日本が推し進めるべきだと思うSDGs1位は「すべての人に健康と福祉を」 “環境問題”への意識の高さが窺えた一方で、 “ダイバーシティ”への関心は低くなる結果に。

~エアトリが「SDGs」に関するアンケート調査を実施~

 One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、エアトリ旅行事業、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業、ライフイノベーション事業と投資事業を手掛ける株式会社エアトリ(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CFO:柴田 裕亮、証券コード:6191)は、20代以上の男女914名を対象に「SDGs」に関する調査を実施しました。

調査背景

 現在、世界共通の目標として取り組まれているのが「サステナブル(持続可能)な社会」の実現です。それに伴い、17個の「持続可能な開発目標」(SDGs)が国連サミットで採択されました。2020年4月にはパートタイム・有期雇用労働法※、労働者派遣法が改正され、正規と非正規雇用者の不合理な待遇格差をなくす「同一労働同一賃金」が適用されるなど日本もサステナブルな社会の実現に向けて動き出しています。
 そこで、SDGsに対する認知や意識について調査を行いました。
※中小企業は2021年4月からの施行

調査結果概要

調査1:「サステナブル」という言葉を知っていますか?

 65%以上が聞き覚えあり!

―うち、44.2%は「意味を知っている」と回答しました。

調査2:「SDGs」について知っていますか?

 「サステナブル」の認知を若干下回るも、過半数が聞き覚えあり。

―「内容も知っている」と回答したのは31.5%、「聞いたことはあるが、内容は知らない」は26.8%となり、聞いたことがある割合は過半数となりました。

調査3:SDGsの掲げる17の目標のうち“重要”だと感じるものはどれですか?(複数回答)

 「安全な水とトイレを世界中に」が1位に。

―2位以降は「飢餓をゼロ」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」が続きました。

調査4:SDGsの掲げる17の目標のうち“最も日本が推し進めるべき”だと感じるものはどれですか?

 「すべての人に健康と福祉を」が1位に。

―2位以降は「働きがいも経済成長も」「貧困をなくそう」「気候変動に具体的な対策を」が続きました。

調査5:SDGsに取り組む企業に対してどのように感じていますか?

 70%以上が好意を抱く!約2割は商品やサービスを購入するなど積極的に応援!

―「(企業の商品やサービスを利用するなど)積極的に応援している」は19.1%、「積極的な応援はしていないが、好感を抱く」は53.6%となりました。

調査6:SDGs達成のために個人で行動したり、できることを考えたことはありますか?

 65%以上が「考えたことがある」と回答。22%は実際に行動!

調査結果

調査1:「サステナブル」という言葉を知っていますか?

 世界共通の目標として取り組んでいるのが「サステナブルな社会」の実現です。最近、ファッション誌や企業HP等でも「サステナブル」という言葉が取り上げられるようになった影響か、「意味を知っている」は44.2%、「聞いたことはあるが、意味は知らない」は21.6%と、65.8%もの人が「聞いたことがある」と回答し、「サステナブル」という言葉が日本においても浸透しつつあることが分かりました。

調査2:「SDGs」について知っていますか?

 「サステナブルな社会」を実現させるために国連サミットでは「持続可能な開発目標」を指す“SDGs”を採択しました。“SDGs”についての認知を聞いたところ、「内容も知っている」が31.5%、「聞いたことはあるが、内容は知らない」が26.8%と、「サステナブル」よりは若干劣ったものの、“SDGs”についても過半数が「聞いたことがある」と回答しました。

調査3:SDGsの掲げる17の目標のうち“重要”だと感じるものはどれですか?(複数回答)

 持続可能な開発目標SDGsは17個のゴールが設けられています。持続可能な世界を作るために“重要”だと感じるものを選んでもらったところ、最も割合が大きかったのは「安全な水とトイレを世界中に」(65.6%)、続いて「飢餓をゼロに」(64.0%)、「すべての人に健康と福祉を」(61.9%)となりました。17個のゴールのうち、過半数となったのは12個となり、ダイレクトに生死に関わるものが上位を占めました。
 また、「海の豊かさを守ろう」(5/17位)、「気候変動に具体的な対策を」(7/17位)など環境汚染にまつわる目標が上位に挙がり、環境問題への意識の高さが窺えた一方で、「ジェンダー平等を実現しよう」(15/17位)、「人や国の不平等をなくそう」(11/17位)などのダイバーシティにまつわる目標については未だ関心が薄いようです。

調査4:SDGsの掲げる17の目標のうち“最も日本が推し進めるべき”だと感じるものはどれですか?

 SDGsの中でも“最も日本が推し進めるべき”だと感じる目標について聞いたところ、1位は「すべての人に健康と福祉を」(12.3%)、続いて「働きがいも経済成長も」(10.6%)、「貧困をなくそう」(10.2%)が続きました。
 「すべての人に健康と福祉を」を選んだ人からは高齢化社会に伴う医療保障の充実、「働きがいも経済成長も」はいつまでも働けるような制度整備を望む声が聞かれ、“高齢化”への不安を抱いている人が多いことが感じられました。

●「すべての人に健康と福祉を」を選んだ人の理由

・収入に関係なく同じレベルの医療や福祉を受けることができていないと感じるため。特に上流階級へは手厚い医療や福祉があるイメージ。(30代・男性)
・高齢化に伴う福祉問題が心配。加えて、健康や福祉問題は子供や高齢者へ目が行きがちだが、日本を支える現役世代の健康や福祉が二の次になってしまうのも心配。(40代・女性)
・全ての年代において貧困に苦しむ人が今後も増え続けると思われる。特に老後の年金等の保障やらがどんどん減らされている現状で先行きの不安ばかりが募る。(60代・女性)

●「働きがいも経済成長も」を選んだ人の理由

・非正規雇用の増加により非正規雇用者のモチベーションの低下、正規雇用者の負担増により働き甲斐のない社会になっている。このままでは、経済成長どころか日本の未来はない。(60代・男性)
・生きる為に好きでもない仕事をするのではなく、好きな仕事で生き甲斐と生産性が生まれる形を作ってあげたい。(50代・女性)
・経済成長無くして高齢社会は維持できない。そのために働き甲斐は重要。(60代・男性)
・定年制が廃止され、人生百年と言われている昨今、社会を変えなければ実現は難しい。(50代・男性)

●「貧困をなくそう」を選んだ人の理由

・派遣社員制度が格差を作っている。安定した雇用と収入があれば無理して共働きもせず、安心して子供も産む事ができる。(50代・男性)
・日本もどんどん経済的格差が拡大しており、貧困層は非常に厳しい状況下に置かれているから。(50代・男性)
・税ばかりが増え、給料が追い付いていない社会のように感じるので、所得水準を先進国の基準に揃えるべきだと思います。(40代・女性)

調査5:SDGsに取り組む企業に対してどのように感じていますか?

 大手企業を筆頭に、様々な企業がSDGsに関する取り組みを始めています。SDGsに取り組む企業に対してどのように感じているか聞いたところ、19.1%は「企業の商品やサービスを利用するなど積極的に応援している」と回答。「積極的な応援はしていないが、好感を抱く」は過半数の53.6%を占め、大多数がSDGsに取り組む企業に対して好感を抱いていることが分かりました。

調査6:SDGs達成のために個人で行動したり、できることを考えたことはありますか?

 SDGsの達成のためには国や企業だけでなく“個人”でも取り組む必要があり、できることがたくさんありますが、個人で「実際に取り組んでいることがある」人は22.4%、「考えたことはあるが、実際に取り組んではいない」は43.3%となりました。SDGs達成のための行動を意識したことがある人が65%以上にも上り、意識改革は進んでいるように見受けられました。

●「実際に取り組んでいることがある」と回答した人の具体的な行動

・地域での活動に参加し、ジェンダー格差問題などの解消に向けて動いている。(70代・男性)
・太陽電池の設置、雨水をためて中水としてトイレに流す、食器の油汚れを使用済みの紙ナプキンで拭い洗剤使用料を減らす。(70代・男性)
・購入後の商品の廃棄のことまで考えて、買い物をしている。(60代・女性)
・地元の野菜を食べる、プラスチック製品を極力減らす、長く着られそうな服を買う、リサイクルショップを利用する、フェアトレードの輸入品を買う等です。(60代・女性)
・洗濯せっけんを使わずに洗濯している。(50代・男性)
・不就学児童への教育援助。(70代・男性)

●「サステナブル(持続可能)な社会」の実現に関しての意見

・もっと、分かりやすい言葉にしないと、浸透しないと思う。(30代・女性)
・大切なことだと思うが、まだまだ国内で認知度が低いと思う。もっと積極的に取り上げ、普及していく必要があるのではないかと思う。(20代・女性)
・学校と家庭、職場での総合的な取り組みがなければ相乗効果は発揮できない。点から線へ、そして面展開できる仕組みが必要。(60代・男性)
・地球は一つの生命体だと思い、人間はそれの一部分の細胞だと思えば、地球をもっと大事にすると思う。地球がダメになったら人類も終わりだよ。(60代・男性)

調査概要

調査タイトル :「SDGs」に関するアンケート調査
調査対象 :20代以上の男女914名
調査期間 :2020年3月8日~3月10日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ


AIが記事を作成しています