海外からの卑劣なサイバーテロに対抗するメッセージアプリ「Kizuna」、クラウドファンディング開催中
日本ホロチェーン協会では、ホロチェーン技術を使った、国産初の新しいメッセージングアプリ「Kizuna」のクラウドファンディングをCampfireにて開始した。支援額は1,000円から。
一般社団法人日本ホロチェーン協会(東京都品川区)では、ホロチェーン技術を使った、国産初の新しいメッセージングアプリ「Kizuna」を発表し、併せてCampfireにて、クラウドファンディングを開始した
(https://camp-fire.jp/projects/view/315308)。
支援額は1,000円からとなっており、最高支援額は、分散型サーバーとなる「Holoport+」他をリターン内容とする500,000円となっている。
海外からのサーバー攻撃とホロチェーン技術による「Kizuna」
近年、数多くのSNS技術やWebサービスは外国製で、外国企業のコントロール下にサーバーは管理されています。そういう中、サービスの基幹部分サーバー(データーベース)へのサイバー攻撃は頻繁に行われ、個人情報の流失、企業機密の漏洩は後を絶ちません。また、国家として事業者に向けて政治的な施策として個人情報を強制的に開示させるような国まで出現し、当事国からすると安全保障にも大きなリスクが発生するような危険な時代になりました。
そして近年、既存技術である中央集権型サーバーのシステム脆弱性を突いたサイバー攻撃で、情報漏えいによる甚大な被害が世間を騒がすこともしばしば起きています。個人情報の漏洩(2019年、Facebook利用者2億6700万人の個人情報漏洩、2020年、LINEアカウントで不正ログインが発生、個人の被害件数は4,000件に上る)に始まり、防衛機密流出により国家安全保障に関わる侵害事案(NEC、三菱電機、神戸製鋼所等からの防衛技術情報の流出)、更に仰天する事件として韓国国情院(元KCIA)がLINEの個人情報を傍受していたという日本は国家として大丈夫かということまで発生しています。
Facebookユーザー2億6700万人余りの名前や電話番号等個人情報が漏洩
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-12-21/Q2UC7ST0G1KY01
LINEアカウントで不正ログインが4,000件発生
https://cybersecurity-jp.com/news/35356
NEC 防衛事業部門情報漏洩
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200131-00000003-kyodonews-soci
三菱電機、不正アクセス事案を公開
https://news.yahoo.co.jp/byline/ohmototakashi/20200214-00162999/
神戸製鋼所とパスコにサイバー攻撃 防衛情報を標的
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55342190W0A200C2CR8000/
韓国国情院(元KCIA)がLINE傍受
https://facta.co.jp/article/201407039.html
我々はこのような現状に鑑み、サーバーとデータベースのあり方を再考し、「通信の秘密」という概念に再度立ち返り、研究を重ねHolochainが真の安全・安心を目指した理想のサービスを実現できるアーキテクチャ(OSの一部のようなもの)であると共に、サーバーの設計思想にピボットを促すような革命的なビジネスモデルであると確信を得ました。
そして、Holochainの第一プロジェクトとして、我々は日常で頻繁に使うチャット、メッセージングアプリ「Kizuna」を日本製として開発し、世界へ打って出ることを計画しました。
プロジェクトはHolochainの国内第一人者で、Holochain日本代表として、Holochainコミュニティでは各国の技術者の指導を行っている株式会社Yumeville CEO佐藤龍弥の全面的な協力の元、世界クラスの設計思想と日本の高品位なデザイン力と開発力を結集し、開発に着手しています。
「Kizuna」の特徴はなに?
メッセージングアプリ「Kizuna」は、以下の特徴と機能を有します。
特長
・通信の秘密は何人もこれを侵してはならないという大原則を厳守
・個人情報を扱う者は不断の努力により情報漏洩を防止しなければならない鉄則
・個人情報の搾取にも似たビックデータの一方的な商用利用には断固反対
・個人情報は個人の所有物であり、その利用対価は個人へ還元されるべき。
・通信手段は社会インフラであり、安易に広告媒体にすべきではない。
・中央集権型サーバーの垂直ピラミッド型よりも分散型クラウドホスティングサービスによる水平な分散型システムの堅牢性、改竄への耐タンパー性能の高さを技術的に支持
・オープンソースによる透明性とバックドアがない高い公平性、信頼性を実現
機能
・個人情報・企業機密を蓄積した中央サーバーを必要としない通信手段を実現したのでハッキング、データ改ざんは非常に困難でハッカーにとってはコスト面でも無意味
・安易に発信元(GIP)を特定されないセキュアなネットワークを実現
・サードパーティの傍受行為やネット上の仲介者のリスニング行為を遮断
・すべての通信はデバイス間エンドツーエンドの暗号化通信
・通信、通話の暗号化送信に限らず添付ファイルも暗号化可能
・各グループチャットに個々の独立ネットワークを創成しプライバシーの絶対確保
・痕跡を残さない揮発型チャット、自己消滅型メッセージ機能
・不意の覗き見を防止するテキストマスク機能
・画面キャプチャを防止するスクリーンキャプチャ防止機能
・オープンソースによる透明性を確保し、利用者と相互信頼できるコミュニティの創造
「Kizuna」は他のアプリとどう違うの?
同様の某大手アプリとの違いは下記の表にまとめてあります。
「Kizuna」を作るのはだれ?
日本ホロチェーン協会設立の中心メンバーとしてHolochain財団からの信頼も厚い、技術畑の責任者(技術参与)の佐藤龍弥、そして、この彼が代表取締役を務める株式会社Yumevilleを中心に開発しています。
佐藤龍弥は、学生時代から金融とIT(情報技術)を融合したフィンテック、特にBlockchainに知見を有し、現在は世界のHolochainコミュニティから多くの各国代表技術者が集まる開発者向けキャンプではリーダーとして技術講師の任にもあり、また、Holochainの技術者向けのブログであるデベロッパーパルスの日本語への翻訳や、Holochainアプリ(hApps)開発でのベストプラクティスについてのブログも展開しています。
佐藤龍弥のプロフィールリンク
GitHub - https://github.com/tatssato
Holochainフォーラム - https://forum.holochain.org/u/tats_sato/summary
株式会社Yumevilleはこちら
今後も、一般社団法人日本ホロチェーン協会は、「ホロチェーンの普及」を目指すとともに、皆様への安心をお届けできる環境づくりを推進してまいります。
一般社団法人日本ホロチェーン協会