監視カメラおよび車載カメラ向けの 画像信号処理(ISP)IPファミリを発表
Chips&Media社(本社:韓国 ソウル、以下 チップス&メディア社)は、監視カメラおよび車載カメラ向けを対象とした新しいImage Signal Processing(ISP)IPの導入を発表しました。新しいIPファミリは、画素数が2百万ピクセル、5百万ピクセル、8百万ピクセルのセンサをサポートするために開発され、低照度環境における最適化などの監視カメラおよび車載カメラ向けに特化しています。
駐車場に設置された監視カメラなどのアプリケーションでは、天気の変化による明るさの変化、時間の経過による日照変化などによって光の入力が不均一になり、結果としてカメラがモニタリングするエリアに対する照度が不均一となります。したがって、この種のアプリケーションに搭載されたカメラは、鮮明度を維持しながら、十分な露光下では目的物をはっきりと区別し、ノイズを除去する能力を維持する必要があります。これらの要求に対応するため、チップス&メディア社では、マルチ露光HDRと3DNRによる画像補正を導入しました。ISP、画像補正IP(マルチ露光HDR、3DNR)は複数の機能・性能を持つクラスで提供され、顧客の必要性に応じて適切なIPを選択する際の柔軟性を広げます。たとえば、顧客は、必要最低限の機能で少規模のIPと高機能・性能重視の大規模のIPの間で必要に応じてIPを選択することができます。さらに、ロジックサイズを少なくしたい顧客のために、内臓型の軽量HDRのNIX、ゲート数とメモリは大きくなりますがハイパフォーマンスのSTYXも提供されます。
製品種類・機能
画像信号処理IP
製品名「CARPO」 2百万ピクセル対応
製品名「LEDA」 5百万ピクセル対応
製品名「METIS」 8百万ピクセル対応
計算画像補正IP
製品名「NIX」ビルトイン型2露光HDR
製品名「STYX」スタンドアローン型複数露光HDR
製品名「HYDRA」動き適応型3DNR(サイズ最適)
製品名「CHARON」動き予想型3DNR(パフォーマンス最適)
チップス&メディア社の先進的なビデオコーデックIPとともに、完成された構成可能なISPと計算画像補正IPは、ビデオ信号処理のためのシームレスなワンストップソリューションを提供します。 ISP、画像補正、ビデオコーデックがバンドルされたIPとして提供されるため、顧客は豊富な選択肢から必要十分でゲート数の少ないサイズのIPを選択したり、強力で一貫した技術サポートなどを提供されます。
「昨年にISPのIP市場に参入して以来、私たちは顧客のニーズと要件を受け入れ、それを実現するために非常に努力してきました。本発表での新しい7つのISPと計算画像補正用IPは、私たちの努力の結果であり、また、同時に従来製品である非常に柔軟性のある世界最高品質のビデオIPを提供してきたなかでの経験の結果でもあります。今日の発表は、チップス&メディア社がグローバルトップのビデオIPプロバイダーになるためのもう一つの重要な礎石となるでしょう。」と、チップス&メディア社のCEO、スティーブ・サンヒョン(Steve Sang-Hyun Kim)は述べています。
記載されているIPの詳細については、 isp@chipsnmedia.com までお問い合わせください
チップス&メディア社について
韓国 ソウルに拠点を置く、大手ビデオIPプロバイダーです。長年にわたりビデオIPの豊富な経験を持つ主要メンバーによって設立されました。その先進的な超低消費電力と高性能のビデオ技術は米国、欧州、韓国、台湾、中国、日本に拠点を置く70以上の最先端技術企業によって選ばれており、そのIPを実装したチップ出荷数は延べ4億個を超えています。
IPソリューションの広範なカタログには、ISP、計算写真、ビデオフレームバッファ圧縮、広範囲のビデオ規格をカバーするビデオコーデックが含まれます。
詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。