「ふるさと納税」に関する実態調査

「ふるさと納税を知っている」と97%が回答。「利用したことがある」は30% ふるさと納税を利用した理由トップ3は、 「欲しい返礼品があるから」「税金控除があるから」「得だと思ったから」

2019-12-13 15:00

 株式会社Insight Tech(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤友博)が運営する「不満買取センター」上で、「ふるさと納税」に該当するインサイトデータ1,498件を収集。解析ツール「ITAS」で解析を行ないました。以下、結果をご報告いたします。

分析結果

■ 分析結果 詳細

■1:「ふるさと納税を知っている」と97%が回答。「利用したことがある」は30%。(図1、図2)
「ふるさと納税を知っていますか?」と尋ねたところ、97%が「知っている」と回答しました。

「今までにふるさと納税を利用したことがありますか?」と尋ねると、3割が「利用したことがある」と回答。男女別に見ると、男性のほうが女性よりも、6回以上利用している方の割合が高い結果となりました。

図1認知度
図2利用率

■2:返礼品で最も人気の品は「肉」。女性には「魚介類」、「食品加工品」が人気。(図3)                                 
今までにふるさと納税を利用したことがある方に、どのようなお礼の品を選んだか伺うと、「肉」(63%)が最多でした。男女別に見ると、女性は男性に比べ、「魚介類」(男性:21%、女性:36%)、「食品加工品」(同:11%、19%)を選んだ方が目立ちました。

図3返礼品

■3:ふるさと納税を利用した理由トップ3は、「欲しい返礼品があるから」「税金控除があるから」「得だと思ったから」。(図4)
今までにふるさと納税を利用したことがある方に理由を伺うと、トップ3は「欲しいお礼の品があるから」(67%)、「寄附金額の一部が所得税・住民税から控除されるから」(57%)、「得だと思ったから」(51%)でした。

男女別に見ると、男性は「自分の生まれた地域への納税したかったから」(男性:13%、女性:6%)、女性は「欲しいお礼の品があるから」(同:55%、70%)、「欲しいお礼の品があるから」(同:42%、61%)が他に比べ目立ちました。

図4利用理由

■4:ふるさと納税を利用して感じたこと、「返礼品」「税金控除」へのメリットの一方、「手続き」「自分の住む地域への罪悪感」というデメリットの声も。(図5)
「ふるさと納税を利用して感じたこと」について回答者の声を分析したところ、「返礼品」、「手続き」、「自分」、「税金関連」、「お得感、メリット」、「選ぶ」といった内容が目立ちました。

「納税は義務感しかなかったが、返礼品をもらえる事で、納税に対する考え方が変わった」(40代男性)、「2000円で美味しい返礼品をいただけてとても嬉しい」(40代女性)といったメリットを感じる声が寄せられました。

一方、「手続きがまだ煩雑に感じる。ワンストップ特例制度などはあるものの、もう少し手続きの仕組みを簡略化してほしい」(30代男性)、「今住んでいる地域に納める税金が減っているというところでは少し罪悪感を覚える」(60代女性)というデメリットを感じる声も挙がりました。

図5ー1頻出ワード
図5ー2意見タグ

■5:ふるさと納税を利用してこなかった理由は、「やり方が分からない」。「これから利用してみたい」は半数。(図6、図7)
今までにふるさと納税を利用したことがない方に、「なぜふるさと納税を利用したことがなかったのか」を伺い、回答者の声を分析しました。すると、「やり方が分からない」、「仕組みが分からない」、「手続きが面倒」、「欲しい物がない」といった理由が大半を占めました。

図6利用しない理由
図7利用したいか

調査概要

■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「不満買取センター」(https://fumankaitori.com/ )を利用するユーザー
■調査期間:2019年11月1日 
■有効回答数:1,498件

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