【eXcafe(イクスカフェ)】地域の文化財を保存から活用へ 京都の甘味処カフェブランド「eXcafe」が本願寺と連携した取り組み

株式会社インデンスタイル

地域に眠る資源を活動し、まちを盛り上げることに寄与する京都の甘味処カフェブランド「eXcafe(イクスカフェ)」では、2023年4月に福井県あわら市に新店舗「eXcafe吉崎鳳凰閣」を出店しました。
同店舗は、仏教にまつわる貴重なまちの資源を本願寺文化興隆財団との連携により活用した店舗で、本物の文化財をそのまま活かした店舗として魅力あふれる形で開店に至りました。
その取り組みを以下にお知らせいたします。

まちの資源をそのまま活かした「eXcafe吉崎鳳凰閣」

eXcafe吉崎鳳凰閣は、2023年4月22日に福井県あわら市にて新たに誕生した道の駅「蓮如の里あわら」の敷地内に元々あった「蓮如上人記念館」を甘味処カフェとした店舗です。
ここ吉崎御坊は、古くは浄土真宗中興の祖といわれる蓮如上人が建立され、親鸞聖人の教えを聞き求める全国の参詣者であふれるようになったと伝わる場所で、店舗となった建物も立派なものでした。また、日本人にとっては大変身近なお寺のような落ち着きを感じさせてくれる、情緒豊かなまちのシンボルにもなっている文化的建造物です。

地元の文化財を魅力そのままに改修した店内の空間

寺院関連の建物をカフェへと活用した背景

なぜそんな正真正銘の文化財がカフェへと生まれ変わったのか。
そこには、店舗となるに際し、一般財団法人 本願寺文化興隆財団の理事長・大谷暢順氏との連携があります。
日本国内には約16万の寺社があると言われていますが、少子高齢化や地域の過疎化などの影響によって寺院は減少を続けており、全国の至るところで無住の空き寺となっているケースも少なくありません。
それでも、まちにとって重要な歴史ある文化財ですが、保存するだけでも多くの修繕費がかかるのも事実です。
そうした社会的機能が薄まった空き寺を当社のような企業が再生し多くの人に再び来ていただく。本願寺文化興隆財団の大谷氏にもその想いに賛同していただき、京都発の甘味処カフェである当ブランドより、この度の「eXcafe吉崎鳳凰閣」が産声を上げ、一度は閉まった門が再び開きました。

文化財から見える景色も絶景

保存から活用へと移る文化財

本願寺と連携して実現した取り組みは、平成31年4月に改正された文化財保護法も後押しします。
これまで保存の意味合いが強かったのが、文化財を活用しながら保存する視点が新たに盛り込まれたのです。
言い換えれば、古民家を宿泊施設に再生する活用法を文化財でも行うというものです。
実際に、保存のみとして残す方法では従来、管理費などの負担がありました。しかし、企業が活用することにより取り壊すことなく、その魅力を残しながら多くの方々にも楽しんでいただける機会となります。
事実、当店のある吉崎も人口100名ほどの小さなまちながら、1日500人もの方々に来場していただき、日々文化財に触れていただいております。
まちにとっても新たな観光客が訪れ、日本人の心に訴えかける文化財をより身近に感じていただくことで、建物のみならず日本の良きまちの景観までを物語として捉えることが可能になっています。

京都発祥 当ブランドの使命

当ブランドではこの度の新店舗で、文化財を店舗として活用し、多くの方々にご利用いただいていますが、全国で見ればこうした使われなくなった素敵な文化財は数えきれないほど各地に多く存在します。
しかし、放っておけば消えゆく日本の魅力は、活用することで再びまちとともに輝き始めます。
そうした文化財の数々を寺院との連携を通じて蘇らせ、観光客の方々にとって足を運びたくなる店舗を作っていくことは、寺院が身近な京都発のブランドとしての使命として、邁進して参ります。

保存から活用しながらの保存へ

eXcafeについて

2007年に京都の観光名所である嵐山の裏路地に立ち、口コミサイトで全国1位を獲得した「eXcafe京都嵐山本店」を皮切りに、花街・祇園の石畳の上に建つ「eXcafe祇園新橋」、京都市最古の円山公園敷地内にて、庭園と桜の絶景を見下ろすことのできる「eXcafe祇園八坂」をこれまでに展開する甘味処カフェブランドです。
2023年に、府外初出店店舗「eXcafe吉崎鳳凰閣」、京都の台所に暖簾を構える「eXcafe錦市場」も新たに開店し、現在5店舗。
七輪でお団子を手焼きして召し上がっていただく「ほくほく、お団子セット」が看板商品。

敷地内に日本庭園を持つ「eXcafe京都嵐山本店」
石畳の街並みに立つ「eXcafe祇園新橋」
池泉回遊式庭園に隣接した「eXcafe祇園八坂」

■店舗概要
店名:eXcafe吉崎鳳凰閣
住所:福井県あわら市吉崎1丁目901(道の駅「蓮如の里あわら」内)
TEL:0776-75-1233


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