楽天証券がオラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata」を活用し、新基幹データベースシステムを全面刷新
※本プレスリリースは、楽天証券および日本オラクルの共同発表であり、一部重複して配信される場合がありますことをご了承願います。
楽天証券株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:楠 雄治、以下 楽天証券)と日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、オラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata」を活用した楽天証券の新基幹データベースシステムが稼働を開始したことを発表します。
楽天証券では、2005年に到来した個人投資家による投資ブームにともなう取引の急増を発端として、基幹データベースの安定稼働に向けたシステムの刷新が最大の経営課題となっていました。そこで、2010年3月、システムのさらなる安定的運用体制整備を目的とする、「Oracle Exadata」を活用した次期基幹データベース構築プロジェクトを発足し、2011年3月、新基幹データベースの稼働を開始しました。
本プロジェクトでは、データベース障害が発生した際もサービス継続可能な環境の実現、メンテナンス時間の短縮、夜間取引停止時間の短縮を大きな柱とし、システムの刷新を進めてまいりました。
そのソリューションとして、オラクルが基幹システムの高可用性を実現するために提供する最良の方法である「Oracle Maximum Availability Architecture」*を導入しました。これにより、新システムのデータベース基盤を既存のハイエンドサーバーから「Oracle Exadata」に刷新しました。また、楽天証券は、オラクルデータベースのデータ保護機能「Oracle Data Guard」とオラクルのデータ統合技術「Oracle GoldenGate」を活用することにより、大規模なシステムの移行時などに発生しやすい障害への対策を強化しました。
- Oracle Maximum Availability Architecture: Oracle 開発チームの実証済み高可用性テクノロジと顧客の成功事例に基づいたオラクルの最良の方法
新オンライン証券取引システムの刷新による効果
・発注処理が最大200%高速化、株価参照取引処理の時間が最大700%高速化
・夜間バッチ処理が100分から60分に短縮
・旧環境と比較して電力消費量を43%削減*
・開発体制や品質管理体制を強化
*楽天証券がオンライン証券取引システムのデータベース・サーバーを「Oracle Exadata」2台に刷新。楽天証券が行った実測で、他社製ハイエンドサーバー6台により構成された旧システムとの比較において消費電力量の43.4%削減を確認
本プロジェクトは、新日鉄ソリューションズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄)が担当しました。新日鉄ソリューションズは「Oracle Exadata」に関する豊富な実績による確実な製品導入製品導入に加え、増加し続けるトランザクションに対応できるシステム基盤構築を実施しました。
◇新日鉄ソリューションズからのコメント
新日鉄ソリューションズ株式会社は、楽天証券株式会社における新オンライン証券取引システムの導入を担当いたしました。お客様が必要とされた非常に高度な可用性を担保するために、弊社が長年培った「Oracle Database」やプロジェクトマネジメントに関わるノウハウを結集しご支援をいたしました。この度、無事に新システムがカットオーバされ、大きな導入効果を実現できたことを大変嬉しく思います。本プロジェクトで培ったノウハウを活かし、ミッションクリティカルな領域で「Oracle Database」や「Oracle Exadata」を活用されるお客様を今後もご支援してまいります。
●楽天証券株式会社について
楽天証券株式会社は、楽天グループの金融事業の中核を担うインターネット専業証券会社であり、格安な手数料、日本で初めて、個人向け株価配信機能を搭載したトレーディングツール「マーケットスピード」、そして国内株式や海外株式、投資信託など多彩な商品ラインを背景に、2010年5月末時点で111万口座を超える顧客基盤をもつ大手ネット証券の一角です。お客様からの信頼が最大の価値であると考え、常にお客様の立場にたった高品質で革新的なサービスを提供おります。
商号等:楽天証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号、商品先物取引業者
加入協会:日本証券業協会、社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会
●オラクルについて
オラクルは世界で最もcomplete、open、integratedなビジネスソフトウェアとハードウェア・システムの会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com/jp からご覧ください。
【報道関係お問い合わせ先】
楽天証券株式会社
マーケティング部 広報担当 中原
TEL:03-6739-1466
日本オラクル株式会社
広報室 小林
TEL:03-6834-4837
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