欧州の決済カード市場は回復基調、しかしプリペイドカードとコンタクトレスカードが低迷
株式会社グローバル インフォメーションは、リテールバンキング・リサーチが発行した報告書「Payment Cards Central and Eastern Europe 2012 (中東欧の決済カード市場(2012年))」の販売を開始しました。
欧州の決済カード市場は、2009年に横ばい状態でしたが、2010年には回復基調を示しました。カード数は3.4%増加し、取引数は、8.9%、カード決済による価値は、10.5%の成長となりました。
これは、低迷状況がより長期化すると懸念していた決済カード業界にとっては良いニュースです。しかし、まだ完全に回復したわけではありません。
最新のデータをより深く分析してみると、残念な側面も見られます。
特に、プリペイドやコンタクトレスといった新しいカードタイプの普及の進展は、思わしくありませんでした。
プリペイドカードは、この調査が対象としている31ヶ国中、23ヶ国で発行されていますが、未だに、この地域の決済カードのわずか2%の割合を占めるにすぎません。そのほとんどは、イタリアで発行されています。
プリペイドカードは、従来のデビットカードや現金決済と競合しており、決済カード市場におけるポジショニングに苦労しています。
プリペイドカードには、旅行者、移住労働者、銀行口座のない若年層といったターゲット層が多くありますが、どれもプリペイドカードを主導的にけん引するにはいたっていません。
コンタクトレスカードにおいては、欧州は、まだほとんどパイロット市場で、UKのようにコンタクトレスカードの基盤のある市場でさえ、取引量は僅かです。
課題は、コンタクトレスカードの関連事業者にビジネスケース、つまり事業計画等のツールが欠如していることにあります。技術的にはうまく稼動しており、特に、取引価値が低い分野で大きな潜在市場があるため、これは残念なことです。
市場調査レポート: 中東欧の決済カード市場(2012年)
Payment Cards Central and Eastern Europe 2012
http://www.gii.co.jp/report/rbr231911-payment-cards-central-eastern-europe-2012.html
出版日: 2012年01月
発行: Retail Banking Research Ltd.
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