トランプの参謀たちと米シンクタンク研究員が「国防戦略」を徹底議論『米中戦争を阻止せよ』2/18発売

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、村野将氏の新刊『米中戦争を阻止せよ』を2025年2月18日に発売します。著者である村野氏は、共和党に近い保守系シンクタンクとして知られるハドソン研究所の上席研究員です。本書では、近年の日米安全保障上の深刻な課題である、「世界同時紛争リスク」と「限定核戦争リスク」について解説。さらに第2期トランプ政権における安全保障政策のキーパーソンたち4人とこれらの課題について議論し、日本の安全保障について新たな提言をしています。

台湾有事における限定核戦争の可能性

ロシアによるウクライナ侵攻と中東情勢の不安定化など、現在、同時多発的な紛争リスクが増しており、村野氏は本書の中で、台湾と朝鮮半島が連動して危機に陥る可能性を危惧しています。さらに「限定核使用の可能性は中朝露だけではない」とも指摘し、日米安全保障の最大の懸念事項である台湾有事において、米中双方が限定的に核を使用する可能性に言及しています。

第2期トランプ政権の国防戦略を担う識者との対談

本書では、米国の国防戦略の立案に携わり歴代国防長官にさまざまな助言を行なってきたアンドリュー・クレピネビッチ、第1期トランプ政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めたH・R・マクマスター、第2期トランプ政権では国防省の№3に当たる政策担当国防次官に指名されているエルブリッジ・A・コルビーなど、米国国防戦略の最前線にいる4人の識者たちと村野氏の深い議論から日本の安全保障政策の課題を明らかにします。

『米中戦争を阻止せよ』について

本書の構成

第1章 世界同時紛争リスクに備えよ
第2章 台湾有事における限定核戦争リスク
第3章 米中露「核三極体制」の時代 
    アンドリュー・クレピネビッチ(歴代国防長官顧問)×村野 将
第4章 世界が見習うべき日本の国防
    H・R・マクマスター(元大統領補佐官)×村野 将
第5章 トランプ政権は中国と「戦う」のか
    エルブリッジ・A・コルビー(第2期トランプ政権国防次官)×村野 将
第6章 台湾有事、最も危険なシナリオ 
    マイケル・ベックリー(『デンジャー・ゾーン』著者)×村野 将
終 章 日本の安全保障政策をアップデートせよ

著者

村野 将(むらの まさし)
1987年生まれ。米ハドソン研究所上席研究員。拓殖大学国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程修了。2024年より現職。専門は日米の安全保障政策、核・ミサイル防衛政策など。共著に『ウクライナ戦争と米中対立』(幻冬舎新書)など。

書誌情報

書名:米中戦争を阻止せよ トランプの参謀たちの暗闘
著者:村野 将
定価:1,100円(税込) 
判型・製本・ページ数:新書判・並製・240ページ 
ISBN:978-4-569-85846-3
レーベル:PHP新書
発行:PHP研究所
発売日:2025年2月18日

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