おでん推し小説「婚活食堂」シリーズ20万部を突破 食欲と読書の秋到来に合わせて最新8巻を発売

株式会社PHP研究所（京都市南区・代表取締役社長 瀬津要）は、2022年11月11日に山口恵以子著『婚活食堂8』（税込803円）を発売します。元・食堂のおばちゃん作家として知られる山口恵以子さんが、東京・四谷の小さなおでん屋を舞台に描く「婚活食堂」シリーズは、愛情と人情溢れる連作小説です。元占い師の女将が、暖簾をくぐる客たちの空腹を酒と料理で満たし、言葉と会話で心をいやすストーリーにハマる書店員や読者は巻を追うごとに増え、累計発行部数は20万部を超えています。

山口恵以子著『婚活食堂8』書影

独身で50歳を迎えた人の割合は、男性の４人に1人、女性は７人に１人と言われています。食堂のおばちゃんとして働きながら創作に励み、松本清張賞を受賞した著者も、その1人です。「婚活食堂」シリーズは、「お見合い43回全敗」というインパクト大の婚活歴と、食堂勤務で磨いた料理の腕前に着想を得て誕生しました。

主人公の恵が切り盛りする「めぐみ食堂」は、モデルはあるものの、架空の店です。おでん屋という設定にした理由について著者は、「市販のおでん種があれば、素人でも女将になれそうだから」と、本作の特設ウェブサイトで明かしています。各巻末にレシピを掲載しているので、作中メニューをその気になれば作れるのも本シリーズの特長です。シリーズ愛読者から届く「読んでいると、おでんが食べたくなる」という声を何よりの励みに、おでんが名物の「婚活食堂」シリーズを今後も推してまいります。

『婚活食堂8』の発売を記念して“一夜限定「作家食堂」”が開店します。食品メーカー「紀文食品」、書店「有隣堂」、作家「山口恵以子」による、食と本と人をつなぐ3ヵ月連続イベント企画の第2弾です。『婚活食堂8』登場メニューを、東京ミッドタウン日比谷「ヒビヤセントラルマーケット」内の居酒屋「一角」が再現。山口恵以子さんと参加者が、料理に舌鼓を打ちながら語り合います。また、東京さくらトラム（都電荒川線）を、「婚活食堂」シリーズのイメージデザインで包んだ車両が走る「#都電婚活食堂」の運行も始まります。ラッピング車両の運行は本の日でもある11月1日（予定）から1年間、「作家食堂」は11月18日の一夜限りです。読書も食欲も行楽も、「婚活食堂」シリーズが、さまざまな角度から秋のお楽しみを提案します。

ラッピング車両（「婚活食堂」は片側のみ）

なお“一夜限定「作家食堂」”おしながきの一部は、11月19日（土）から12月31日（土）までの期間限定メニューとして、引き続き「一角」で提供いたします。イベントや期間限定メニューの詳細は、ヒビヤセントラルマーケットホームページ上でご案内中です。

【「婚活食堂」8巻刊行記念　『一夜限定「作家食堂」』について】
日時：11月18日（土）18:00～20:00
会場：ヒビヤセントラルマーケット「一角」
参加方法：ヒビヤセントラルマーケットに電話で申し込み
参加申し込み用電話番号：03-6205-7894
ヒビヤセントラルマーケットURL
https://hibiya-central-market.jp/

11月11日発売の第8巻がシリーズ最新刊です。2023年初夏（予定）には、第9巻を発売いたします。

牛スジ、葱鮪、トマトといった名物おでんや牡蠣のカレー煮、蒸しイチジクの甘味噌がけなどの季節の小料理……東京・四谷の「めぐみ食堂」は、女将の玉坂恵が一人で切り盛りするおでん屋だ。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は"見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客らと接するうちに、"男女の縁”が見えるようになって――。心もお腹も満たされる人情小説シリーズ。

山口恵以子（やまぐち　えいこ）
1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家をめざしてプロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説を執筆する。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に、「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」などのシリーズをはじめ、『風待心中』『いつでも母と』『ライト・スタッフ』などがある。

各タイトル：『婚活食堂1』『婚活食堂2』『婚活食堂3』『婚活食堂4』『婚活食堂5』『婚活食堂6』『婚活食堂7』『婚活食堂8』
著者：山口恵以子著
価格：1～6各748円（10％税込）、7～8各803円（10％税込）
判型製本：文庫判並製
レーベル：ＰＨＰ文芸文庫
発行：ＰＨＰ研究所
（シリーズ特設サイト）https://www.php.co.jp/konkatu