サイレックス・テクノロジー 国産無線LANモジュールの 新ラインナップを公開
~ USBインタフェース x IEEE 802.11ac x Bluetooth(R)無線LANコンボモジュール『SX-USBAC』~
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三浦 暢彦、以下 サイレックス)は、2021年3月26日に、USBインタフェース対応のIEEE 802.11ac x Bluetooth(R)無線LANコンボモジュール『SX-USBAC』を国内外に向けてリリースします。
『SX-USBAC』は、一般的に広く利用されているUSB 2.0インタフェースを採用、モジュール形状は表面実装タイプ・USB Type-Aコネクタタイプの2種類が標準ラインナップとして提供され、基板上に実装する以外にも既存のUSBコネクタに接続することで幅広い機器に業務品質の無線LANを搭載できます。日本、アメリカ、カナダ、欧州の無線認証を取得済みで、対応する無線LANドライバがサイレックスから提供されているため、スムーズに製品開発を行えます。
USB対応の無線LANモジュールは数多く流通していますが、一般的にこれらを業務用途の機器に採用検討する際にはハードウェア品質のばらつき、無線LANドライバの不安定さ、製品の計画寿命に応えられる供給性など多くのハードルが存在します。今回リリースされる『SX-USBAC』はサイレックスが自社で設計・開発・評価・製造・検査の全工程を管理している国産の無線LANモジュールであり、安定した品質と長期供給性から産業・医療・ワークプレイス等、業務用途の機器にも利用できます。
また、サイレックスは『SX-USBAC』のコア部品であるQualcomm社製QCA9377チップセットを多くの製品に搭載してきた実績を持っており、そのノウハウをQualcomm社の最新リファレンスドライバに反映させることで機能拡充や調整を行い、快適な通信を実現できる無線LANドライバを提供しています。
『SX-USBAC』は、IEEE 802.11acの高速通信と最新のセキュリティ規格であるWPA3Personal/Enterpriseに対応し、秘匿性の高い情報を取り扱うネットワークにも無線LANを導入できるため、プリンタ複合機など大容量のデータを高速かつセキュアに通信するシステムに適しています。また、無線LANとBluetooth(R)両対応によりデータ量の多い画像は無線LANで、メンテナンス情報や設定はBluetooth(R)で通信するなど用途に合わせて使い分けることも可能で、使い慣れたスマートフォンやタブレットとも接続できる柔軟なシステム構成を実現します。
製品概要
製品名 :SX-USBAC-SMT(表面実装タイプ)、
SX-USBAC-TAC(USB Type-Aコネクタタイプ)
無線仕様 :IEEE 802.11ac Wave2/a/b/g/n
Bluetooth(R)仕様:Bluetooth(R) v5.0 Class1 BR/EDR/LE
動作温度条件 :-40℃~+85℃
その他の特徴 :ステーションモード、アクセスポイントモード対応
Qualcomm QCA9377-7チップセット搭載
PHYデータレート最大433Mbps(11ac VHT80時)
80MHz帯域モード(5GHz使用時)
高密度の変調モード(256QAM)
WPA/WPA2/WPA3(Personal/Enterprise)
日本・アメリカ・カナダ・欧州の無線認証取得済
サイレックス・テクノロジーについて
https://www.silex.jp/index.html?pr=210316
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。産業機械、医療機器、ディスプレイ機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。
・記載された社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。