「出会いは欲しいがマッチングアプリは利用しない」という人が６割。その理由とは？

株式会社ネクストレベル（本社所在地：神奈川県横浜市、代表取締役：田中大洋）が運営するマッチングアプリ大学（https://jsbs2012.jp/）では、マッチングアプリを使ったことがない男女２０９名を対象にアンケート調査を実施し、「なぜマッチングアプリを使わないのか」に関する質問に答えてもらいました。

マッチングアプリの未経験者に恋愛に関する状況を質問したところ、６０.３％の男女が新しい出会いを求めているという結果になりました。結婚相手、恋人、遊び相手など目的はさまざまですが、半数以上が異性との出会いを求めている状況です。

このように大半の人が出会いを求めているにも関わらず、なぜ「気軽な出会いのツール」でもあるマッチングアプリを使用しないのでしょうか。

最初にアンケートしたのは、マッチングアプリ未経験者へのマッチングアプリに対する意識です。「マッチングアプリを使用した出会いはありかなしか」という質問には、１７.７％の男女が「なし（考えられない）」と回答しました。前回実施したマッチングアプリ経験者に対する同様のアンケートで「なし」と回答したのは全体の１.５％で、その差は約１２倍です。

（参考）マッチングアプリ経験者に聞いた「マッチングアプリでの出会いはありorなし？」
https://jsbs2012.jp/love/matchingapp-deaiari.html

この結果から、マッチングアプリ未経験者と経験者とでは、マッチングアプリに対するイメージが大きく異なるということが予想されます。では、実際にどのようなイメージを持っているのか見ていきましょう。

マッチングアプリを使用した出会いは「なし（考えられない）」と回答した男女は、マッチングアプリに対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。

コメントを見ると以下のような意見が多く見られました。

・プロフィールの信頼性が低い
・実際に対面で会うまでどんな人か分からない
・業者が多いと聞いた
・会ったことのない人に会うのが不安

マッチングアプリを使用すれば、出会いのきっかけを増やすことはできます。しかし、せっかく出会っても相手のことが信用できなければ、その先の交際や結婚に進むことは難しいと考え、マッチングアプリを使用した出会いは「なし（考えられない）」と判断したのかもしれません。

次に、マッチングアプリを使用した出会いは「あり」と回答した男女と、「なし（考えられない）」と回答した男女について、現在どのような状況なのか比較してみました。すると、マッチングアプリを使った出会いは「なし」と回答した男女のほうが、「結婚相手を探したい」「恋人がほしい」という真剣な出会いを求める人の割合が多いことがわかりました。

遊び目的でなく、恋人や結婚相手など将来的に自分の人生のパートナーになり得る異性と出会いたいので、マイナスイメージのあるマッチングアプリでは真剣な出会いは期待できないと考えているのかもしれません。

また、マッチングアプリでの出会いは「あり」と回答した男女のほうが、より「異性の遊び相手がほしい」という人が多いこともわかります。マッチングアプリ未経験者にとって、マッチングアプリは将来を考えた出会いではなく、気軽な出会いを求めるツールだというイメージがあるようです。

マッチングアプリでのパートナー探しは「あり」と回答した人に、今後アプリを使ってみたいか質問したところ、１０.１％が「使ってみたい」、４９.３％が「興味がある」と回答する結果となりました。マッチングアプリ未経験者の半数以上がポジティブなイメージを持っているということがわかります。

同じ質問に関して、男女で比較してみました。その結果、「興味はある」「使ってみたい」と回答した男性は５４.６％、女性は４３.８％となりました。

「使いたいと思わない」という回答の割合も男性３５.１％、女性４３.７％のため、女性のほうがマッチングアプリの使用に消極的で、男性のほうが関心が高いということがわかります。

マッチングアプリに「興味がある」「使ってみたい」と回答した理由に関しては以下のとおりです。

【男性の意見】

【女性の意見】

マッチングアプリに興味がある人の意見では、「周りの人が使っている」「出会いの幅が広がる」といった声が多目立ちました。また他にも、「マッチングアプリの種類が多いので、どれが自分に合っているのか、どれが安心して使えるのかわからない」というコメントも見られました。

次は、「マッチングアプリを今後も使いたいと思わない」と回答した理由を紹介しましょう。

【男性の意見】

【女性の意見】

男性からは「お金がかかる」という意見が複数見られました。女性は無料の場合が多いですが、男性はたいてい３，０００円〜４，０００円程度の月会費がかかるため、手を出しづらいと感じる人もいるようです。
一方で女性からは、「怖い」「危険なイメージがある」といった意見が多く寄せられました。

新たな出会いにリスクが伴うのは、マッチングアプリだけではありません。どんな方法で出会った相手であっても、最初は特に、「万が一」を考えた行動を取ることは必要不可欠でしょう。

半数以上の男女がマッチングアプリを「使ってみたい」「興味がある」と回答しながら、実際には使用していないのが現状です。そこにはどのような理由があるのでしょうか。男女別に意見をまとめてみました。

【男性の意見】

【女性の意見】

マッチングアプリの使用に至らない理由を詳しく見てみると、男女ともに、不安や抵抗感がぬぐえないといった意見が多くありました。周りの友人・知人の多くが使用しているため興味は持っており「いつか使ってみたい」という気持ちはあるものの、あと一歩の勇気が踏み出せないという人が少なくないようです。

また男性に関しては「始めるのが億劫」といった意見も目立ちました。マッチングアプリに限りませんが、なにか新しいことを始めるにはそれなりのパワーが必要です。興味はあるものの始めてないという人にとっては、まだそのパワーを持つだけの理由がないのかもしれません。

次に、マッチングアプリを使ったパートナー探しのイメージについて質問してみました。結果としては、男性の６６.０％、女性の５７.１％がマッチングアプリは「恋人探しも婚活もあり」だと回答しています。マッチングアプリは使ったことがないけれど、半数以上が「真剣なパートナー探しに使えるかもしれない」と認識しているようです。

一方で、「恋人探しにも婚活にも使えない」「恋人探しならありだが、婚活には使えない」という回答の合計は、男性は２５.７％、女性は３３.１％という結果となりました。女性のほうが、マッチングアプリを利用した婚活に対して慎重になっていることがわかります。

また、回答者の恋愛・結婚願望の度合い別にマッチングアプリに対するイメージを整理すると、「マッチングアプリでの婚活はなし（考えられない）」と回答した割合が最も高かったのは「結婚相手を探したい」という男女で、その次に高かったのは「恋人がほしい」と願う男女だということがわかりました。

結婚や恋人探しという真剣な出会いを求めている男女は、真剣だからこそ慎重であるゆえに、マッチングアプリでのパートナー探しには懐疑的なのかもしれません。また、少し前までの「マッチングアプリ＝出会い系サイト」というイメージを未だに引きずっている人が少なくないことの表れともいえそうです。

マッチングアプリと一言でいっても、ライトな出会い（恋活）向け、真剣な出会い（婚活）向け、デート相手を探したい人向けなど、目的が違うさまざまアプリがあります。マッチングアプリのイメージを払拭するには、次のようなサイトをチェックし「使ってはいけないマッチングアプリの見分け方」などを知ってもらう必要があるのかも知れません。

（参考）マッチングアプリを利用する前に知っておくと安心できる情報まとめ
https://jsbs2012.jp/matchingapp/review/mami0016.html

マッチングアプリ未経験者がパートナー探しをするなら、どんな方法が望ましいと考えているのか質問したところ、「友人からの紹介」が６６.０％と、群を抜いて１位となりました。他にも合コンや飲み会、社会人サークルなど、オフラインでの出会いが支持を得ていることがわかりました。

では、マッチングアプリではなく、オフラインでの出会いを求める理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

なぜオフラインでの出会いを求めるのか、男女の意見は以下のとおりです。

【男性の意見】

【女性の意見】

オフラインでの出会いを求める理由としては、友人の紹介などで出会うほうが「安心できる」「打ち解けやすい」といった意見がほとんどでした。友人の紹介や何らかのコミュニティで知り合って、お互いのことを好きになり、恋人になるという流れが、理想とされる“自然な出会い”なのかもしれません。

しかし、そのような“自然な出会い”は意外とハードルが高く、友達が多い人や、職場に異性が多い人でなければ難しいのが現実ではないでしょうか。“自然な出会い”が支持される一方で、３２.１％のマッチングアプリ未経験者はパートナー探しの選択肢にマッチングアプリを選んでいます。

では、マッチングアプリ未経験ながらも、なぜパートナー探しの方法にマッチングアプリを選んだのか、理由をみてみましょう。

マッチングアプリは未経験で、パートナー探しの方法の１つにマッチングアプリを選んだ男女の意見は、以下のとおりです。

回答者のコメントをみると、マッチングアプリを使用したことはないけれど、気軽に利用でき、出会うきっかけを増やせるというマッチングアプリのメリット自体はしっかりと理解している男女が多い印象でした。

また、知り合いの紹介の場合、うまくいかなかったときに気まずくなったり、知人の顔を立てるという名目で交際してしまったりということも考えられるので、しがらみのないマッチングアプリも出会いの方法の１つだと考えている人も多いのかもしれません。

「今後マッチングアプリを使ってみたいか」という問いに対し、「使いたくない」と回答した男女が望むパートナー探しの方法は、こちらも１位は６３.８％で「友人の紹介」でした。

続いて、「合コン･飲み会」が３１.３％、「社会人サークル」が２７.７％、「ジム・習い事」が２５.３％となりました。マッチングアプリを使いたいと思わない人は、身近なコミュニティや、趣味・嗜好が似ている可能性のあるコミュニティの中からパートナーを探したいという傾向にあるようです。

また、「婚活パーティー」が１３.２％、「街コン」が８.０％とさほど人気がないことを考えると、マッチングアプリを「使いたいと思わない」人は、バックグラウンドのわからない不特定多数の異性と会うことに抵抗を感じるのかもしれません。

「今後使うなら、どのマッチングアプリを使ってみたいか」という質問では、ペアーズが２２.８％、Tinderが１２.２％、ゼクシィ縁結びが１１.２％という結果でした。
なぜそれらのアプリを使ってみたいのか、理由を次のような意見が多く見られました。

【ペアーズを選んだ理由】

【Tinderを選んだ理由】

【ゼクシィ縁結びを選んだ理由】

今回の調査では、マッチングアプリ未経験者でも多くの男女がマッチングアプリ自体には興味を持っていることと、一方で“安全性”や“信頼感”を重視し、オフラインの“自然な出会い”を求める傾向があるとわかりました。特に、共通の知り合いがいて素性が明らかだと、格別に安心感を得られるようです。

しかし、近年はマッチングアプリを利用して出会う人が増えていますし、未経験者でも「このアプリは有名なんだな」とわかるくらい知名度も上がっています。身近な友人がマッチングアプリを利用しているというケースも多いようで、今回の調査でもマッチングアプリに興味がある、これから挑戦したいと考えている人の合計が半数を超えていました。

日常生活を送っていて出会いが少ないと感じているのなら、自分で動き出さなければパートナーを見つけることは難しいかもしれません。出会うきっかけを増やすことができるのがマッチングアプリの強みですので、出会いのきっかけを作る１つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

調査方法：インターネットアンケート
アンケート母数：20〜40代の独身男女209名
実施日または時期：2022年04月28日～06月30日
調査実施主体：マッチングアプリ大学（https://jsbs2012.jp/）
調査会社：株式会社ネクストレベル

■マッチングアプリ大学はこんなメディアです■

【運営会社】
株式会社ネクストレベル
https://next-level.biz/
横浜・福岡にてWebメディア運営とシステム開発事業を展開。
『最新のマーケティング技術を用いて社会発展を目指す』をミッションとし、2008年の設立より婚活関連のマーケティングを始め、常に最新のマーケティングを取り入れ、多くの情報を発信。

【運営メディア】
マッチングアプリ大学
https://jsbs2012.jp/
縁結び大学
https://jsbs2012.jp/date/
マリピタ
https://jsbs2012.jp/maripita/
ミライのお仕事
https://jobseek.ne.jp/

【気軽な相手探しから始めたい方はこちら】
＊マッチングアプリ人気ランキング
https://jsbs2012.jp/matchingapp/review/mami0016.html
＊婚活アプリランキング
https://jsbs2012.jp/marriage/knowhow/konkatu_rank.html