環境に配慮した収縮フィルム、オレフィン系グレード「GEOPLAS (R)FRG」を販売開始!

市場普及を進め、収縮フィルムの新たな資源循環型社会を目指します

グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:佐口 敏康、以下「グンゼ」)は、環境に配慮したオレフィン系収縮フィルム「GEOPLAS (R)(ジオプラス)」の一般収縮グレード「FRG(エフアールジー)」を2022年2月1日から販売開始いたします。比重が1以下の本製品は、他素材と比較すると、同じ厚みでも樹脂量の削減ができ、温室効果ガスの削減につながります。将来的には比重で分離することで、ラベルの水平リサイクル(注1)の実現を目指します。本製品の市場普及を進め、収縮フィルムにおける新たな資源循環型社会を創造してまいります。
※注1:水平リサイクルとは、回収したプラスチックを細かく砕いて洗浄し、もとの容器と同じ用途で使う方法。主にペットボトルで活用されており、「ボトルtoボトル」と呼ばれています。グンゼはこれをさらに進め、「ラベルtoラベル」まで進化させていきます。

■開発の背景

グンゼは、2019年12月「プラスチック資源循環基本方針」を制定し、プラスチック容器、ラベルの再生を促進し、収縮ラベルを資源循環型社会の中に取り込む方針を示しました。今回発売する製品は、資源循環型社会を創造する上で戦略的な製品と位置付けております。

■新オレフィン系グレードについて

製品名: GEOPLAS FRG(ジオプラス エフアールジー)
製品展開:製品厚み 40μm(自動ラベル装着機で使用可)
製品特長:樹脂量削減と比重分離が可能なラベル。業界汎用品のOPSフィルムと同等の収縮性能を保有
展開用途:PETボトル飲料、食料品、日用品等のラベル
販売時期:2022年2月1日より販売開始
販売計画:初年度(2022年度)200tの販売を目指す

■今後の展開

新たな資源循環型社会を創造するにはステークホルダーの皆さまの理解が必要となります。そのため、グンゼは、製品特長の啓蒙活動を進め、早期の市場普及を図ってまいります。また、海外展開も視野に、米プラスチックリサイクル業者協会(APR)および欧州PETボトルプラットフォームなどの認証取得を進めてまいります。そして、2030年までにバイオマス原料もしくはリサイクル原料のみでできたポリオレフィン系収縮フィルムの販売を目指します。


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