「ビル再生100の物語」女子トイレだけプチリノベしてみた

ビル再生100の物語 第10話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

予算がなくてもポイントを押さえた改装をすれば効果がある

共用部のデザインコンセプトを見直そう

掃除は行き届いている。扉の塗装も塗り直してあって手入れはされている。
でも元々の内装が古臭いので、なんか寒々しい印象をどうしても感じてしまう。

そういうビルって多いですよね。

これはトータルの印象ですし、作った時のデザインセンスの問題でもあるので、こういうイメージを持たれるようになったら、

共用部全体のデザインコンセプトを見直して改装すること

をオススメします。もちろん多くのお金がかかりますが、物件自体の商品力がアップするので中長期で考えればその方が結局得です。

でも、そういう場合にありがちなのが、空室が長く続いたためにお金に余裕がなくて改装できない(したくない)というケースです。

この写真もどこか機能が決定的にまずいわけではありませんが、

「水回りは内見の印象にすごく影響するので改装しましょう」

と提案しました。

幸いオーナーさんには理解してもらえたのですが、厳しい予算の制限が条件でした。

ポイントを絞る!

中途半端に壁の色だけ変えても効果は知れていますので、
「いっそのこと女子トイレに予算を集中してそこだけ変えよう!」ということに。

内見のお客さんの中に女性がいる場合は、まず必ず「お手洗い見せてもらえますか?」とチェックされます。女性にとってはお化粧も直す場所ですし、清潔感や使い勝手の良さへのこだわりは男性の比じゃありません。

「社長、ここのトイレはちょっと・・・」

内見の帰りにそんなことを囁かれたら、まず成約は無理でしょう。

予算と相談だって、けっこうイケる!

女子トイレ全部をリノベーションする予算もなかったため、さらにポイントを絞りました。

・ウォシュレット付にする

・鏡を大きくする

・化粧台に使えるカウンターを設置する

・雰囲気を変えるために電球色の照明にする

こうなりました。

大きく改装したように見えますが、実はこれほとんどすべてIK〇Aのものを選んでいて、大してお金かかっていません。
安くて大きい鏡を見つけるのに苦労したのですが、それも姿見として売っていたものを横にしてつけただけです!

どうでしょう、いい感じになったと思いませんか?


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