DataCurrent、企業間の個人データ連携をセキュアに実現する「Anonymous Connect」の提供を開始
株式会社CARTA HOLDINGSのグループ会社で、企業のデータ利活用の推進を行う株式会社DataCurrent(本社:東京都中央区、代表取締役社長:多田 哲郎、以下「DataCurrent」)は、生活者から許諾を得られた個人データを企業間で安全に連携するソリューションとして「Anonymous Connect」の提供を開始いたします。
■サービス提供の背景
これまでデータの利活用を推進する企業が、自社の顧客に対するインサイトを深める目的で、外部の提携先企業が保有する属性・行動データと連携する場合には、一般的にはクッキーを用いた手法が利用されていました。
一方で、昨今では個人データの提供にかかわる法的な課題や、クッキーの利用制限に伴う代替手段の必要性という技術的な課題が顕在化してきています。
本サービスでは、このような課題に対応し、クッキーに代わる技術として顧客のメールアドレス等の個人データを別のIDに変換したうえで、セキュアに構築された環境下でのデータ連携が可能となります。
このように、「Anonymous Connect」を活用することで、安全に様々なデータを連携でき、プライバシーに配慮した多面的な分析をもとに効果的なマーケティングを実現できます。
■ソリューション概要
「Anonymous Connect」では、企業ごとに用意する独自の不可逆なIDを用いて、各企業の個別の環境下においてデータ処理が行われます。分析の結果は、生活者群のデモグラフィック分布、行動傾向の割合、興味関心の分布といった統計的な分析結果としてアウトプットされることで、分析の目的を達成しつつ、個々の生活者のプライバシーにも配慮された設計となっています。
※本サービスの利用にあたっては、データベースの性質に応じて、生活者から適切に許諾を得る必要があります。
■関連サービスの提供について
本サービスの利用にあたって、企業の課題ごとに対応したパッケージも用意しています。
①生活者からの同意取得パッケージ
個人データの提供にあたって、法令に基づき生活者から新たに同意を取得する場合に、必要なモジュール(※)や同意管理機能を提供します。
※Webサイト上に掲出するポップアップバナーなど、デジタル上の接点を活用し顧客からの同意取得を促すツール
②データクリーンルーム構築パッケージ
自社で独自に同様の仕組みを用意したいという企業様向けに、「Anonymous Connect」をベースとしたデータクリーンルームの提供が可能です。
■DataCurrentについて
生活者主体の考え方に基づくデータ活用を推進する専門会社として2019年6月3日に設立いたしました。 CDP導入支援のみならず、データ戦略設計から分析、広告配信、データプライバシーに関するアドバイザーサービス、新事業立ち上げサポートまで お客様の課題に沿ったデータ活用推進に必要なサービスを一貫してご提供しています。
今後もDataCurrentは、データ基盤の構築支援からビジネスでの活用まで、データを起点とした戦略立案・実行をワンストップで支援し、企業のデータ活用の推進に貢献して参ります。
【本件またはリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社DataCurrent 広報
E-mail:info@datacurrent.co.jp
【報道関係者お問い合わせ先】
株式会社 CARTA HOLDINGS 広報担当
お問い合わせフォーム : https://cartaholdings.co.jp/contact-pr/