露地栽培アガリクス(KA21株)の手術後の 早期回復効果について学会発表

東栄新薬株式会社は、第20回日本抗加齢医学会総会において、露地栽培アガリクス(KA21株)の手術後の早期回復、乾燥状態で肌の張りを維持する作用について東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で学会発表を行いました。

露地栽培アガリクス(KA21株)の術後の早期回復効果

「露地栽培アガリクス(KA21株)の美容分野への応用ー創傷及び肌ダメージ修復効果の検討」として、第20回日本抗加齢医学会総会(2020年9月25日～27日)https://www.c-linkage.co.jp/jaam2020/にて東京薬科大学薬学部免疫学教室(東京都八王子市堀之内1432-1)と共同で学会発表を行いました。

【試験内容】マウスにコントロール(アガリクスなし)、ハウス栽培アガリクス、露地栽培アガリクス入りのエサを与え、背中を剃毛後に生検用器具(直径2mm)で切除。皮膚のコラーゲンの産生能や経時的に傷の修復率を測定。

【結論】露地栽培アガリクス(KA21株)を摂取することで、受傷後に起こる炎症には影響を与えることなく、TGF-βやコラーゲンI型、III型の合成活性化を介した創傷治癒の促進が起こることを確認した。露地栽培アガリクス(KA21株)の摂取は、これまでに報告されている感染防御の他に、傷の早期修復といった側面からも、外傷や手術前後の体調管理に有用と考えられる。

【試験内容】マウスにコントロール(アガリクスなし)、ハウス栽培アガリクス、露地栽培アガリクス入りのエサを与え、剃毛後4日後に皮膚にアセトンを塗布。皮膚を過乾燥状態にし4時間経過後に測定器を用いて肌の水分量と張りの状態を測定した。

【結論】露地栽培アガリクスは、アセトン処理による肌の過乾燥に対する水分保持には影響を与えなかったが、乾燥状態に対して肌の張りを維持する効果を示した。

露地栽培アガリクス(KA21株)の摂取は、術後の腫れなどに影響を与えることなく、コラーゲンやTGF-βの合成促進を介した創傷面の治癒促進が確認されたことから、美容手術後の早期回復用サプリメントとしての応用が期待される。

日常的な肌へのダメージに対してコラーゲン産生による肌ダメージを回復し、乾燥に対する肌の張りを維持する効果が期待できることから、乾燥・日々の肌ダメージに対する美容サプリメントとしての応用が期待される。

アガリクスは、補完代替医療の分野で健康食品・サプリメントとして広く利用されている南米ブラジル原産のキノコ。「菌株、栽培条件や産地により、その特性や含有成分が異なる＊。」「アガリクス含有製品には、製品により品質に大きな違いがある＊」とされます。
＊国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報ホームページより抜粋
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail75lite.html

アガリクスの原産地ブラジルでキング・アガリクス21(＝KA21)株を使用して、太陽の下、露地栽培されたアガリクス。暗所で栽培される通常のハウス栽培アガリクスに比べ、サイズは大きく育ち、主要成分のβ-グルカンやビタミンD＊などを多く含み、抗酸化活性が5倍以上＊＊といった特徴があります。
＊日本食品分析センター調べ
＊＊ IntJMedMushrooms.2019033173, pages 31-43

KA21株のメーカーである東栄新薬株式会社は、これまでにKA21株に関する研究開発を20年以上行い、国際論文発表数は30本とアガリクスメーカーの中でも最も多くの研究実績があります。麻布大学獣医学部、慶應義塾大学SFC研究所、国立長寿医療研究センター、順天堂大学医学部、東京大学食の安全研究センター、東京薬科大学薬学部免疫学教室などとの共同研究実績があり、動物実験ではKA21株の抗腫瘍効果、抗がん剤の副作用軽減効果、肝臓の保護作用、心臓の保護作用、血糖値の低下作用、育毛促進作用、ヒト臨床試験にて免疫増強作用、疲労感の軽減効果、抜け毛の改善作用など様々な有効性を確認しています。
https://www.toeishinyaku.com/

露地栽培アガリクス

キングアガリクスと社長：元井 章智

左：露地栽培アガリクス　右：ハウス栽培

β-グルカンの含有量の違い

栄養成分の違い

抗酸化活性の違い

アガリクスメーカーの論文発表数