廃材利活用の「sampai」が伝統継承とサステナブルに着目した セレクトショップと、連動型イベント「mono-gatari2024」を開催

地域産業の地域内消費を拡大し、技術継承と持続可能性を模索

2024-09-12 10:00
京都西陣発、産廃素材の利活用ブランド「sampai(さんぱい)」がセレクトショップ連動型で作り手と会えるイベント「mono-gatari 2024」を開催決定

京都西陣地域で伝統産業から出る産廃素材をアップサイクルするブランド「sampai(さんぱい)」は、期間限定で地域商品のセレクトショップをオープンし、連動型マルシェを開催決定。10月の1ヶ月間、河原町御池のQUESTIONビル1階に地域企業の伝統継承とサスティナブルをコンセプトとしたセレクトショップ「Think before you buy.」をオープン。このショップは地域企業が独自に行う、文化の継承を目的とした商品開発や時代に合わせたサステナブル商品に着目している。セレクトショップに連動し、10月18日(金)・19日(土)に、作り手に会い・体験する多業種合同マルシェ「mono-gatari 2024」を開催決定。本企画は、地域企業のサスティナビリティや伝統文化保全・継承に重きを置き、商品背景の理解を通した消費行動の見直しにより地産地消の促進を目指します。

産廃素材を利活用から考える、伝統文化とものづくり

「sampai(さんぱい)」は京都西陣地域を中心に伝統産業や地場産業から出る産廃素材をアップサイクルしハンドメイドでアクセサリー・小物・インテリア商品を製作。コロナ禍の2021年に事業を開始。作り手と消費者の隔たり無い関係構築を目指す多業種合同マルシェイベント「mono-gatari(ものがたり)」は今回で5回目。従来、「mono-gatari」では、年齢層の違うファンを持つ老舗企業と若手事業者が一同に集う機会を創り、互いのファン層を共有することで新たな販路開拓や買い手との出逢いを産む場づくりを実施してきました。本年は1ヶ月間のセレクトショップと連動し、消費者がより一層、地域と製品にある背景や社会問題を考え、地域の商品を愛着を持って購入できる機会を提供します。

エシカル消費の一歩先へ!思考と感覚の両方を活かすセレクトショップ

地域のコミュニティハブであるQUESTIONビル1階のカフェスペースに「Think before you buy.(買う前に考えよう)」と題し、10月の1ヶ月間限定のセレクトショップをオープンする。セレクトショップには、老舗と若手の両方から出店者を募集し、下記のような選定基準を設けている。

・アップサイクルや地域支援など、ものづくりにおけるサスティナビリティに配慮していること。
・老舗企業が長年培ってきた技術を活かして文化伝承のために行う、現代の生活様式に合った商品展開。

「Think before you buy.」は地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境を配慮し購入する「エシカル消費」と五感で良いと感じたものを購入するという2点を軸に据える企画。インターネットやファストファッションを起因とする消費行動を問い直し、​​市民が住む地域の産業や文化を気軽に理解し、生活に取り入れる機会を提供することで、地域企業製品の認知度アップ、地産地消を目指している。

<出店企業>
sampai / 京柚 / するがや祇園下里 / Bears Brew Coffee / 加音西京極作業所 / 珈舞堂 / 京つけものもり / 中村ローソク / Nepalink / 株式会社ラコーム / 京西陣菓匠宗禅

<出店企業とサステナブル・文化継承商品>

(1)sampai:伝統素材の産廃利活用雑貨・アクセサリー
(2)京柚:亀岡産実生ゆずの製造過程で廃棄される”わた”を再利用したシロップ
(3)するがや祇園下里 :祇園祭伝統の「ひやしあめ」
(4)中村ローソク:使用済み和蝋燭とカカオニブの着火剤 / 京都産和蝋燭原料”はぜ”を守るハンドクリーム
(5)加音西京極作業所 :自閉症の利用者さんが描いた絵が題材のふろしき
(6)珈舞堂:コーヒーかすを再利用した香水、カスカラを再利用した紅茶
(7)京つけものもり:漬物文化を気軽に食卓に届ける「京だしオリーブ」
(8)京西陣菓匠宗禅:常温で90日もつ、和菓子の海外普及を目指す「串わらび」
(9)mamesome:京型染めを伝承するオリジナルグッズ
*その他
(10) Nepalink
(11)Bears Brew Coffee

アップサイクルや地域支援など、ものづくりにおけるサスティナビリティに配慮している商品

作り手と話す・体験する多業種合同マルシェ「mono-gatari 2024」

1ヶ月間のセレクトショップイベント「Think before you buy.」を起点として、消費者が実際に製品の作り手に話を聞き、商品を購入できるイベント「mono-gatari 2024」を10月18日(金)・19日(土)の2日間開催。本イベントでは、商品の販売促進を目的とするのではなく、商品を作る事業者や地域文化のバックグラウンドを消費者が知る機会を提供することを目的としている。セレクトショップ出店者から、実生ゆずの生産者保全とゆずわた廃棄を削減する「京柚」やコーヒーショップとしてコーヒーかすのアップサイクルに挑む「珈舞堂」、自閉症等の個性を持つ人の活躍の場を広げる「加音西京極作業所」、京型染めの伝承と生産数確保での事業存続を目指す「mamesome」など地域とサスティナブルを掛け合わせる事業者が参加。

主催のsampaiでは地域素材を活用したアップサイクルが体験できる手作り体験を実施。19日(土曜日)には縫製のOEMを主とする株式会社ラコームがミシンを使った小物作り・シルクスクリーン印刷・刺繍の体験を提供し「ものづくり」の文化・背景理解を促す。両日ともに出店者の製品を使ったカフェメニューやランチを提供し、子連れや家族での来場もしやすい会場設計を行う。

sampaiは未就学児から楽しめるワークショップを開催
ミシンに苦手意識があっても大丈夫!職人が丁寧に教えます。

セレクトショップ並びにイベント実施概要

◼️「Think Before You Buy」 1ヶ月のセレクトショップ
期間:10月1日(火)〜31日(木)11時〜17時 *土日祝を除く
会場:QUESTION京都信用金庫 1階カフェスペース 
   (〒604-8006 京都府京都市中京区下丸屋町河原町通390-2)

<出店企業>
sampai / 京柚 / するがや祇園下里 / Bears Brew Coffee / 加音西京極作業所 / 珈舞堂 / 京つけものもり / 中村ローソク / Nepalink / 株式会社ラコーム / 京西陣菓匠宗禅 /mamesome

◼️「mono-gatari 2024」
日時:10月18日(金)〜19日(土)10時〜17時
会場:QUESTION京都信用金庫 1階
   (〒604-8006 京都府京都市中京区下丸屋町河原町通390-2)

<出店企業>
sampai / 京柚 / 加音西京極作業所 / 珈舞堂 / Nepalink / 株式会社ラコーム / mamesome

協力:QUESTION(コミュニティ・バンク 京信)
主催:sampai(頼 -tano-)

公式サイト:https://mono-gatari.studio.site/

<sampaiとは>

​​sampaiは、京都・西陣で伝統産業や服飾産業の生産過程で出るアップサイクル素材を再利用したハンドメイドアクセサリーブランドです。地域の企業に足を運び、アクセサリーの元となる素材ができるまでの話を聞き、職人の想いを知った上でそれぞれの素材を活かしてハンドメイドアクセサリーを作ります。単なるアップサイクルアクセサリーとしての地位確立を目的とせず、産業の製作・販売工程における作り手の「想い」の可視化をミッションに掲げています。アクセサリーという身近な商品の購入を通して、伝統産業・地域企業に関わる機会を創出。購入段階での作り手、事業者の想いや苦労の可視化により、商品の購入や「消費行動」について考え直すきっかけを創ります。 2022年度大学SDGs ACTION AWARDSでオーディエンス賞受賞。

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/sampai.store/
公式サイト:https://sampai.theshop.jp/

<お問い合わせ>

sampai 代表  :宮武愛海(頼 -tano- )
メールアドレス :tano.co.creation@gmail.com
TEL :090-8097-5232

sampaiに興味のある記者様、事業者様はぜひお越しいただきsampaiのコンセプトや商品をご覧くださいませ。

NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.