町田市向け電力地産地消メニューでの電力供給開始について

当社子会社の株式会社タクマエナジー(本社:兵庫県尼崎市、社長:西村賢一)は、東京都町田市との間で、町田市バイオエネルギーセンターで生み出される電力を、町田市の下水を処理する鶴見川クリーンセンターへ供給する契約を締結しました。(以下、町田市バイオエネルギーセンターを「バイオEC」、町田市鶴見川クリーンセンターを「鶴見川CC」と言います。)
2022年4月からの電力供給にあたっては、バイオECの電力を中心に供給する町田市向け独自の電力供給メニュー「町田市電力地産地消メニュー」により電力の地産地消を推進するとともに、温室効果ガス排出量と電気料金の削減に貢献します。

町田市バイオエネルギーセンター
町田市バイオエネルギーセンター

事業の背景

町田市は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「町田市ゼロカーボンシティ宣言」を2022年1月に行い、温室効果ガス排出量の削減や地域資源循環を目指し、各種取り組みを推進しています。
またバイオECは当社が納入した廃棄物発電施設で、メタン発酵により生ごみからバイオガスを回収する「バイオガス化施設」とごみを焼却処理する「熱回収施設」を併設した施設です。同施設で生まれた電力のうち、FIT電力を除くリサイクル電力は温室効果ガスの排出量が無く、CO2フリー電力としての活用が期待されています。
このたび、「町田市電力地産地消メニュー」により鶴見川CCにバイオECの地産電力を優先的に供給することができ、温室効果ガスの排出量を年間1,400t削減できます。

本事業のスキーム
本事業のスキーム

タクマグループの今後の取り組みについて

地域の廃棄物から生まれた電力を地域に還元するこの取り組みは、廃棄物処理施設に対する地域の方々の理解を深めていただくだけではなく、電気料金の削減を図りながら、地域循環共生圏の構築や、地域脱炭素にも貢献することが可能です。廃棄物やバイオマス由来の電力地産地消の取り組みは、タクマエナジーでは7件目の実施となります。

これからもタクマグループは、廃棄物やバイオマスを燃料とする発電プラントの建設やその電力供給などの事業を通じて、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に貢献し、ESG課題(※1)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成を目指してまいります。

(※1) 当社のESGへの取り組みについて https://www.takuma.co.jp/esg/

事業の概要

施設概要
 町田市バイオエネルギーセンター

処理能力
 熱回収施設=258t/日、バイオガス化施設=50t/日
 不燃・粗大ごみ処理施設=47t/日
 発電出力:6,970 kW

供給先
 町田市鶴見川クリーンセンター(下水処理施設)

供給期間
 2022年4月1日~2024年3月31日


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