知多市にて保育ICTシステム「コドモン」運用開始

株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、愛知県知多市の公立保育所全11園および公立幼稚園全2園の計13園において、当社が展開するこども施設向けICTシステム「CoDMON」(以下:コドモン)の運用が開始されることをお知らせいたします。

知多市では今年度「指導案」の作成機能をまず導入し、今後段階的に他機能についても導入する予定です。保育士の業務において最も負担が大きいのは、主に書類作成をはじめとした事務業務です。記録をつけたり、指導案を作成したりする業務が1日の業務の約4割を占める場合もあり、手書きの書類や帳簿類が主流でした。知多市ではこの部分に注目し、まずは指導案の作成からコドモンを導入することにより、保育士の事務業務改善と効率化を図り、働き方改革を推進します。

庁舎写真 (1)
庁舎写真 (1)

【知多市におけるコドモン導入機能】

●ネットワーク環境
コドモンは、園内ネットワークにLGWANを使っている環境から接続出来るよう、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)により正式に「LGWAN-ASP対応サービス」として認定されています。知多市においても、LGWANの閉域接続の要件に応じたシステム提案を実現することが出来ました。
●指導案作成
現在園で使用している帳票をコドモン上にアップロードし使用できます。月案・週案等がデータ連携し、一貫性のある指導案の作成が可能です。デジタルを活かした閲覧性の良さ、テンプレート機能の活用などを実施することで、作成時間の削減と、指導案及び保育品質の向上が期待できます。
●複数園管理機能
全園を一括して管理できる統括アカウントを発行。各園のアカウントに毎回ログイン・ログアウトを繰り返すこと無く、1つのアカウントで一貫して全園の情報を閲覧でき、全13園の管理体制を強化します。

◇保育士の人材不足

国は待機児童の解消に向け、平成29年に内閣府から発表された「子育て安心プラン※1」に基づき2020年度末までに約32万人分の保育の受け皿拡大を進めています。厚生労働省は平成31年1月22日に「保育士確保集中取組キャンペーン※2」を発表するなどの対策をとっていますが、平成30年11月の有効求人倍率は3.20倍(全国で最も高い東京都では6.44倍)という状況であり、保育士の確保は喫緊の課題となっています。
この状況を改善するためには、保育士の働く環境を改善し、保育士が働きやすい職場づくりをすすめることが不可欠です。
※1 子育て安心プラン
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/taikijido/pdf/plan1.pdf

※2 保育士確保集中取組キャンペーン
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/syakaihosyou_kaikaku/dai7/shiryou7.pdf

◇保育ICTシステムで保育士の負担軽減へ

保育士の業務において、手書きでの書類作成の事務作業は、負荷の高い業務であり、本来の子どもに向き合う時間、最終的には保育の質にも影響を及ぼしていました。しかしICT化することにより、大幅に効率化できる業務でもあります。保育ICT化は、「子育て安心プラン」の中でも保育士の業務負担軽減のための施策として推奨されており、全国の保育園でICTシステムの導入が進んでいます。

また2019年10月から幼児教育・保育の無償化が全面的に実施されることにより、事務作業が著しく増加するという声も現場から上がっており、保育ICT化の需要が高まると考えられます。
それを裏付けるように、コドモンが正式リリースされた2015年以降、2016年には約500、2017年には約1,500、2019年7月には全国約3,600以上の施設で順調に導入数を増やしています。自治体は、全国13カ所※3で導入が決定しています。

※3 渋谷区、港区、府中市、藤枝市、富山市、小松市、田尻町、奄美市、金武町、豊岡市、神戸市、知多市、能美市
現在全国に保育園は34,763園(厚生労働省発表資料「保育所等関連状況取りまとめ 平成30年4月1日」より)あり、今後さらに多くの施設でコドモンが導入されることにより、保育業界の業務改善が加速し、保育士の確保だけでなく、保育の質向上にも十分な効果を発揮することが期待されます。

【こども施設向けICTシステム「CoDMON」概要】

コドモンは、保育園や幼稚園で働く先生と保護者に対して、子どもたちと向き合うゆとりを持っていただくための各種支援ツールを提供するSaaS※4です。
施設向けの機能として、一元化された園児情報の上で成長記録や指導案などをスマートに記録する機能をはじめ、登降園管理やアプリを使った保護者とのコミュニケーション支援機能など、先生の業務負担を大幅に効率化/自動化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援をしています。また同時に、AIを使った先生の自動シフト作成機能や、ベビーセンサーなどのIoTデバイスとAPI連携するなど、園内のICT/IoT環境を統合管理できるソリューションを提供しています。
保護者向けの機能としては、専用アプリを通して施設との連絡機能のほか子どもの成長管理や写真アルバム、保育料の支払い支援といったサービスを展開しています。
※4 SaaSとは、ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと

【株式会社コドモン 会社概要】

◆所在地:東京都港区三田3丁目1−4 Net1.三田ビル4F
◆資本金:68,250,000円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆事業内容:保育業務支援システムの開発・提供。2019年8月時点で、全国約3,600施設、保育士約6万人が利用。全国13の自治体で導入。(ご参考:2018年度 特定地域型保育事業を含む全国保育所数は34,763園)
◆サービスHP:https://www.codmon.com/

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株式会社コドモン
広報
080-7303-6026/080-4466-6738
press@codmon.co.jp
TEL: 03-6633-2802
FAX: 050-3737-7471


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