医薬品製造業界初の「アクアプレミアム」導入 ~高崎工場の電力を水力電源に切り替え、 全社年間CO2排出量を20%削減へ~
協和キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮本 昌志、以下「協和キリン」)は、本年1月1日から、「アクアプレミアム」*注1を導入し、高崎工場*注2(群馬県高崎市 工場長:新井 仁)の電力の75%をCO2を排出しない水力電源由来の電力に切り替えました。
高崎工場はバイオ医薬品を中心とした医薬品を生産しています。「アクアプレミアム」の導入により、協和キリングループの年間消費電力量約68,800千kWh*注3のうち約23,400千kWhが水力電源由来のものに切り替わります。これにより、協和キリングループの年間CO2排出量*注3の約20%(約10,800t)が削減できる見通しです。なお、「アクアプレミアム」の導入は医薬品製造業では協和キリンが初めての事例です。
協和キリングループは、地球環境の保全に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けた活動*注4を進めています。気候変動への対応としては、親会社であるキリンホールディングスを中心としたキリングループのGHG中期削減目標*注5である「2015年度比30%削減」の達成に向けて、これまでも各事業場においてCO2排出量削減に取り組んできました。今回は、さらなるCO2排出量削減を促進するため、キリンホールディングスと連携し「アクアプレミアム」を高崎工場に導入しました。
協和キリンはCO2排出量の削減のほかFSC(R)認証紙*注6の導入、アマゴの放流や水源の森活動など生態系や水資源の保護活動等に取り組んでおり、今後もこれらの取り組みを継続します。
協和キリングループは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。
注1 東京電力エナジーパートナー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:秋本 展秀)が提供する、CO2を排出しない水力発電所の電気のみを供給する国内初の料金プランです。
注2 高崎工場 概要
主要事業:バイオ医薬品の製造(バイオ生産技術研究所も併設)
敷地面積:125,000m2 東京ドーム約2.7個分
住所 :〒370-0013 群馬県高崎市萩原町100-1
注3 協和キリングループ国内生産研究事業場及び協和発酵麒麟(中国)製薬有限公司の生産事業場を対象としています。
注4 協和キリングループは、社会課題への取り組みによる「社会的価値の創造」と「経済的価値の創造」の両立により、企業価値向上を実現するCSV経営を実践しています。
詳細は https://www.kyowakirin.co.jp/csr/index.html をご覧ください。
注5 キリングループのGHG中期削減目標である「スコープ1とスコープ2の合計、およびスコープ3について、2015年比で2030年までに30%削減」は、2017年3月に科学的知見に基づいたGHG削減目標であるSBTとしての認証を取得しています。
詳細は https://www.kirinholdings.co.jp/news/2017/0324_01.html をご覧ください。
注6 この紙は、国際的なNGOであるFSC(R)(Forest Stewardship Council(R):森林管理協議会)の責任ある森林管理や加工・流通の規格に則り認証された紙で、適切に管理されたFSC(R)認証林、再生資源およびその他の管理された供給源からの原材料から作られています。
協和キリンはFSC(R)プロモーションライセンスを取得しています(FSC(R)N003037)。