リサイクル可能な紙基材の輸送用仮固定テープ 「テサテープ」が新製品tesa(R) 64295を10月に発売
粘着テープ製品の国際的なメーカーであるテサテープ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:トーマス・ガスナー)は、2024年10月より販売開始する新製品tesa(R) 64295で、家電製品輸送時の仮固定にサステナブルな選択肢を提供します。
・持続可能な製品設計:適切に管理された森林から採取された紙でできた基材と無溶剤の天然ゴム粘着剤で構成された仮固定用粘着テープ。製品全体の75%以上がバイオマス材料で構成。
・用途:高い接着力と糊残りのない剥離を特徴とし、輸送時に家電製品の部品や可動部を固定する。
・サステナビリティ目標:テサは2030年までに全製品に占めるリサイクル素材とバイオマス由来素材の割合を70%まで高めることを目標としている。
リサイクル可能な仮固定用粘着テープ
一般的にストラッピングテープとして知られている輸送用仮固定テープは、家電製品の輸送中に棚、ラック、コンテナ、インサートなどの緩い部品や可動部品の固定に使用されます。商品が消費者のもとに届くと仮固定用テープはすぐに剥がされ廃棄されます。従来のプラスチック素材の仮固定用テープは、プラスチックゴミを生じることがこれまでの課題でした。tesa(R) 64295は、より持続可能なソリューションに対する需要の高まりを受けて、開発されました。信頼性の高い接着性を有し、使用後はリサイクルプロセスを損なうことなく、包装材料と一緒に廃棄することができます(PTS-RH 021:2012試験方法に基づく)。
tesa(R) 64295は、適切に管理された供給源からの紙を使用した基材に、無溶剤の天然ゴム粘着剤を塗工した仮固定用粘着テープです。製品全体の75%※1以上がバイオマス由来です。また、紙管には再生紙を使用しています。
※1 製品重量に基づいた割合
持続可能性とパフォーマンスの融合
「輸送用仮固定テープは、商品が損傷なく到着することを保証し、輸送中の家電製品の破損による経済的損失やお客様の不満のリスクを軽減します」と、テサの家電部門責任者であるフランク・ドーマンは説明します。「tesa(R) 64295は、バージンプラスチックの使用量削減に貢献する製品です。私たちは、性能を損なうことなく、従来のプラスチックテープに代わる、より持続可能な代替品を提供することで、お客様のサステナビリティへの取り組みを支援します。」
持続可能な製品開発に注力
tesa(R) 64295の導入は、テサの包括的な持続可能性戦略における更なる一歩です。テサは2030年までに全製品に占めるリサイクル素材とバイオマス由来素材の割合を70%まで高め、バージンプラスチックの使用を半減させるという目標を掲げています。
tesa(R) 64295は、使用後にリサイクルプロセスに影響を与えることなく、梱包材と共に廃棄することができ、持続可能な包装ソリューションへの高まる需要に応えます。
tesa(R) 64295の詳細はこちらをご覧ください: https://www.tesa.com/ja-jp/about-tesa/press-insights/stories/11450951.html
■PTS-RH 021:2012に基づくリサイクル性試験
tesa(R) 64295は、PTS-RH 021:2012に基づいた試験方法によると、製品の71.7%がリサイクル可能です。リサイクル可能率は、水溶性物質を除いた製紙工程で再利用可能な部分を示します。最適なリサイクルを実現するには、紙と一緒にリサイクルする必要があります。粘着剤を含む残りの28.3%はリサイクルできないため、リサイクル時に廃棄する必要があります。tesa(R) 64295のPTS-RH 021:2012試験証明書は上記のリンクからご覧いただけます。
tesaについて
テサグループは世界100か国以上に展開する接着ソリューションのグローバルリーダーです。顧客の設計や工程要件を理解し、お客様のビジネスに適した包括的なソリューションをご提供しています。また、初心者でもDIYを楽しめる接着剤や粘着テープを使ったアイテムを一般消費者様向けにも展開しています。製品をお届けするだけではなく『くっつける技術』のプロとして、お客様が本当に必要とされていることを探求しベストなソリューションをご提案します。