「ダウンタイム」の期間は?「痛み」はどれくらい?

豊胸施術後の回復期間であるダウンタイムは、施術内容により期間や症状の程度は異なります。そこで豊胸術ごとにダウンタイムの期間やその間の痛みについて紹介していきます。

豊胸術のダウンタイムは?

ダウンタイムは冒頭でもご説明した通り、注射・手術・レーザー等の施術を受けてから普通の日常に戻れるまでの回復期間を意味します。豊胸術も手術でシリコンバッグを挿入、脂肪やヒアルロン酸を注入するためダウンタイムが発生します。

また、同じ内容の施術を受けても体質やダウンタイムの過ごし方によって期間が変わることも考えられます。

主なダウンタイムの症状としては、

・腫れ

・むくみ

・痛み、かゆみ

・違和感

などがあります。

豊胸の場合は服で隠れている部分なので、軽度であれば外出や行動は制限されません。ただし、痛みを感じたり調子が悪かったりする時は無理をせずに安静にして、疑問があれば担当医に相談してください。

特に施術直後はキツい下着を付けたり、うつぶせで寝たりすると痛みを感じやすくなるようです。脂肪注入法の場合は、定着するまではマッサージやダイエットなどは避けた方がよいでしょう。

豊胸術の種類別「ダウンタイムの期間」と「痛みの目安」

豊胸術の種類によって、ダウンタイムの期間や痛みは異なります。

シリコンバッグ挿入法

シリコンバッグ挿入法は、一般的な豊胸術の中で最もダウンタイムが長く、1ヵ月以上の期間が必要になります。

メスで切りバストの組織の中に入れ込むため、痛みも最も強く、術後1~2週間は胸に何かが触れたり当たったりするだけでも痛みを感じるようです。

シリコンバッグ挿入法のメリットは、以下の3点があります。

・低価格

・バストを理想の形に近づけやすい

・一度施術すればサイズをキープできる

シリコンバッグ挿入法の価格は大体100万円前後が目安です。価格だけ見ると高いようにも感じますが、10~20年ほどキープできます。また、シリコンのサイズやデザインによりボリュームだけでなく理想のシルエットにも近づけられます。

一方デメリットとしては、以下の4つがあります。

・ダウンタイムが長く症状が重め

・かたち、動き、感触が不自然になることも

・人工物のためのリスクがある

・定期的な検査が必要

シリコンバッグ挿入法は、挿入する場所やシリコンバッグの種類によってその度合いは変わりますが、ほかの豊胸術と比べると不自然さや違和感を覚える確率は高めです。

またシリコンバッグは体にとっては異物なので、拒否反応を起こして炎症やシリコン部分が固く丸くなる「カプセル拘縮」が発生するリスクもあります。カプセル拘縮が進行すると除去手術が必要となるため、施術後は定期的に検査をうける必要があります。

脂肪注入法

脂肪注入法はお腹や二の腕、太ももなどからとった脂肪を加工してバストに注入する豊胸術で、ダウンタイムの期間は大体2週間~となっています。

この方法のメリットは、

・自分の脂肪を使うので見た目も感触も自然

・脂肪を脂肪吸引で取り出するのでシェイプアップにもなる

・定着すれば半永久的に持続する

などがあります。

シリコンバッグ挿入法やヒアルロン酸注入法とは違い、元々自分の体にある皮下脂肪を使うため感触や寝ころんだ時の見た目も自然になります。脂肪が気になるところから抽出すればシェイプアップにもなりますし、一度脂肪が定着したら元々ある脂肪と同様に半永久的に持続します。

ただ、以下のように気になるデメリットも存在しています。

・費用が高くなる

・大幅なバストアップは難しい

・しこりができる恐れも

脂肪吸引と脂肪注入という2つの施術が必要なため、他の豊胸術と比較すると価格が高くなりがちです。抽出した細胞は定着率を上げるため加工が必要なので、使用する機器によっては、より高い費用がかかります。

また、不純物が残っていたり大きな固まりを注入してしまうと、しこりの原因にもなります。しこりは放置すると体内のカルシウムが沈着して石灰化し、固くなる恐れがあるので注意が必要です。

回復期間の目安となる2週間が経った後でも痛みが引かない場合は、注入した脂肪が壊死している可能性が考えられますので早めにクリニックに相談してください。

ヒアルロン酸注入法

ヒアルロン酸注入法はバストにヒアルロン酸を注射で注入する豊胸術です。メスを使わないため、ダウンタイムが1週間程度と短く、シリコンバッグ挿入法や脂肪注入法と比べても手軽な施術として知られています。

ダウンタイムが短い以外のメリットとして

・価格が安い

・微調整が可能

が挙げられます。

1ccあたりの値段が2,000円~3,000円ほどで細かく注入する量を設定できるため、自然にバストアップしたい時も対応できます。

ただ、デメリットがあることも確かです。

・数ヵ月~2年ほどでヒアルロン酸は吸収される

・長く残るヒアルロン酸を使うと、しこりができやすい

ヒアルロン酸は体内にある成分のため、徐々に吸収されてしまいます。徐々に元のサイズに戻ってしまうため、施術後のサイズをキープするためには定期的に施術をうけなければなりません。

しかし、ヒアルロン酸注入法はしこりができる可能性があり、硬化すると除去手術が必要です。手軽な豊胸術ではありますが、リスクも存在することも忘れてはいけません。

体も心も負担の少ない「成長再生豊胸」

成長再生豊胸は、これまで紹介してきた豊胸術とは違い「バストを育てる」という考えの施術です。成長因子を注射で注入し数ヵ月かけてバストの成長を促す効果が期待できます。

ダウンタイムはほぼないので、すぐにいつも通りの生活に戻れます。痛みを感じるとすれば注射を打つ時ですが、局部麻酔をかけてから注入するため痛みもほぼゼロの豊胸術だと言えます。

成長再生豊胸のメリットは、

・徐々に成長していくため見た目も感触も自然

・傷跡がほとんど残らない

・施術時間が短い

・生理周期に影響しにくい

上記の4点があります。

バストが成長する際、成長因子を介して女性ホルモンが作用しています。成長因子は加齢により減少しますが、直接注入することで成長する力が活性化されます。注射を打つだけなので傷跡もほとんど残らず、時間も約15分と格段の手軽さが特徴です。

成長再生豊胸のようにダウンタイムが少ない豊胸術は、日常生活にすぐ戻れますし痛みも少ないためメンタル面の落ち込みも抑えられます。ダウンタイムが長いと行動が制限されますし、強い不安を持つ方も少なくありません。

まとめ

・シリコンバッグ挿入法…ダウンタイムが長く、痛みが大きい

・脂肪注入法…ダウンタイムは2週間程度だが石灰化の恐れあり

・ヒアルロン酸注入法…ダウンタイムは短く痛みも少ないが、持ちは悪い

・成長再生豊胸…自身の胸を育てる新しい豊胸術。ダウンタイムも痛みもほぼなく、自然な仕上がりを実現

南クリニック 院長:南晴洋
南クリニック 院長:南晴洋

南クリニック 院長:南晴洋

京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。


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