7/31(金)第1回次世代ものづくり技術セミナーを開催~最先端の金属3Dプリンタもご見学いただけます~ 近畿大学工学部次世代基盤技術研究所

2015-06-30 14:00

近畿大学工学部(広島県東広島市)は平成27年(2015年)7月31日(金)、金属粉末を材料として使用する最先端の金属3Dプリンタに関する「第1回次世代ものづくり技術セミナー」を開催します。また、金属3Dプリンタの見学会も実施します。

【本件のポイント】
● 経済産業省の次世代3Dプリンタ開発プロジェクトを実施する「技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構」にてプロジェクトリーダーを務める近畿大学工学部教授の京極秀樹が趣旨説明
● 金属3Dプリンタを実際にご覧いただける見学会※を開催
● 最先端の技術の活用方法を紹介、地元産業の活性化と人材育成をサポート
  ※金属3Dプリンタは稼働いたしません。

【セミナーの概要】
金属3Dプリンタは、インプラントなどの医療分野、あるいは自動車や航空機のエンジン部品といった航空宇宙分野といった、従来の樹脂材料では成し得なかった分野への応用が期待されています。

本セミナーでは、金属3Dプリンタの最新機種と造形ソフトウエアについて解説し、金属3Dプリンタの活用方法を地域企業の方に知っていただくことで、付加製造技術(Additive Manufacturing Technology※)による地元産業の活性化と人材育成を目指します。※材料を積層して3次元の造形物を得る技術

■日  時:平成27年(2015年)7月31日(金)13:30~17:00
■会  場:近畿大学工学部 メディアセンター マルチメディア講義室
     (東広島市高屋うめの辺1、JR山陽本線「西高屋」駅からバス約5分)
■対  象:地域企業の方、学生、教職員(一般の方入場可、定員120人、入場無料)
■申込方法:近畿大学次世代基盤技術研究所HP(http://kuring.hiro.kindai.ac.jp/)から
      申込書をダウンロードし、必要事項を記入の上、下記の宛先へFAXまたはE-Mailにて送付
      ※7月24日(金)締め切り
■お問合せ:近畿大学次世代基盤技術研究所
      TEL(082)434-7000 FAX(082)434-7020 E-mail:riit@hiro.kindai.ac.jp

【当日のスケジュール】
13:30~13:40 主催者挨拶 近畿大学工学部長 野村 正人

13:40~13:50 「次世代ものづくり技術セミナーの趣旨」
        近畿大学 工学部 ロボティクス学科 教授
        次世代基盤技術研究所3D造形技術研究センター長 京極 秀樹

13:50~14:35 講演1
        「EOS社ハイエンド3Dプリンタの特徴と活用事例」
        株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
        営業本部 AMビジネスユニット長 橋爪 康晃 氏

14:35~15:20 講演2
        「SLM社金属3DプリンタとLPW社パウダーの特徴と活用事例」
        愛知産業株式会社 専務取締役 金安 力 氏

15:20~15:30 休憩

15:30~16:15 講演3
        「金属3Dプリンタの造形ソフトウエアについて」
        マテリアライズジャパン株式会社
        Software for Additive Manufacturing グループ
        装置開発コンサルタント 小林 毅 氏

16:15~16:25 研究会設立に向けて(アンケート実施)

16:35~17:00 金属3Dプリンタ「SLM280HL」の見学会(希望者のみ)
        ※会場:近畿大学次世代 基盤技術研究所

【共催・後援】
■共 催:呉工業高等専門学校、広島大学、広島県立総合技術研究所、
     近畿大学工学部産学官連携推進協力会
■後 援:中国経済産業局、東広島市、国立研究開発法人産業技術総合研究所中国センター、
     公益財団法人ひろしま産業振興機構、公益財団法人くれ産業振興センター

【近畿大学次世代基盤技術研究所】
本研究所は広島キャンパスにあり、「社会連携センター」と6つの「研究センター」で構成されています。「社会連携センター」では、産官学連携のワンストップ窓口として共同研究や技術相談の受付を行うとともに、工学部の研究機能の強化支援や知財の管理運営などを行っています。「研究センター」では、6つの異なる分野で次世代の基盤技術開発をリードする最先端の研究を行っています。

【6つの研究センター】
■「自動車技術研究センター」
  安全・環境・利便性を追求するカーエレクトロニクスの技術開発を行う。

■「先端ロボット工学研究センター」
  医療福祉や生活支援に関わるロボット技術の開発を行う。

■「建築環境研究センター」
  太陽熱・雨水・風など自然エネルギーを利用した木造住宅の研究を行う。

■「3D造形技術研究センター」 ※平成26年(2014年)4月開設
  次世代3D積層造形技術の世界的研究開発拠点化を目指した研究を行う。

■「先端化学生命工学研究センター」
  医薬品・保健機能食品の開発を行う。

■「サービス工学研究センター」
  科学的・工学的手法を用いたサービス産業の生産性向上につながる研究に取り組む。

【3Dプリンタ開発の拠点】
近畿大学工学部は、経済産業省の「平成26年度(2014年度)三次元造形技術を核としたものづくり革命プログラム(次世代型産業用3Dプリンタ技術開発及び超精密三次元造形システム技術開発)」を実施する委託先として選定された「技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(https://trafam.or.jp/top/)」に参画しています。

技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構は、日本の新たなものづくり産業の創出とグローバル市場における競争力の強化のため、世界最高水準の次世代型産業用3Dプリンタ及び超精密三次元造形システムを構築することを目的として、近畿大学、東北大学、産業技術総合研究所他27社・団体の参画を得て、平成26年4月1日に設立されました。

本機構では、近畿大学工学部ロボティクス学科教授の京極秀樹が次世代型産業用3Dプリンタ技術開発におけるプロジェクトリーダーとして就任しており、今後、更なる研究開発を行い、3Dプリンタに関する技術の世界的開発拠点となることを目指します。

 見学会で展示する金属3Dプリンタ「SLM280HL」
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