【藤井聡】「表現者大学」を開設しました、是非参加下さい!

~『思想』を深く学ぶ大学に準じたネット空間~

From 藤井 聡(表現者クライテリオン編集長・京都大学教授)
「表現者クライテリオン」が創刊して早い物で2年と半年が経ちました。
西部邁先生から本誌をお引き継ぎし、新しくクライテリオンを「創刊」する際に、新しい編集委員の皆さんと練った構想が、定期的な雑誌刊行を軸として、様々な言論活動を社会運動として展開していく、という方針。
その方針にそってこれまで、メールマガジンの配信や、KBS京都での週刊クライテリオン・ラジオの放送、全国でのシンポジウムの開催、そして表現者塾の開講などを展開して参りました。
そんな中で、さらにこの言論活動をより「深く」展開していくことを企図してこの度、約半年間の準備期間を経て、「表現者大学」を開設することとなりました!

「表現者大学」の概要は
https://the-criterion.jp/academy/

に掲載しておりますが、改めて申し上げますと、それは雑誌『表現者クライテリオン』が提供するオンラインコミュニティ。
編集長の当方をはじめ、編集委員の柴山桂太・浜崎洋介・川端祐一郎は全員、実際の大学教員を務めており、大学における日々の「講義」や「ゼミ」を通して、雑誌『表現者クライテリオン』や「表現者塾」(塾生募集はこちら)ではカバーし切れないような、より深く幅広い知識や教養を身につける機会を提供しています。
こうした教育機会は本来、それぞれの大学に入学してはじめてアクセス可能となるものですが、それに近い場を一般の方にも提供するために、このたびヴァーチャルなネット空間を活用して「表現者大学」を設置することとしました。
表現者大学では、編集委員をはじめとする執筆メンバーによる「講義」や「読書ゼミ」の開催等を通じて、政治・経済・思想・文学などについて「深く学ぶ」機会を提供します。
より具体的に申し上げますと、表現者大学で提供するものは、以下のような機会です。

〈講義動画:常設〉
大学で提供されているものに準ずる、表現者大学入学者「限定」の講義動画を配信します(令和2年6月時点では1本ですが、鋭意拡大していきます)。後述の会費以外に、別途受講料を申し受けます。

〈ゼミ:月1回以上〉
・ZOOMによるオンライン読書ゼミ(保守思想の古典文献等の読書会)
・講義ゼミ(講義動画についての質疑応答)
・雑誌ゼミ(雑誌『表現者クライテリオン』最新号についての質疑応答)

〈その他:月1回〜不定期〉
・『表現者クライテリオン』座談会の動画視聴(隔月)
・『表現者クライテリオン』シンポジウム動画の配信(不定期)
・『表現者クライテリオン』未発売号の一部記事の先行配信(月1回程度)
・非公開Facebookグループでの会員・執筆者・スタッフとの交流や意見交換

なお、現時点で提供している講義は以下のものです。

講義:大衆社会論~大衆社会の処方箋:現代社会問題を読み解く思想と哲学~
講師:藤井聡(京都大学大学院教授)。
テキスト:『大衆社会の処方箋』(藤井聡・羽鳥剛史著、北樹出版)
概要:現代において、我々が社会問題と認識しているものの大半は、哲学者ホセ・オルテガが指摘したように「大衆化」という深刻な病から派生した二次的な症状に過ぎない。技術に基づいて量産を図る産業革命と、民主主義を無条件に是とするフランス革命によって完成した「近代」という時代においては、不可避的に大衆化せざるを得ない、という構造であった。
本講義では、その社会的病理の構造と改善に向けた処方箋を、大衆社会批判の哲学及び実証的社会科学の知見を駆使しながら探っていく。
受講にあたり、以下の書籍の参照を推奨しますが、動画中にスライド(ダウンロードも可)を表示しますので、本動画のみで学習いただくことも可能です。

こうした講義は鋭意、拡大していく予定です。
(なお、この動画は、表現者大学で提供することを企図してつくったものですが、現在のコロナ感染症状況下で、授業が全てリモートになった事を受けて、実際に、京都大学大学院都市社会工学専攻の「人間行動学」(担当:藤井聡)の講義で、毎週使用しております。すなわちこの動画は、大学講義に準ずるもの以上の、本格的な内容となっています)。

本学に「入学」(入会)をご希望の方は、
https://the-criterion.jp/academy/
の「入会の方法」の項をご覧の上、お手続き下さい。

当方や編集員各位が、日々雑誌やTV、雑誌で日々配信してい発言の「背後」「根底」にある思想をしっかりと学ぶ機会としてのこの「表現者大学」へのご加入、是非ともご検討下さい。

表現者クライテリオン編集長
藤井聡(京都大学大学院教授)


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