圃場にて「アグリビジネス実習」を行っています。このたび、「農学野外実験I・II」及び「アグリビジネス実習」を通じて学生が環境配慮型の農法で育てた、生のザーサイを使用したメニュー(浅漬け等)を、中国料理レストラン桃谷樓各店にて、平成29年(2017年)1月21日(土)から期間限定で提供します。

■販売期間:平成29年(2017年)1月21日(土)~完売次第終了
■メニュー:ザーサイの浅漬け 350円(税込)
      その他、季節の野菜炒め等アラカルトメニューにも使用予定(店舗により異なる)
■販売店舗:中国料理 桃谷樓 各店
      ルクア大阪店(ルクア イーレ 10Fルクアダイニング)、阿倍野賓筵(あべのハルカスダイニング13F)、髙島屋なんば店(なんばダイニングメゾン9F)、泉北パンジョ店パンジョビル4F)、西武高槻店(西武高槻オーロラモール6F)、ヘルシーガーデン店ホテル葉風泰夢1F)、西大寺ならファミリー店(ならファミリー6F)、生駒店(近鉄百貨店生駒店6F)
■メニューのお問い合わせ先:(有)日本クリーンシステムズ(担当:伊藤)TEL(0742)33-5321

【本件の背景】
近畿大学農学部農業生産科学科では、「環境と健康に配慮した21世紀型農業の確立」をめざし、「食糧生産」「生物といやし」「アグリビジネス」の3つの視点から教育・研究を展開しています。「食糧生産」では生物多様性と地球環境に配慮した食糧生産、「生物といやし」では花の栽培や香り成分のいやし効果の分析と応用、「アグリビジネス」では新しい農業の確立と起業家の育成をめざし、農産物の開発と生産から消費までをトータルに見据えた農業生産システム等について研究しています。農学部のキャンパス内には実験圃場、きのこ培養施設、昆虫飼育施設などがあり、また、近畿大学附属農場とも連携しながら、様々な教育・研究活動を行っています。
近畿大学附属農場(湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町)、生石(おいし)農場(和歌山県有田郡有田川町))では、(有)日本クリーンシステムズに、「近大柑橘」、「近大おいし鴨」、「無添加みかんジュース「100%近大です。」を提供し、中国料理レストラン「桃谷樓」の一部店舗にて、これらの食材を利用したメニューが提供されています。
近畿大学附属農場と(有)日本クリーンシステムズとの連携がきっかけとなり、今回、農学部生が育てたザーサイを使用したメニューが、中国料理レストラン「桃谷樓」各店にて提供されることとなりました。ザーサイは中華料理では定番の食材ですが、缶詰や瓶などの輸入品が多く、国産で生のザーサイは貴重な存在です。奈良県内の圃場で育てたザーサイの鮮度の良さを活かして、浅漬け等で提供します。

【(有)日本クリーンシステムズについて】
(有)日本クリーンシステムズは、奈良県・大阪府内に中国料理レストラン桃谷樓グループやフランス菓子ラ・ポーズ等を展開しており、「ナチュラルアンドヘルシーで子供たちに安心して食べさせられるレストランを創る」という思いのもと、美味しくて安心安全な料理を楽しんでいただくことを一番に考えて経営しています。
■本社所在地:奈良市芝辻町2-11-6 ホテル葉風泰夢1F TEL(0742)33-5656(代表)
■代表取締役社長:畑中 利久
■創業:平成2年(1990年)11月
■事業内容:ホテル、中国料理レストラン、カフェレストラン経営、惣菜等の製造販売
■従業員数:420名(正社員120名・準社員300名)
■店舗所在地:桃谷樓、カフェ 計13店舗(桃谷樓・葉風泰夢・カカオサンパカを含む)
       フランス菓子 ラ・ポーズ、カフェ ラ・ポーズ
■URL:中国料理 桃谷樓(http://www.tokokuro.jp
    フランス菓子 ラ・ポーズ(http://www.nara-halftime.com/lapause
    カフェ ラ・ポーズ(http://www.tokokuro.jp/lapause/index.html

【平群町について】
平群町と近畿大学は、平成25年(2013年)に「アグリビジネス実習」に関する業務委託契約を締結し、農学部農業生産科学科の実習を平群町内に設置した実習圃場で行うなど、農業・食品関連分野を中心とした連携を実施しています。今後、平成29年(2017年)1月17日(火)には包括連携協定を締結し、平群町の有する豊かな自然環境、歴史、文化と、14学部48学科を有する本学の知見を生かして、まちづくりや文化学術振興等の様々な分野での更なる連携を図ります。

【農学野外実験I・II】
近畿大学農学部農業生産科学科では、1年生を対象に、「農学野外実験I(前期)・II(後期)」を行っています。本実験では、農学部内に設けた教育用圃場(ものづくり村)において、農産物の栽培・管理・収穫について実習形式で学んでいます。今年度は134人の1年生が「農学野外実験I」を、130人の1年生が「農学野外実験
II」を受講しています。

【アグリビジネス実習】
近畿大学農学部農業生産科学科では、「アグリビジネスマイスター」認定制度を開設しており、その一環で3年生を対象に「アグリビジネス実習(通年)」を行っています。本実習では、奈良県平群町の耕作放棄地を再生した圃場において、農産物の作付け計画から栽培、管理、収穫、そして加工や販売までを一貫して学んでいます。今年度は54人の3年生がアグリビジネス実習を受講しています。

【アグリビジネスマイスター認定制度】
時代の流れとともにアグリビジネス(農業関連産業)の形態も大きく変わってきました。作物を作って終わりではなく、「いかに売れるものを作っていくか、付加価値を高めていくか」への発想の転換が、農業にも求められてきています。
そのような社会のニーズに応える人材の育成を目的に、近畿大学農学部農業生産科学科では、「アグリビジネスマイスター」認定制度を平成23年(2011年)4月に開設しました。生物現象の知識とともに、農産物の生産から加工、販売までをトータルに学習し、課程修了後にマイスターの称号が近畿大学農学部から与えられます。特徴的なカリキュラムとしては、アグリビジネス実習、アグリビジネス起業論、農業実習などが挙げられます。平成23年(2011年)度入学生より認定を開始しており、平成25年(2013年)度は28人、平成26年(2014年)度は18人、平成27年(2015年)度は10人の学生が認定されました。
農業の6次産業化(※)の先進事例について学ぶことを目的に農業法人での実習も実施しています。現場に足を運び、実際の事業を肌で感じることで、ビジネスモデルの構想能力や地域産業とのコーディネート能力を磨きます。
※農業などの1次産業が生産に加え、農産物の加工や流通・販売なども手がけること

ザーサイの浅漬け
ザーサイの浅漬け

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