北米の医療用プラスチック市場は10億ドル超
株式会社グローバル インフォメーションは、Frost & Sullivanが発行した報告書「Analysis of the Plastic Polymers in Medical Devices Market (米国の医療機器用プラスチック・ポリマー市場の分析)」の販売を開始しました。
当レポートによりますと、北米の医療用プラスチック市場は13億ポンド以上となり、これは売上げ換算で約10億ドルに相当します。2018年まで年平均5.2%で成長し14億5000万米ドルに達すると予測されています。塩化ポリビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)のようなコモディティプラスチックが出荷量の大半を占めています。
アメリカの高齢化は医療市場、特に低侵襲性手術に大きな市場機会を創出しています。経済状況が不安定な中、患者はカテーテルや医療チューブを用いる低侵襲の治療を好み、結果としてプラスチックポリマーの消費が増加しています。
「ベビーブーマーの人口は7600万人を超えている一方、医療を必要とする若い世代も増えています。」とChemicals and Materials部門Vice PresidentのShomik Majumdar氏は言います。「生活習慣病の罹患率の上昇と、政府によるヘルスケア推進によって、医療機器需要、ひいてはプラスチックポリマーの需要が高まっています。」
医療機関への滞在期間を短くする事で医療費を抑制しようという試みにより在宅医療機器への注目が高まっており、透析キットや糖尿病管理機器への需要が高まっています。このことにより医療用プラスチックへの需要が高まっています。プラスチックは柔軟性、耐久性、そして軽量の為、在宅用医療機器に好まれる傾向があります。
逆に医療用プラスチックに対する懸念点もあります。特に分解性とリサイクル性能です。しかしながら環境に関する問題は現状では決定的に重要な訳ではありません。PE, PP, PVCのようなコモディティ樹脂と価格の低さと性能の良さにより近い将来においては代替物への置き換えは起こらないでしょう。
「COPE、PEBAやアセタル化合物のようなエンジニアリング・プラスチックへの注目も高まっています。これらの中でも先進的な特長を持つものがニッチな領域、例えば再生医療や埋め込み型機器への応用が可能です。」とResearch Analyst の Tridisha Goswami氏は言います。「これらの先端材料はプラスチックポリマーの可能性を広げ、市場を牽引するでしょう。」
市場調査レポート: 米国の医療機器用プラスチック・ポリマー市場の分析
Analysis of the Plastic Polymers in Medical Devices Market
http://www.gii.co.jp/report/fs247496-analysis-plastic-polymers-medical-devices-market.html
出版日: 2012年07月20日
発行: Frost & Sullivan
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