米国の重症患者情報システム市場、2017年までの縮小を予想
株式会社グローバル インフォメーションは、Millennium Research Groupが発行した報告書「US Markets for High-Acuity Information Systems 2013 (米国の重症患者情報システム市場)」の販売を開始しました。
医療技術の世界市場に関する調査を行うMillennium Research Group(MRG)によると、米国の重症患者情報システム(HAIS)市場では2017年まで、年率平均約2.5%の縮小が続くと予想されています。アメリカ復興・再投資法(ARRA)の成立と同法に基づく奨励策、“意義ある支出に関する要件規定”の実施を受け、大半の医療施設では2013年までに、新たな情報システムが導入されるとみられるためです。このため、需要が一段落した同年以降の売り上げは、大幅に伸び悩むと予想されるのです。再び成長に転じるのは、2017年以降になる見通しです。
重症患者情報システム(HAIS)は、病院の手術室(OR)や集中治療室(ICU)、救急診療部門(ED)などで使用されるもので、緊急かつ複雑な治療に必要なものです。今後、売り上げの減少が最も顕著になるのは救急部門情報システム(EDIS)だとみられます。医療機関がARRA で規定される“要件”を満たすにあたって、最も有用なのがEDISの導入であるためです。一方、その他の情報システムは現在までに、通常より高い売り上げを記録しています。多くの情報システムが、上記要件を満たすためのその他の情報システムや電子カルテ(EHR)システムをはじめ、企業システムと同時に購入されているためです。
機動性や意思決定支援、データ分析などの機能の向上は、今後2017年までのHAIS市場における売り上げに、より大きな影響を及ぼすでしょう。例えば機動性は、遠隔地からの情報入手を望む医師や、患者が遠隔地から書類を入手できるようになることで業務が大幅に効率化する病院事務局が、強く求めているものです。しかしながら、機動性の機能については、患者のプライバシーや使いやすいインターフェイス設計などに関する厳格な規則を満たす必要があります。そのため、設計が技術的に困難になり、製品は発売が遅れるとともに、高額になっています。意思決定支援についても同様の要件が定められており、開発の遅れと価格上昇につながっています。
同レポートは、ユニット、平均販売価格、収益に関する情報のほか、米国内で販売されている手術情報システム(SIS)、重症患者情報システム(CCIS)、周産期情報システム、救急部門情報システム(EDIS)の各市場の成長促進要因と阻害要因、ならびに競合情勢に関する情報を提示するものです。
市場調査レポート: 米国の重症患者情報システム市場
US Markets for High-Acuity Information Systems 2013
http://www.gii.co.jp/report/mrg140083-us-high-acuity-info-sys.html
出版日: 2012年09月30日
発行: Millennium Research Group
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