『音楽力を伸ばす「譜読み」の基本 ~楽譜攻略13のステップ~』 9月28日発売!
「譜読み」、ちゃんとできていますか? 楽譜の捉え方を根本から変える一冊!
「楽譜はなぜ読めたほうがいい?」「耳コピはダメ?」「効率的な身につけ方は?」「音楽的な活用法は?」「そもそも譜読みってなんだろう」――そんな疑問がすべて解決。
楽譜との向き合い方を変え、「譜読み」を効率的に身につけ演奏を変えるための一冊!
楽譜を自由に読めるようになるのは意外に大変です。世の中には、楽譜が読めなくても楽器を自由に演奏している人もたくさんいます。
では、苦労して楽譜を読めるようにすることに、どのような意味があるのでしょうか?
本書は、楽譜を読んで演奏すること(譜読み)の意味を根本から問い直し、譜読みの意義や目的、そして演奏につなげるための効率的な学習法を考えていきます。
ピアノ教本研究家でもある著者が、数多くの音楽指導者への取材を通して見えてきた譜読みの効果とは? また、より実践的な目的につなげるための学習法や実践法とは?
本書を読むことで譜面への理解が深まり、音楽との向き合い方がきっと変わるはずです。
■「譜読み」のための13のステップ
1 歌う、リズムに乗る
2 ドレミを音として覚える
3 言葉としてのドレミと音を対応させる
4 拍、拍子、リズムを感じる
5 リズムとタンタタ読みを対応させる
6 五線の仕組みとドレミの並びを覚える
7 ドレミの場所を覚える
8 音符と休符の長さを覚える
9 簡易楽譜を使う
10 空間認知で読む(上がる、下がる、音程)
11 心の中で音を鳴らす
12 理論を覚える(まとまりやパーツを読む)
13 書かれていないことを読み取る(本当の譜読み)
■目次
はじめに――譜読み力をつけるには、段階がある
「譜読み」のための13のステップ
第1章 なかなか楽譜が読めない理由
第2章 ドレミの読み方をどうするか――「固定ド」と「移動ド」
第3章 欧米における譜読みの歴史
第4章 日本における譜読みの歴史
第5章 音感をつける
第6章 リズム読みの効果
第7章 五線と間の仕組みとドレミの場所を覚える
第8章 空間認知と譜読み
第9章 簡易楽譜を取り入れる
第10章 心の中で音を鳴らすために
第11章 理論を学び、パターンを見つける
第12章 本当の譜読み力を目指して
もし、音楽を演奏したり作ったりしたいのなら。
音の数がそこそこ多くて、長い曲を、格好良く演奏したいのならば――。
スラスラなのか、しどろもどろなのか、程度はさておき、楽譜は読めた方がいい。もちろん楽譜が読めなくても素晴らしい音楽をクリエイトしているプロミュージシャンは数えきれないほどいる。タブ譜やカナふり楽譜なども演奏の助けになるだろう。
しかし、楽譜(五線譜)が読めたほうが、音楽の学習や演奏、作曲には、圧倒的に効率がよくクオリティも上がることは間違いない。楽譜は、音楽の台本であり地図、設計図だ。
自分が演奏しようとしている曲は、どこから始まり、どれぐらいの長さで、何が起こって、どこで終わるのか? 今、音楽のなかで自分はどこにいるのかが、紙に記されており、ひと目でわかる。
台本がなくても話の流れはわかるが、途中から読んだり推敲したりすることができない。地図がなくても街は歩けるが、迷子になったとき永遠に堂々巡りになるかもしれない。設計図なしに手探りでもプラモデルはできあがるが、できあがるまで大きさも形の予測が難しい。つまり楽譜(設計図)があれば、音楽を効率良く作れるということだ。(「はじめに」より)
■著者について
山本 美芽(やまもと・みめ)
音楽ライター/ピアノ教本研究家。東京学芸大学大学院修了。ピアノ教育とジャズ・フュージョンを軸に執筆、音楽誌「ムジカノーヴァ」「ジャズジャパン」などに寄稿。ピアノ教本研究家として全国で講演を行う。ピアノ講師としても指導に携わる。facebookで「山本美芽ライティング研究会」を主宰、多くのピアノ講師とともに次世代のピアノレッスンのあり方を追求、発信している。著書『ピアノ教本ガイドブック』(音楽之友社)『自分の音、聴いてる?』(春秋社)など多数。ピティナ指導会員。
商品詳細
音楽力を伸ばす「譜読み」の基本~楽譜攻略13のステップ~
定価:1,980円(10%税込)
仕様:A5判/296ページ
発売日:2021年9月28日
ISBN:978-4-636-89410-3
商品コード:GTB01089410
https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTB01089410
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