インパクトジャパン、外国ルーツの子どもたちに向けて チームビルディングをプロボノで提供

~「リーダーシップ・エコシステム(R)」に基づく活動として~

組織・人材開発研修、コンサルティングを提供するインパクトジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:戒能 祥哲、以下 当社)は、2022年7月16日(土)に認定NPO法人多文化共生センター東京(所在地:東京都荒川区、代表理事:枦木 典子、以下 センター)の支援生徒9名を対象に、チームビルディングプログラムをプロボノで提供しました。1) 若者支援団体への寄付、2) 団体から支援を受ける若者への研修のプロボノ提供という当社の取り組みの「リーダーシップ・エコシステム(R)」に基づく活動です。

集合写真

センターは、国籍、言語、文化の違いをお互いに尊重する多文化共生社会を目指し活動をしているNPO団体で、外国ルーツの子どもたちを支援しています。今回のプロボノは、センターのミッションのひとつである「外国にルーツを持つ子どもたちがそれぞれの持つ個性や能力を発揮し、日本社会で活躍できるような教育の実現に取り組む」に、当社が共感したことに端を発しています。日本の社会で子どもたちが個性や能力を発揮できるよう、サポートしたいという思いからプログラムをデザインしました。

当日の様子

デザインにあたっては、日本語のレベルが異なる生徒たちが全員楽しめるよう、やさしい日本語を用いたり、漢字と振り仮名のバランスに留意したりしつつも、達成感や学びにおいて妥協しないことに留意しました。また、今回参加した生徒の中には普段は「たぶんかフリースクール」の別々の教室で勉強している生徒たちがいることを考慮。前半はアイスブレークの要素を入れつつ競争型の楽しいアクティビティを、後半は「書く」「読む」「話す」の3要素を入れながら、お互いの良いところを伝え合うセッションを行うデザインにしました。

当日の様子と参加後の感想

集合時にはまだ緊張している様子も見られましたが、プログラムが進むにつれて生徒同士で冗談を言って笑い合ったりする様子も見られました。生徒たちは当日の運営スタッフともすぐに打ち解け、休憩中も賑やかなお喋りが止まりませんでした。最後に今日一番楽しかったことや感想を発表する場面では、「ゲームが一番楽しかった!」「今日は違う教室の子たちともたくさん話せて、距離がとても縮まった気がします」などの感想が出ました。

彼らは10年後には20代半ばとなり、社会人として働く世代になります。外国ルーツの若者にも将来の可能性が開かれていくような社会になってほしいですし、母国を離れた彼らが日本でも生き生きと学び成長できるような支援を今後もしていきたいという思いを込めて運営しました。

リーダーシップ・エコシステム(R)の概要

リーダーシップ・エコシステム(R)の原資は、クライアント企業が「自社の従業員」に対して「イマ」行っているリーダーシップ開発投資です。その一部を1) 若者支援団体への寄付と、2) 団体から支援を受けている若者へのリーダーシップ開発を目的としたプロボノ研修という形で提供します。当社は事業を通じて「イマ」のリーダーシップ開発が「ミライ」のリーダーシップ開発に還流していくシステムを成立させていきます。その結果として、日本の宝である若者が、一人でも多く能力を発揮できるようになり、日本社会を活性化していく。そして取り組みが社会全体に波及し、より大きな意味でのエコシステムに発展していくことを目指します。またこの活動は「SDGs4:質の高い教育をみんなに」、「SDGs10:人や国の不平等をなくそう」そして「SDGs8:働きがいも経済成長も」の実現を目指すものです。

LES概念図

インパクトジャパン株式会社について

1980年イギリス発祥。Google、SONY、J&Jなど約400社のグローバル企業に加え、多種多様な国内企業に対して、リーダーシップ開発やチーム開発の研修事業・組織のチェンジマネジメントのコンサルティング事業を提供。知識的理解に留まらない、「感覚的理解」を促進する独自の体験学習メソッドが特長。「人と人、人と組織、組織と組織の間の相互作用を引き起こすことで、新たな価値を生み出す」ことをミッションとして掲げている。2020年度から、クライアント先への企業研修提供が、未来の若者のリーダーシップ開発へ自動的に還流される取り組み『リーダーシップ・エコシステム』を始動している。

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