ビーマー社、AI動画解析を強化するCABRソリューションに関するホワイトペーパーを公開

機械学習に用いる動画ファイルを軽量化できます!

2023年12月15日 ― ジャパン・トゥエンティワン株式会社(本社:愛知県豊橋市、以下:J21)は、海外パートナーであるビーマー社(Beamr Imaging, LTD.、NASDAQ:BMR、本社:イスラエル、以下:ビーマー社)が、AI動画解析のワークフローの複雑さを軽減する方法を詳述したホワイトペーパーを公開したことをお知らせいたします。これは、ビーマー社のコンテンツ適応ビットレート(CABR)ソリューションが、視覚品質を保ったまま動画ファイルの容量を小さくできることを利用したものであり、同社が新たなフロントで進展を遂げ、AI動画解析をサポートする能力があることを明らかにしました。

動画処理のための機械学習(ML)は急速に拡大している分野で、すでに数十億ドル規模の市場が形成されています。MLプレーヤーにとって大きな課題の1つは、容量の大きな動画ファイルやライブラリを管理することです。ファイルのクラスタが大きくなるにつれて、それらを格納し、転送するという作業が増大し、そのコストも増加しています。

新たなケーススタディの結果は、ビーマー社の技術を使用してこの課題に対処すれば、処理コストを削減できる可能性があることを示しています。

図1 オリジナルのフレームによる検出結果(※1)
図2 軽量化したフレーム(容量はオリジナルの54%)による検出結果

※1 PeopleNet-ResNet34を利用

ビーマー社の機械学習実験のスクリーンショットは、ソースファイル(図1)をより容量の小さい、軽量化された転送しやすいファイル(図2)に置き換えても、MLの検出結果に影響がないことを示しています。ホワイトペーパー(※2)では、ビーマー社のCABR技術による動画ファイルの容量削減率は平均で40%だったこと、および、それらを用いたML検出結果とオリジナルを用いた結果との間に差異がなかったことが報告されています。

テストはNVIDIA DeepStream SDK(※3)上で実施されました。これはAIベースのマルチセンサー処理、ビデオ、オーディオ、画像理解のためのツールで、NVIDIA Metropolis(※4) パートナーであるビーマー社にとっては自然な選択です。

ホワイトペーパーで提示された結果は、ビーマー社特許取得済みの技術「コンテンツ適応ビットレート(CABR)」が、オブジェクト検出などのMLタスクにかけられる動画ファイルにも適用できることを示しています。ビーマー社は今後、CABRがトレーニング段階で組み込まれたときに得られるさらなる潜在的な利点を調査し、より多くのモデルタイプとMLタスクを含む実験を拡大する予定です。

ビーマー社のコンテンツ適応ビットレートソリューションは、「Beamrビデオクラウドサービス」Webサイト(※5)にて、無償でお手軽にお試しいただけます。有償サービスは、2024年第一四半期に開始する予定です(※6)。

ビデオ軽量化の未来をいち早く体験するために、「Beamrビデオクラウドサービス」Webサイトにアクセスし、β版プログラムに参加して下さい。ビーマー社は、今後もビデオコンテンツ軽量化技術でストレージやネットワークのコスト削減に革命を起こし続けます。

Beamrビデオクラウドサービス(ベータ版)概要

URL:https://cloud.beamr.com/
費用:無償(節約された容量が100GBに到達した時点で終了)
登録・認証:Eメール、または、Googleアカウント(クレジットカード等の登録は不要)

軽量化ファイルのダウンロード期限:24時間(自動削除)
対応ファイル:1ファイル5GBまで、4K解像度まで、300FPSまで、H.264およびHEVC
処理プロファイル:1. 軽量化、2. 軽量化+リサイズ、3. 軽量化+フォーマット変換
その他:REST API、S3バケット接続機能
プライバシーポリシー:https://cloud.beamr.com/privacy.html(英語)

注)上記仕様は予告なく追加・変更になる可能性があります。


ビーマー社(Beamr Imaging, LTD.)について

イスラエルのヘルツェリアに本拠を置くNASDAQ上場企業で、コンテンツアダプティブビデオソリューションの世界的リーダーです。「テクノロジー&エンジニアリング・エミー賞2021」や「Seagate Lyve Innovator of the Year 2021」を受賞、53件もの関連する取得特許に裏付けられた同社の軽量化技術は、視覚的品質を維持したまま最大50%のビットレート削減を可能にします。
Web:https://www.beamr.com

ジャパン・トゥエンティワン株式会社について

1992年9月に創業し、“イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、プログラミング学習サービス「コードモンキー」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear® ACCESS」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」、視覚的品質を維持したまま動画のファイルサイズを削減する「Beamrビデオクラウドサービス」などがあります。
Web:https://www.japan21.co.jp/

※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。

お問い合わせ先

ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京本社:東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F
Tel:03-6775-7450
E-mail:beamr@japan21.co.jp
Web:https://beamr.japan21.co.jp/

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