【名城大学】農学部の香村恵介准教授と学生が愛知トヨタ販売店で「運動あそび&運動能力測定会」を開催

包括協定を締結する「株式会社ATグループ」との連携事業として企画

ウレタン棒を使った運動遊びを楽しむ子どもたちとサポートする学生たち

本学と産学連携に関する包括協定を締結している「株式会社ATグループ」(名古屋市昭和区)の販売店「愛知トヨタツインカム店」(日進市浅田平子)で2月9日、本学農学部の香村恵介准教授(スポーツ健康科学)が指導し、本学の学生による「Meijoプレイリーダーズ」がサポートするイベント「運動あそび&運動能力測定会」が開催され、年少から年長までの未就学の子どもたち38人がさまざまな運動遊びを楽しみました。

午前と午後に計3回 未就学の子どもたち38人がさまざまな遊びを楽しむ

このイベントは協定に基づく連携事業の一環として企画されました。ATグループから本学に「『健康』をテーマにした地域貢献活動を一緒に実施したい」との提案があり、香村准教授とATグループが意見交換して企画内容を検討。「運動あそび&運動能力測定会」として初めての開催となりました。

本学ではこれに合わせ、今後、ATグループをはじめとする企業や地域などと連携した各種イベントで、運動遊びプログラムの企画・立案や運営・サポートなどを担ってもらう本学学生のコミュニティ「Meijoプレイリーダーズ」を募集。「将来、子どもに関わる仕事に就きたい」「体を動かすことが好き」といった19人が応募し、第1回の活動となるこの日は15人が参加しました。

「お宝」ボールを使った遊び
屋内で開催されたイベント

イベントは午前に1回と午後に2回、それぞれ10~15人の子どもたちが参加して1時間にわたって屋内のスペースで開催しました。初めに、仲間と一緒にいろいろな動きを楽しく経験する「運動あそび」で子どもたちは、サポート役の学生と一緒に「お宝」のボールを運ぶ競争で会場内を勢いよく走り回ったり、学生が上下に動かすウレタン棒をよけるため思い切りジャンプしたりしゃがんだりと、最後まで元気に体を動かしていました。

本学学生のコミュニティ「Meijoプレイリーダーズ」の15人がサポート

続く「運動能力測定会」では、香村准教授が代表の研究チームが開発した幼児の運動能力を簡便に測定できる新ツール「SMC-Kids」の一部を実践。2つの紙ボールを1つずつ運びながら往復する「10m折り返し走」と、バドミントン用のシャトルを5回投げる「シャトル投げ」に子どもたちが挑戦。学生たちがタイムや距離を測定してパソコンに入力し、運動能力の発達状態などが分かる結果票を終了時に保護者に手渡しました。

イベント開始前に香村准教授から「子どもと目線を合わせる」「子どもが言ったことをまるごと受け止める」などとアドバイスを受けた学生たちは、「早かったね!」「がんばったね!」などと積極的に声を掛けたり、ハイタッチしたり。間部和泉さん(農学研究科修士1年)は「小さい子が好きですが、これまで子どもと関わることが少なかったので貴重な経験になりました。楽しかったのでまたやりたいです」と笑顔を見せていました。

シャトル投げ

終了後、ATグループの担当者は「お子さんも保護者の皆さんもこれだけ盛り上がり、大変喜んでいただけるイベントになったので、今後も継続していくことができれば」と語り、香村准教授も「親だけが子どもたちの成長を支えるのではなく、企業なども支える側になるのが当たり前の社会になることを期待しており、これからもこうした機会が増えていけば」と話していました。

開会前に打ち合わせをする香村准教授と学生たち
遊びを説明する香村准教授
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