日本オラクル、リアルタイムに業務システムと連携するビジネス・インテリジェンス製品群「Oracle Business Intelligence」最新版を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、オラクルのビジネス・インテリジェンス製品最新版「Oracle Business Intelligence R11.1.1.5 (以下 Oracle BI)」を本日より提供開始することを発表します。
「Oracle BI」は、業務とビジネス・インテリジェンスの連携を実現する全社的な情報活用基盤です。散在した情報を収集する機能「Common Enterprise Information Model(コモン・エンタープライズ・インフォメーション・モデル)」の上で、データを仮想的に統合してリアルタイムに分析し、また変動要因を調整しながらシミュレーションを行うことで、予測の精度をあげます。さらに意思決定してから基幹システムの業務プロセスを即時に実行させることが可能で、スピードを重視する企業のビジネス・プロセスに変革をもたらします。
最新版では、以下の点において機能強化が実現されています。
-モバイル対応
iOSに対応した専用の「Oracle BI」アプリケーションが提供されます。iPhoneとiPadを通して、「Oracle BI」を管理職や現場の担当者など幅広い層の方々が様々な場所で活用できるようになり、基幹システムやデータウェアハウスなどの多様な情報をリアルタイムに分析、可視化することができます。さらに業務システムと連携するための機能「Actionable BI(アクショナル・ビー・アイ)」を活用し、モバイル端末から基幹システムの業務指示を実行することが可能となりました。
-「Google Map」対応
地図データを活用して分析したいというニーズに応え、「Google Map」に対応しました。「Google Map」と「Oracle BI」のグラフと連動する機能や地図上での色別表示機能を搭載しました。地図上に分析結果のグラフを配置するなど、地図データと連携した視認性の高い分析結果の表示が可能です。
-分析対象データベースの種類を拡充
オラクルのインメモリ・データベース「Oracle Times Ten」やSAPのオンライン分析処理システム「SAP Business Information Warehouse」などのデータソースに新たに対応しました。これらのシステムのデータは変換を行うことなく、データを抽出するための仕組みを追加するだけで、「Oracle BI」の分析対象として活用することができます。多くの企業内システムにおいては多種多様な業務システムが混在しています。経営の意思決定においては、各業務システム単位ではなく、企業内のデータを統合的に分析することが求められており、「Oracle BI」ではこのようなニーズに応えていきます。
-業務アプリケーションとの連携強化
業務システムのデータを分析するためのひな形がすでに設定されているBIアプリケーション「Oracle Business Intelligence Applications」の基盤として「Oracle BI」最新版を活用することが可能になりました。これにより、オラクルや他社製の業務アプリケーション製品で構築されたシステムとBIシステムの連携が強化されています。モバイル端末で分析結果を閲覧して意思決定し、さらに業務システムへの実行指示を出すことが可能です。
-ウイザード()を活用したレポート作成機能の追加
分析レポートを作成する新機能「BI Composer(ビー・アイ・コンポーザー)」の搭載により、非定型分析レポートをウィザードの指示に沿った容易な操作で作成することができます。これにより、ITの専門知識を保有しない業務部門の担当者にも自由に分析機能が活用可能になりました。
()ウィザード:コンピューターに必要な操作や設定作業を、ユーザーに対してコンピューターから段階的に提示、誘導する機能
日本オラクルは、パートナーとともに「Oracle BI」のビジネスをよりいっそう強化していきます。今後の「Oracle BI」の需要拡大を見込み、パートナーの導入技術者を増強する施策として「BIエンジニア育成キャンペーン」を実施します。日本オラクルのビジネス・インテリジェンスの技術者が、ビジネスパートナー企業の技術者向けに、実機を使ったトレーニングを無償で提供します。このキャンペーンでは2011年内に500名の新たな技術者の育成を目指します。
参考リンク:
◆「Oracle Business Intelligence」概要
http://www.oracle.co.jp/campaign/bi/index.html
◆顧客向けセミナー「Oracle EPM & BI Summit 2011 ~今こそ実践!成功企業における活用の勘所」(2011年8月3日開催)概要
http://www.oracle.co.jp/events/epmbi2011/
●オラクルについて
オラクルは世界で最もcomplete、open、integratedなビジネスソフトウェアとハードウェア・システムの会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com/jp をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 石川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
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