クラウド飲酒検査のビッグデータを公開!「酒気帯び数値検出率」は増加傾向に。
白ナンバーのアルコール検知器義務化施行から1年たったことから、過去5年のアルコール測定者、回数、酒気帯びNG数、NG率をとりまとめました。
アルコール検知システム、IT点呼システム、自動点呼システム、運行管理システムを開発・販売する東海電子株式会社(本社:静岡県富士市 代表取締役 杉本 哲也)は、この度、白ナンバーアルコール検知器義務化施行から1年たったことを受け、クラウドアルコールチェックシステムのビッグデータを公表いたします。
1)クラウドアルコールチェックシステム
当社は2018年8月以降、一部機種/契約によって点呼やアルコールチェックのデータをクラウド上で保存するシステムをお客様に提供しています。
システムイメージ
2)アルコール検知器義務化(緑ナンバー・白ナンバー)について
緑ナンバーおよび一般事業主における飲酒運転死亡事故をゼロにするために国土交通省と警察庁は職域におけるアルコール検査の義務付けに踏み切りました。
2024年は、業務で車両を運転するすべてのひとがアルコールチェックの対象となっています。その数およそ860万人(白ナンバー750万人、バス/タクシー/トラックドライバー数、約110万)と言われています。
3)アルコール検査のビッグデータ、酒気帯び数値検出率と全国マップについて
当社は2020年から、当社のアルコール検知器利用企業でありかつクラウド契約をしている事業所が日々実施している飲酒検査データを公開しています(都道府県ごとおよび全国集計)。
この度、白ナンバーのアルコール検知器義務化施行から1年たったことから、過去5年のアルコール測定者、回数、酒気帯びNG数、NG率をとりまとめました。
開始当初は月間1万人未満でしたが、6年目を終え、現時点で月間約80万人がクラウドアルコール検査を利用しています。2024年既存契約緑ナンバー事業者の飲酒検査分に加え、白ナンバー義務化開始から1年分が加算され、年間で1300万回以上の飲酒検査が行われた年となりました。
以下、酒気帯び数値が検出された件数および人数です。
白ナンバー企業のクラウド契約が増える前の2020年頃は緑ナンバー企業の飲酒検査実施比率が多かったのですが2023年以降は白ナンバー企業による飲酒検査が増えました。
結果、「酒気帯び数値検出率」は、白ナンバー企業様が加わったことでやや増加傾向にあることがわかりました。
4)ご留意点
① 測定結果は匿名加工情報化されており、企業や個人を特定することはできません。
② 測定管理除外IDについて
東海電子では、システム上でアルコール検知器の有効性確認テスト用IDをご用意しています。測定者IDが「99999999」の測定結果は、仮にアルコール(エタノール)成分を意図的に含んだテスト測定によって「酒気帯び数値」が検出されたとしても、集計から除外されます。このため、契約企業様のうち、テスト測定用としてこの「99999999」以外のIDを使用してマウスウォッシュ等エタノール成分をつかった有効性確認を行っている場合、テストではなく「従業員の飲酒による酒気帯び検知」として集計されてしまいます。
従いまして、今般のクラウド飲酒検査のビッグデータ集計において「酒気帯び NG」とカウントされた回数のなかには、テスト測定が含まれている可能性があります。つまり、実際は当該集計より酒気帯びNGの検知数が少ない可能性があります。この誤差につきましてご留意くださいませ。
なお、有効性確認のテストIDを「99999999」以外のID (例:管理者自身の社員ID等)で行っている事業所様におかれましては、当該ビッグデータ集計の精度向上のため、「99999999」に変更くださいますようご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
本件に関する問い合わせ先:東海電子株式会社 営業企画部
東京都立川市曙町 2-34-13 オリンピック第3ビル 203
E-mail: kikaku@tokai-denshi.co.jp
http://www.tokai-denshi.co.jp