三井化学 100%子会社のSDC Technologies社、 メガネレンズ加工機器メーカーのCoburn Technologies社を買収  ~ビジョンケア材料事業のソリューションビジネス化を加速~

2022-11-10 13:45

三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)の100%子会社であるSDC Technologies, Inc.(所在:米国・カリフォルニア州、CEO:Richard Chang、以下 SDC)は、メガネレンズ加工機器の開発・製造・販売を行うCoburn Technologies, Inc.(所在:米国・コネチカット州、CEO : Alex Incera、以下 COBURN)を買収することで合意し、2022年11月10日にCOBURNがSDCの100%子会社となりましたので、お知らせいたします。

三井化学グループ ビジョンケア材料事業|

 コーティング機能やレンズ加工技術の拡大によりソリューションビジネスを拡大

三井化学は、メガネレンズ材料のリーディングカンパニーとして、高屈折率レンズ材料MRシリーズをはじめとした様々な屈折率や特性の材料を世界中のレンズメーカーに提供しています。また、メガネレンズに欠かせないコーティング材料分野では、2008年にSDCを買収して以降、2010年には防曇コート材に強みをもつFSI Coating Technologies、2014年にはUV硬化型ハードコート材のLTI Coating Technologies(2017年にSDCが吸収合併)、20年には、超撥水・反射防止コート材をもつCOTEC(R)をグループに加え、メガネレンズの長寿命化や高機能化に貢献する製品を提供してきました。
このたび、メガネレンズ加工ラボ(技工所)向け機器や消耗品の製造・販売で65年の歴史を持つCOBURNを新たにグループに加えることで、デジタル化、省力化、環境負荷低減などの社会課題に対して、材料と加工機器、それぞれの強みを融合したイノベーションを提供してまいります。三井化学のビジョンケア材料事業は、メガネレンズ革新を牽引する高性能・高品質な製品やサービスを提供することで、世界中の人々の目の健康や快適さに貢献してまいります

三井化学グループのメガネレンズトータルソリューション

会社概要

【SDC Technologies, Inc.( https://sdctech.com/ )】
本社所在地:米国・カリフォルニア州
代表者  :Richard Chang
設立   :1986年
株式構成 :三井化学(三井化学アメリカ)100%
事業内容 :耐擦傷、防曇、超撥水・反射防止コート材
      およびコーティング機器の製造・販売・研究
主な用途 :メガネレンズ、ICT機器、モビリティなど
拠点   :米国、シンガポール、中国、英国

SDC Technologies, Inc. ロゴ

【Coburn Technologies, Inc.( https://www.coburntechnologies.com/ )】
本社所在地:米国・コネチカット州
代表者  :Alex Incera
設立   :1954年
株式構成 :SDC 100%
事業内容 :メガネレンズ加工・コーテクング機器、
      各種消耗品、検眼機器の製造・販売・研究
主な用途 :メガネレンズ
拠点   :米国、シンガポール、中国、インド、英国

Coburn Technologies, Inc. ロゴ

SDC:Richard Chang CEOのコメント

レンズ加工機器の領域で卓越した技術力と実績を誇るCOBURNを仲間に加えることで、SDCのコーティング材料、機器、レンズ加工技術との様々なシナジーが生まれ、SDCグループのポートフォリオ拡充、グローバル展開の加速が進むことをとても楽しみに思っています。SDCはメガネレンズのトータルソリューションカンパニーとして、メガネレンズ産業の皆様と共に成長していきます。

COBURN:Alex Incera CEOのコメント

SDCとのパートナーシップは、製品ポートフォリオの拡充やソリューション強化の観点で、最高のものだと思います。COBURNが得意とする自動化された加工装置にSDCの持つ革新的なコーティング材料を組み合わせることで、世界中のレンズ加工ラボに新しい価値を提供することができます。技術革新と顧客満足を企業文化とするSDCグループの一員となることを誇りに思います。

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