今年のGWは『タオと宇宙原理』(森上逍遥 著)で宇宙へ脱出!
最新物理学が明らかにした「宇宙の構造」と仏教哲学が説く「存在」の驚くべき⼀致とは!?
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、ゴールデンウイークをどうしようかと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。変異株の出現で、感染症流行の終息の見通しがつきません。しかし、パンデミックでは変異株は必ずといっていいほど出てきます。新緑の美しいこの時期、外に出たいのですが、今年はじっくり読書はどうでしょうか。
<存在>の真実に迫る!
折角まとまった時間のとれるゴールデンウイーク、行動制限された日常を離れて、世界といわず、気持ちだけでも宇宙に飛び出したいものです。『タオと宇宙原理』は、宇宙の神秘性や未知の可能性への探究心と鋭敏な感受性を持つ人にとっては、非常に興味を惹かれ、目を開かされる内容に違いありません。
著者は、仏教哲学を専門とし、老子を始めとする東洋哲学にも精通する、森上逍遥氏!
2015年『侘び然び幽玄のこころ』でセンセーショナルな反響を巻き起こした著者が、新たな命題を投げかけています。
宇宙物理学の法則を紹介しながら、仏教哲学や東洋思想とりわけ老子の哲学を通して〈存在〉の真実について解き明かそうとする意欲作。〈言語次元〉という全く新しい概念についても分析を試みています。
また、重力に関わる原理と人間の精神原理の同一性を分析し、それらの事実を通して仏陀とは何か、解脱なる超自我の覚醒とは何を意味しているのかに言及する非常に興味深い書です。縦横無尽な展開に、窮屈な日常を忘れてしまうことでしょう。
壮⼤な宇宙と⼈類の未来を語る︕
この世界はたった四つの力とたった二種類の素粒子とで出来ている、という驚くべき、余りに単純な物理原理。さらに、この素粒子は、生滅を繰り返し、粒子かと思うと波の性質を持つという、不可思議な存在であることが分かってきました。
アインシュタイン、ボーア、シュレーディンガーなど、量子物理学の旗手たちが明らかとした、宇宙のあらゆるものを貫くこの法則を、本書では分かりやすく解説し、さらに、その法則が、この宇宙のあらゆる存在(生物も無生物も)を支配しているという意味を解き明かします。そして、私たち人類の意識が、この物理の普遍の法則といかに合致するかについても述べられています。
非常に大胆かつ、論理的な仮説であり、画期的な試みの書です。
そこから見えてくるのは、最新の物理学が明らかとしたこの宇宙の構造と、仏教哲学や老子など、先人たちの叡智が説く〈存在〉の真実との、驚くべき一致です。
本書はさらに、壮大な宇宙と人類の未来を語っています!
また、画期的な試みとして、〈言語次元〉というまったく新しい概念について分析を試みています。人類の進化過程を、「言語」という観点から捉え直す知的な分析であり、究極の〈叡智言語〉の獲得の重要性を説いています。
科学と宗教を融合
森上逍遥氏は、「たゆたう道タオ - 文筆家・思想家 森上逍遥の公式ウェブサイト」の中で、次のように紹介しています。
斯書は科学と宗教を融合させた内容ということが出来るでしょう。昔流に言うならばニューサイエンスやニューパラダイム系の本です。世に蔓延し絶大な権力を持ってパワハラし続ける唯物論者の日本的科学者や知識人とやらへの反駁の書でもあります。彼らの圧倒的絶対多数状態では蟷螂の斧にすぎないのかもしれないが、理解者が増えてくれることを願っています。主題は仏教哲学に言う「悟り」について語っているものです。540頁もあるので、よほど本気でないと読むのが大変かもしれません。そういう人は、どこからでもいいので、面白そうなところから、是非読んでください。
『タオと宇宙原理』の画期的な特徴は…
◇量子力学と人間の法則が一致している点を世界で初めて指摘
◇〈言語次元〉という世界初の新しい概念を提示している
◇仏教が説く悟りについて物理学との相関性を分析
◇時間論について、仏教が説く三世実有法体恒有と二次元的に枝別れしていく世界を解説
◇還元的唯物論者へのアンチテーゼが一つのテーマとして貫かれている
本書によって、今までとは違う世界が広がっていきますように!
『タオと宇宙原理』
定価:2,700円(税別)
ページ数:544ページ
ISBN-13:979443427949
発売日:9月22日
サイズ:A5判上製本 21×14.8×3.3cm
発行:桜の花出版/発売:星雲社