複数の国際映画祭で高評価!伝統や変化の狭間で生きるグルン族の少女を捉えた映画『グルン We are Gurung』、渋谷のユーロスペースで日本初公開【11月30日より】
初日には監督らによるトークイベント、2日目には主題歌を手掛けたインナージャーニー が生歌披露!ネパールの少女らに化粧品を寄付する観客参加型の特別なチャリティ実施!
トロントドキュメンタリー長編&短編映画祭で「Best Culture」賞を受賞し、アカデミー賞エントリー資格を持つ映画祭でも注目された映画『グルン We are Gurung』が、2024年11月30日(土)より渋谷のユーロスペースにて日本初公開されます。本作は、ネパールのグルン族の村で、伝統と現代の価値観が交差する中で生きる少女たちの現実をありのままに記録した作品です。監督が7年間にわたり村に通い、現地の人々と築いた信頼関係を基に、女性蔑視的な慣習が根強く残る社会課題を繊細に描き、少女たちの葛藤と未来への希望を浮き彫りにしました。
公開初日となる11月30日(土)には、監督をはじめとするゲストによる「現地で“撮る”可能性」をテーマにしたトークイベントが行われ、2日目となる12月1日(日)には、主題歌を提供したインナージャーニーによる弾き語りと、楽曲制作の背景を語るトークイベントが予定されています。
また、11月30日と12月1日の2日間には、観客参加型の特別企画「Bring Beauty to Gurung」を実施します。未使用の化粧品を劇場に持参し、スタッフにお渡しいただいた方には、映画のポストカードをプレゼント。集めた化粧品は、グルン族の女性たちに届けられ、プロによるメイク体験を通じて自己肯定感を高める支援に活用されます。この取り組みを通じて、映画が描くテーマを現実の支援活動に結びつけています。
映画『グルン We are Gurung』の制作背景とストーリー
映画『グルン We are Gurung』は、ネパールのグルン族の村で伝統的な結婚慣習に悩む18歳の少女ビスヌを中心に描かれています。グルン族では、結婚相手は親が決め、10代で結婚し、畑を耕しながら家族を育てることが一般的です。多くの女性が結婚当初は幸せを感じなかったものの、子どもが生まれて次第に幸せを見出しているという現実が語られています。この映画は、そうした伝統が変わりつつある様子を鮮明に描き、ビスヌの物語を通してその変革を追っています。
監督が7年間かけて村に通い、村人との深い信頼関係を築いた上で撮影を行いました。出演者には役者やタレントを起用せず、実際に村に住む人々が登場することで、観客は村の生活に直接触れるような感覚を得ることができます。村の伝統と変化が交錯する貴重な瞬間を捉え、時代の移り変わりを反映させた貴重な映像です。
国際映画祭への出品・受賞歴
『グルン We are Gurung』は、複数の国際映画祭で高い評価を得ており、特にトロント国際映画祭では「Best Culture」賞を受賞しました。映画は、アカデミー賞のエントリーが期待される映画祭でも注目を集め、社会的な意義が国際的に認められています。その映像美と、現地の文化や慣習に対する深いリスペクトが、多くの観客に感動を与えています。
特別企画「Bring Beauty to Gurung」プロジェクト【2024年11月30日(土)-12月1日(日)】
映画『グルン We are Gurung』の公開初日と翌日の2日間にわたり、特別なチャリティ企画「Bring Beauty to Gurung」を実施します。本プロジェクトでは、未使用の化粧品を劇場に持参し、スタッフにお渡しいただいた方に、映画のポストカードをプレゼントいたします。
集められた化粧品は、次回のグルン族の村訪問時に持参し、現地の女性たちにプロのメイクを施して撮影を行います。これにより、彼女たちが自分の美しさや可能性を再認識し、自己肯定感を高めることを目指しています。
この取り組みは、グルン族の女性たちにとって貴重な体験となり、メイクを通じて自己肯定感を高める機会を提供します。未使用のコスメを持参し、『グルン We are Gurung』の上映を楽しみながら、この特別企画にご参加ください。
公開記念特別企画①|監督らによるトークイベント【2024年11月30日(土)】
初日上映後には、監督とゲストの写真家・阿部裕介によるトークイベントを実施。「現地で“撮る”可能性」をテーマに、スライドを交えながらネパールのグルン族の村での撮影背景を語ります。さらに、ネパールで長期滞在を経験した俳優をスペシャルゲストに迎え、現地での文化や生活のリアルな一面、本作の制作におけるエピソードを共有します。現地の空気感や制作の舞台裏を体感できる貴重な機会です。
写真家|阿部 裕介
1989年東京生まれ。写真家。青山学院大学経営学部修了。
大学在学中より、アジア、ヨーロッパを旅する。在学中、旅で得た情報を頼りに、ネパール大地震による被災地支援(15年)や、女性強制労働問題「ライ麦畑に囲まれて」や、パキスタンの辺境に住む人々の普遍的な生活「清く美しく、そして強く」を対象に撮影している。日本での活動としては家族写真のシリーズ「ある家族」がある。
公開記念特別企画②|インナージャーニーミニライブ&トークイベント【2024年12月1日(日)】
2日目の特別企画として、主題歌「流浪のうた」を手掛けたバンド・インナージャーニーのカモシタサラ(Vo&Gt)による弾き語りライブを開催。映画のために書き下ろされたこの楽曲が、どのように少女ビスヌの心情や物語とリンクして生まれたのか、楽曲制作の背景や監督との交流秘話を語ります。カモシタの瑞々しい感性と繊細な歌声が、映画の余韻をさらに深める貴重なひとときとなるでしょう。
3ピースバンド|インナージャーニー
カモシタサラ(Vo&Gt)、本多秀(Gt)、とものしん(Ba)の3人からなるバンド。10代限定フェス「未確認フェスティバル」に出演後に結成し、FINAL STAGEに進出。その後、幅広い世代に響く楽曲と感情豊かなサウンドで注目され、2021年にリリースした「グッバイ来世でまた会おう」はYouTubeで94万回再生を突破。2023年には映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』の主題歌「少年」や、映画『とりつくしま』の主題歌「陽だまりの夢」などを手掛け、さらに2024年には初の東名阪ワンマンツアーを開催。
監督 森野 継偉(もりの けいい)について
1994年、福岡県生まれ。これまでに数多くのCMや短編映画を手掛け、本作『グルン We are Gurung』が初の劇場公開作品となる。 映像制作に携わる以前はバックパッカーとして世界を放浪。その経験を基に、現地の人々と寝食を共にしながら溶け込む撮影スタイルを確立した。ネパールのグルン族の村での7年間の撮影を通じて、観察者としてだけでなく、村人たちの生活に寄り添うことで、映像に温かみと深い信頼感をもたらしている。
〈 森野監督 コメント 〉
自分のことだけでも精一杯日々を生きているけれど、ふと立ち止まると知らない国の知らない人たちも精一杯生きていることを知ることができる。
日々の中で一杯一杯になる時もあるけど、そんなときに物差しがいくつかあるとどこか心の拠り所ができると思うんです。それは村の彼女たちもそうだし、僕たちも。映画を通してネパールという遠い国のグルン族の村を訪ねるようなそんな50分になるといいなと思っています。
企画詳細、問い合わせ先 等
映画の詳細情報や上映スケジュールは、映画公式ウェブサイト、またはユーロスペース公式ウェブサイトをご覧ください。最新情報は、映画公式インスタグラムにてご確認ください。
【2024年11月30日(土)~12月1日(日)】「Bring Beauty to Gurung」プロジェクト
●概要:ユーロスペースにご来場いただき、化粧品を寄付をいただいた方には、映画のオリジナルポストカードをプレゼント。 ※化粧品は会場スタッフにお渡しください
【2024年12月1日(日)】公開記念特別企画②|インナージャーニーミニライブ&トークイベント
●概要:主題歌を担当したインナージャーニーのカモシタサラが弾き語りを披露し、楽曲制作の背景や作品への想いを語るトークセッションを実施。
●タイムスケジュール:18:15 上映開始 / 19:06 限定ミニライブ&トークイベント / 19:30 終了予定
【2024年11月30日(土)】公開記念特別企画①|監督らによるトークイベント
●概要:監督、写真家・阿部裕介、そしてネパールに長期滞在経験を持つ俳優をスペシャルゲストに迎え、「現地で“撮る”可能性」をテーマに多角的な対話を展開。
●タイムスケジュール:18:00 上映開始 / 18:51 トークイベント / 19:15 終了予定
※全ての企画はユーロスペース(http://www.eurospace.co.jp/)にて『グルン We are Gurung』映画製作委員会が運営・実施予定
【お問い合わせ先】
本リリースに関する取材依頼や追加情報については、以下の広報担当者までお気軽にご連絡ください。広報担当:大城(おおしろ)
●メールアドレス:info.gurung.movie@gmail.com
●電話番号:090-8830-6906
【関連サイト】
●映画公式サイト:https://www.wearegurung.com/
●映画公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/gurung_movie/
●ユーロスペース 上映スケジュール:
http://www.eurospace.co.jp/schedule/