愛犬が散歩中にリードを引っ張らなくなる方法とは?
愛犬の散歩をしていると、他の飼い主の愛犬はあんなに落ち着いて散歩できているのに、うちの愛犬はこんなに落ち着きがない・・・。もっと楽しく一緒に散歩したいのに中々愛犬が言うことを聞いてくれないのが悩みという飼い主が多いのではないでしょうか。
そこで今回、愛犬がどんどん飼い主を置いて行ってしまう理由と、直すための方法をご紹介します。
①散歩中に犬がどんどん行ってしまう理由とは?
飼い主はゆっくり歩いているのに、犬がどんどん行こうとすることってありますよね。
それにはもちろん理由があります。その理由についてお伝えします。
散歩という行為に興奮している
特に散歩を始めたばかりの愛犬に多いのがこの理由です。
散歩に慣れていない内は、愛犬にとって散歩の刺激が興奮する行為になってしまいます。
そのため、散歩をすると毎回どんどん行ってしまうのです。
飼い主がリードを引っ張っている
意外とやってしまいがちなのが、これです。
リードが引っ張られると、犬は無意識に負けまいと引っ張り返してしまいます。
また遠くに行かないようにリードを短くしていると、引っ張られることに敏感な犬は引っ張られているから引っ張り返そうとしてしまうのです。
飼い主がついてきてくれるから
犬にとって飼い主が自分の行き先についてきてくれる=自分が飼い主を誘導しなくてはいけないと勘違いに繋がりやすいのです。
また、自分の思い通りに飼い主が動くとその行為を学習します。一度学習してしまうと修正が難しくなるので注意が必要です。
②愛犬の引っ張り癖を直すメリットとは?
愛犬の引っ張り癖が気にならない人もいると思います。
しかし、飼い主だけでなく愛犬の負担にもなるのでぜひ直すようにしましょう。
・お互いに散歩による疲労感が軽減できる
・首輪が愛犬の体を締め付けないことで、ケガを防止できる
・愛犬に引っ張られて飼い主が転倒するのを防止できる
・走り出した愛犬が自転車等とぶつかるのを防止できる
愛犬が飼い主を引っ張ってしまうことに悪気がないことがほとんどですが、散歩中には危険がたくさん潜んでいます。防止できる危険はなるべく避けるためにも愛犬の引っ張り癖を直すようにしましょう。
③愛犬の引っ張り癖の直し方とは?
愛犬ではなく飼い主が散歩を誘導する
飼い主が立ち止まっている時に、愛犬がリードを強く引っ張られた時がありますよね。その時には、飼い主が散歩している方向と反対方向に歩き始めましょう。すると愛犬が慌てて飼い主を追いかけてきますので、それを繰り返しましょう。
何度か折り返しても愛犬が引っ張ることをやめない時には、一度立ち止まって落ち着かせましょう。
このように犬の意図する方向へあえて行かないことは、愛犬にとってリードを引っ張ること=つまらないと学習することに繋がります。
散歩中壁沿いを歩こう
壁沿いを歩くことで、愛犬が飼い主を追い越せない状況を作ることで、飼い主主導で散歩しましょう。そして、徐々に追い越そうとしなくなったら壁沿いで歩くのをやめて様子を見てみましょう。
散歩中にご褒美を与える
最も効果的な方法です。愛犬がリードを引っ張ることなく散歩できていれば、すぐにご褒美をあげましょう。そうすることで、散歩中に追い越さない事=良いことと学習してくれます。
また飼い主の歩くスピードに合わせて散歩できている時には、愛犬にアイコンタクトや褒め言葉を伝えて褒めてあげましょう。
そうやって褒め言葉やご褒美を与えていると、落ち着いて散歩できるようになります。
まとめ
愛犬にとって散歩は運動不足やストレス解消になるため必要なものです。しかし、愛犬がリードを引っ張って飼い主を誘導する形の散歩を学習させることは危険なためしっかりと修正するようにしましょう。散歩は飼い主と同じペースで歩くことが楽しいことなんだよ!ということを教えてあげましょう。そうすることで、お互いにストレスなく楽しく散歩ができるようになりますよ。