シーアールティー・ワールドとモノリスコーポレーション、 研磨によるコンクリート床仕上げにおいて協業開始
環境への配慮を考え欧米では広く普及している研磨によるコンクリート床仕上げを、日本で初めて遊星回転研磨機DURATIQを導入、施工した株式会社シーアールティー・ワールド(埼玉県新座市、代表取締役:陸田 秀之、以下 シーアールティー・ワールド)と、コンクリート床施工を専門とするモノリスコーポレーション株式会社(神奈川県相模原市、代表取締役:川村 剛、以下 モノリスコーポレーション)は、2023年9月より協業を開始しました。
協業の背景と目的
研磨することで溶剤を使わないエコロジーな床に仕上げる工法に、欧米では数十年前から意識が向けられていましたが、塗り床・貼り床仕上げが一般的な日本では、SDGsによる変革からようやく研磨仕上げが認識され始めたところです。
元々は工場や倉庫の塗り床や貼り床の下地処理をする会社のシーアールティー・ワールドが、研磨によるコンクリート床の素地仕上げを広めるきっかけとなったのは、新築のコンクリート床の雨打たれによる不陸の手直しからでした。
雨打たれコンクリートの補修は、ポリッシャーなどで不陸の頭だけ飛ばして納め、その上を左官屋が塗って仕上げるというのがメジャーなやり方です。けれども不陸の頭を飛ばしただけでは不十分で、ポリッシャーなどの処理では平坦性が命の床表面にどうしても波が出てしまいます。この波を解決したのが遊星回転の研磨機DURATIQ(HTC社製)です。
雨打たれコンクリートの補修は、「コンクリート雨打たれ110番・119番」へ
最初はあくまでも下地処理としての雨打たれ研磨でしたが、DURATIQで仕上げた床がキレイに仕上がることから、「遊星回転の研磨機で仕上げてしまえば、塗ったり貼ったりしなくてよいのではないか」と、段々とお客様に認識されるようになりました。
同じように床表面の平坦性・平滑性を追求していたモノリスコーポレーションでは、従来通りの鏡面仕上げに限界が見えはじめていました。生コンクリートの質の違いや天候などに左右されるなかでの一発仕上げによる施工は、残業などのコストを跳ね上げ、床表面に生じる剥がれなど度重なる修復工事で、研磨に掛かる費用が重くのしかかっています。
ここから修復のための研磨ではなく、素地を研磨して仕上げるという発想が生まれ、修復工事に掛かるコスト削減と同時に、2024年からの残業規制の問題解決にも繋がりました。
研磨仕上げの床のご相談は「コンクリート研磨110番・119番」へ
このような背景から、モノリスコーポレーションとシーアールティー・ワールドは、それぞれが培った技術・ノウハウからお互いのシナジー効果を確認し、今後の需要増大に向け「一社では無理」を協業により可能にします。
ニッポンの床を変える研磨の品格
研磨で仕上げるコンクリート床の将来性
環境に優しくメンテナンス費用が安く抑えられるのが研磨仕上げの最大のメリット。研磨は是正工事、研磨は高い、という固定観念を取り払い、素地を磨いて仕上げるコンクリート床が主流になることは、サステナブル建築に貢献します。
レベラーvs研磨仕上げ
会社概要
商号 : 株式会社シーアールティー・ワールド
代表者 : 陸田 秀之
所在地 : 埼玉県新座市野火止2-9-11
設立 : 1994年7月
事業内容: 下地処理工事・下地処理関連商品の販売・レンタル他
資本金 : 2,300万円
URL : https://crt-shitaji.com/
商号 : モノリスコーポレーション株式会社
代表者 : 川村 剛
所在地 : 神奈川県相模原市中央区淵野辺3-10-5
設立 : 2013年3月
事業内容: 総合建設業
資本金 : 9,000万円
URL : https://monolith-c.co.jp/