大阪の町工場13社と大手IT企業 日本ユニシスが共同製作したICTゴミ箱の実証実験を弁天町で実施

大阪テクノマスター5名の匠が活躍、ICTの活用でゴミ問題の解決を目指す!

大阪市大正区・港区のものづくり中小企業数十社で構成される公民連携団体の大正・港ものづくり事業実行委員会(事務局:大阪市大正区役所政策推進課 実行委員長 木幡 巌(株式会社木幡計器製作所 代表取締役)以下、ものづくり実行委員会と略)では、大手IT企業の日本ユニシス株式会社(東京都江東区豊洲1-1-1 代表取締役社長 平岡 昭良 以下、日本ユニシスと略)と連携し、ICTを活用したゴミ箱を共同で試作開発し、社会課題となっているゴミ問題にICTを活用したものづくりで解決しようと、この度、大阪市港区で開催のフードコートイベントでの社会実証に取り組む。

令和3年3月28日(日)の11:00-16:00にJR・地下鉄「弁天町駅」直結する大阪ベイタワー2Fアトリウムにて開催のPOP BAYまちのフードコート http://baytower.jp/popbay/ イベント会場において、内部にゴミ検知センサーを組み込んだICTゴミ箱を4台設置して実証を行う。
このICTゴミ箱は、全長1270mm 幅970mm 奥行650mm の金属筐体の組み立て式で、分別収集が可能なように、内部に90Lの業務用ペールゴミ箱容器2台分をキャリーカートに搭載して内包する構造で、市松模様の和柄を特徴とする。AC100V電源駆動で、ゴミ箱内部にセンサーを搭載し、ゴミの量とゴミ投入を検出し、モバイルWiFiルーター経由でのIoTデータ送信が可能なICT機能搭載のゴミ箱となる。

実証内容は人がゴミを捨てるとゴミ箱が話しかける機能を設けることで、イベント参加者が自発的にゴミ捨てる行動を促すことを試みる。またゴミの量を測位して満杯を検知して通知する機能により、イベント運営者をサポートするもので、前回2/28に開催のPOP BAYでは、センサー機能なしのゴミ箱を設置し、今回はその機能効果を比較検証する。

本事業は、日本ユニシスが、SDGsをテーマにした同社の取り組み1つとして、ICTを活用してゴミ問題を解決しようと取り組んだもので、昨年9月からプロジェクトを始めた。
社会課題をものづくりで解決しようというテーマで活動をする ものづくり委員会 は、日本ユニシスからのICTゴミ箱について製作の相談をうけ、委員会企業を中心とした以下のものづくり中小企業13社が参画協力した。ゴミ箱の設計製作には大阪市が認定する5名の大阪テクノマスターを含む匠の技術を持つものづくりのプロ集団と、委員会に参加する大手企業のIT技術者も賛同協力して、日本ユニシスとの連携で、ICTゴミ箱の共同製作を行った。

参画企業13社(50音順)
(株)池田鉄工所 (大阪市大正区南恩加島5-14-20 https://www.tekkou.jp/ ) 
泉尾バルブ(大阪市大正区泉尾2-4-7 http://izuo-valve.com/
(株)小嶋鋼商店(大阪市大正区南恩加島4-4-53)
(株)木幡計器製作所(大阪市大正区南恩加島5-8-6 https://kobata.co.jp/
(株)ダイカン(大阪市大正区三軒家東3-1-7 https://www.daikan.ne.jp/
(株)土井商店(大阪市大正区三軒家東2-3-15)
豊里金属工業(株)(大阪市東淀川区豊里4-16-24 http://toyosatokinzoku.com/
西村鐵工所(大阪市大正区泉尾7-2-20)
(株)はしれメロス(大阪府寝屋川市葛原1-35-3 https://go-melos.jp/
光機械工業(株)( 大阪市大正区泉尾5-18-8  http://www.hikari-kikai.com/
(有)ヒサミツ(大阪市平野区加美鞍作2-13-16 https://hisamitsu-d.com/
柊谷熔接所(大阪市西区九条南3-23-23 http://hiragitani-welding.com/
(有)南歯車製作所(大阪市港区弁天6-4-31  http://m-haguruma.sakura.ne.jp/

本実証試験について当初は、昨年11月12月に道頓堀のとんぼりリバーウォークで開催予定であった「とんぼり夜市」にて実施計画をしていたが、新型コロナウィルス感染症対策による自粛要請によりイベントが一部中止となり実証が不能となった。その後、実証先について再検討していたところ、ものづくり実行委員会の事務局でもある大阪市港区役所の協力により、今回の地域での実証が実現した。

今後は、2025年に開催の大阪関西万博までに、世界に誇れる美しいまちOSAKA(ゴミのない美しいまち)の実現に向けて、更なる改良と効果的なICT活用の実用化を目指して、開発と社会実証の活動を継続していきたいと考えている。

前月 2021年2月28日(日)のPOP BAYイベントに設置したセンサー機能無ゴミ箱実証の際の様子 写真1
前月 2021年2月28日(日)のPOP BAYイベントに設置したセンサー機能無ゴミ箱実証の際の様子 写真2

【本プレスリリースに関するお問い合わせは】
大正・港ものづくり事業実行委員会
URL: https://taisho-minato.work
りびんぐラボ大正 医工福連携部会 事務局
株式会社木幡計器製作所 内
担当者:実行委員長 木幡 巌(こばた いわお)
TEL:06-6552-0545 mail: info@taisho-minato.work

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