代表理事が、『キャンサーロスト 「がん罹患後」をどう生きるか』(小学館新書)を刊行しました

がん罹患経験者6名のキャンサーロスト体験インタビューや、507名へ実施したアンケート結果なども収録

一般社団法人がんチャレンジャー(所在地:千葉県柏市、代表理事:花木裕介)は、2019年11月より、「人が人に寄り添う社会づくりに貢献する」をミッションに掲げ、がん罹患経験者にかかわる方への情報提供を中心に活動してまいりました。

この度、がん罹患経験者の抱える「キャンサーロスト」(※)にフォーカスした新書、『キャンサーロスト 「がん罹患後」をどう生きるか』(小学館新書/花木裕介著)が刊行されました。

5年生存率の上昇によって、今やがんは「死に至る病」から、「生涯付き合っていく病」となりつつあり、しかも現役世代の罹患は3分の1にのぼります。本書は、復職や収入減、結婚や出産など、がんを抱えながら生きる難しさ(キャンサーロスト)に向き合う方法をまとめた一冊です。

代表理事の花木自身、38歳の時にステージ4の「中咽頭がん」が判明。幸いにも約9か月の治療で病巣は取り除かれ、復職も果たしたものの、重要な仕事は任せてもらえず、残業の制限などもあって給料は激減。罹患前に描いていた人生のキャリアプランは大幅に修正・縮小を余儀なくされた過去を持っています。

花木自身と、同氏が代表を務める一般社団法人「がんチャレンジャー」を通じて交流した罹患者6名のキャンサーロスト体験をもとに、罹患者本人はどう喪失感に向き合い、家族や職場などは罹患者にどう接していくべきかを探っていきます。さらに、がん罹患経験者を巡る環境について、医学博士・医療経済学の専門家である真野俊樹氏(中央大学大学院教授)に解説をいただいています。

これまであまり伝えられることが少なかった「罹患後の大変さ」をリアルな体験を踏まえて紹介し、「治療後の長い人生をどう過ごすか」をアドバイスする本書は、キャンサーロストに悩むがん罹患経験者はもちろん、がん罹患経験者にかかわる方にもぜひご覧いただきたい内容です。

※「キャンサーロスト」とは、「がんによって失ったものや機会」を表す、一般社団法人がんチャレンジャーによる造語です。

ただいま、出版を記念して、you tube「キャンサーロストチャンネル」にて、「体験別キャンサーロスト」シリーズもスタートしています(全27回予定)。

アンケート結果から導き出された具体的な喪失内容を、代表理事の花木がコンパクトに解説しています。



■法人概要
法人名 : 一般社団法人がんチャレンジャー
代表者 : 代表理事 花木 裕介(産業カウンセラー)
所在地 : 千葉県柏市
設立 : 2019年11月
事業内容:
・がん罹患者の周囲の関係者、及び当人が良好なコミュニケーション手法等を学ぶためのセミナー、研修の企画・実施等教育事業
・良好なコミュニケーションや心身ともに円滑な社会復帰におけるモデルケース等に関する情報提供および出版等による発信事業
・心身ともに円滑な社会復帰に向けた書籍出版支援および記事作成支援事業 ほか
URL : https://www.gan-challenger.org/

■本件に関するお問い合わせ先
窓口:花木 裕介 Email:hanaki@gan-challenger.org

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