【名城大学・硬式野球部】明治神宮野球大会への出場決める

三連盟王座決定戦 決勝戦で延長タイブレークの末、中部大学に5-3で競り勝つ

明治神宮大会への出場を決めた硬式野球部

本学硬式野球部は11月4日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で行われた「第20回東海地区・北陸・愛知三連盟王座決定戦」の決勝戦で中部大学(開催枠)と対戦し、延長11回タイブレークの末、5-3で競り勝って4度目の優勝を果たし、秋の大学日本一を決める「第55回記念明治神宮野球大会」への出場を決めました。同大会への出場は2022年以来2年ぶり9度目となります。

安江監督「こつこつと努力を重ね、歯をくいしばってやってくれた」と選手を称える

最優秀選手に選ばれた天野投手

3日の金沢学院大学(北陸地区代表)との1回戦では、4回裏に3点を失ったものの、5回表1死満塁で多和田尚旗選手(経営学部4年)の左前打で1点を返すと、7回表無死1塁から前田優空捕手(経営学部1年)の二塁打で1点差に詰め寄り、さらに1死満塁で朝岡慶選手(法学部4年)がレフト線を破る2点タイムリーで逆転に成功。その裏からマウンドに上がった抑えのエース天野京介投手(人間学部1年)が相手の反撃を封じました。

「延長では真っすぐだけを投げた」抑えのエース天野投手が最優秀選手(MVP)に

4日の決勝戦は春季リーグ戦で2敗、秋季リーグ戦でも1勝2敗と苦戦した中部大学との対戦に。両チームとも9回まで無得点のまま、無死1、2塁から始まる延長タイブレークに突入。10回表に天野投手の中前打で1点を先制すると、多和田選手の右中間への2点タイムリー二塁打でリードを3点に広げました。

10回裏にエラーが絡んで中部大学に3点を返されましたが、11回表に2死1、3塁から途中出場の佐藤光晟選手(都市情報学部2年)が左中間に二塁打を放ち、2点を加えて5-3と勝ち越すと、この日は8回から登板した天野投手がその裏、相手打線をピシャリと抑えて勝利を決めました。

10回表に2点タイムリー二塁打を放つ多和田選手
決勝打を放った佐藤選手

最優秀選手賞(MVP)に輝いた天野投手は「負けたら4年生の最後の試合になると思い、これまでの野球人生の中で一番苦しかったですが、先輩たちが『おまえなら大丈夫』と声をかけてくれて、延長に入ってからは自信のあるストレートだけを信じて投げました」と試合を振り返りました。
そして、明治神宮大会に向けて「全国大会という大舞台は初めてなので、すごく楽しみ。自分のピッチングをするだけです」と力を込めました。

明治神宮大会は11月21日(木)が初戦 環太平洋大学(中国・四国代表)と対戦

胴上げされる安江監督

投打の軸となっていた選手が抜け、春季リーグ戦では開幕から5連敗したチームが総力戦の末に優勝を決め、安江均監督は「特に4年生はこつこつと努力を重ね、厳しい要求にも歯を食いしばってやってくれた努力の成果が結果に出ました。監督ながら感動しました」と選手たちを称えました。2年ぶりに出場する明治神宮大会に向けて「代表として恥ずかしくないように、まずは初戦突破を目指して思い切ってやりたい」と意気込みました。

「第55回記念明治神宮野球大会」は11月20日(水)から25日(月)まで東京の明治神宮野球場(神宮球場)で、大学の部は全国から11大学が出場して開催されます。本学硬式野球部は21日(木)13:30から中国・四国三連盟代表の環太平洋大学と初戦を戦います。

スタンドから応援する部員たち
閉会式で表彰される岩屋翔悟主将(経済学部4年)と朝岡選手
優勝が決まり、喜ぶ小原学長(左)
女子駅伝部の米田勝朗監督らも応援

【1回戦から】

逆転タイムリーを放つ朝岡選手
応援に力が入る学生たち
1回戦に勝利し、笑顔を見せる選手たち
スタンドに飾られた応援メッセージ
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