【星のや京都】平安貴族さながらに夏宵の風情を味わう「夏宵の蛍狩り」開催~奥嵐山に儚く光る蛍を鑑賞し、源氏物語「蛍」の世界観に触れる~│開催日:2023年6月1日、15日、22日、29日
各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2023年6月1日、15日、22日、29日に、平安貴族さながらに夏宵の風情を味わう「夏宵の蛍狩り」を開催します。星のや京都の目の前を流れる大堰川(おおいがわ)の水辺にでかけ、特製の蛍籠(ほたるかご)行灯とともに儚く光る蛍を鑑賞する催しです。施設内の「水の庭」で総料理長特製の赤紫蘇しぼりで涼を感じたあとは、源氏物語「蛍」*1の語りを聞きます。目の前で生き生きと語られる源氏物語の描写に想いを馳せることで、平安貴族さながらに夏宵の風情を味わうことができます。
*1 源氏物語五四帖の巻名の一つ。第二五帖。
背景
嵐山は京都府内でゲンジボタルが生息する数少ない地域の一つです*2。星のや京都は、景観保護のため建物が少なく街の灯りは山々に遮られて届かない場所にあり、蛍をゆっくり鑑賞することができます。夏の季語でもある蛍は、平安時代の和歌*3にも数多く歌われ、人々の暮らしに身近な存在でした。かつて平安貴族が蛍の光を眺めて過ごした夏宵の風情を、現代でも味わってほしいと考えています。
*2 京都府レッドデータブック
*3 「後拾遺和歌集」和泉式部、他
特徴1 特製の蛍籠行灯を携えて、平安貴族さながらに蛍を鑑賞する
星のや京都の目の前を流れる大堰川は、かつて平安貴族が別荘を構え、四季の風景を愛でた風光明媚な場所です。本催しでは、特製の蛍籠*4行灯を携え、星のや京都のスタッフだからこそ知る、大堰川沿いの密かな蛍の生息ポイントに案内します。蛍が舞う様子を眺め、かつて平安貴族も興じた蛍狩りに想いを馳せます。
*4 麦わらを編み込んで籠を作り、蛍を入れて観賞用に使っていた天然の虫籠
特徴2 「水の庭」で特製赤紫蘇しぼりを味わう
蛍を鑑賞したあとは施設内の「水の庭」で、総料理長特製の赤紫蘇しぼりを味わいます。赤紫蘇は、平安時代から日本で栽培され、薬用や香味用食品として重宝されました*5。爽やかな香りと酸味のあるすっきりとした味わいで、蛍鑑賞後に涼を感じ、ひと息つくことができます。
*5 日本現存最古の漢和薬名辞書「本草和名(ほんぞうわみょう)」
特徴3 源氏物語「蛍」の世界観に触れる語り
現代京ことばに訳した「蛍」の帖の語りを通して、平安時代に成立した源氏物語の世界観に触れます。語り部は、「源氏物語」五十四帖を百年前の京ことばで語る、山下智子氏です。蛍の帖では、光源氏が放った蛍の光に照らされた玉鬘(たまかずら)の美しさに、兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや)が心を奪われた場面が描かれています。目の前で生き生きと語られる源氏物語の描写に想いを馳せることで、平安貴族さながらに夏宵の風情を味わうことができます。
「夏宵の蛍狩り」概要
期間 :2023年6月1日、15日、22日、29日
料金 :1名16,500円 (税・サービス料込、宿泊料別)
含まれるもの :蛍鑑賞ツアー、赤紫蘇しぼり、源氏物語「蛍」の語り
定員 :4名
予約 :公式サイト(https://hoshinoya.com/kyoto)にて14日前まで受付
場所 :星のや京都
対象 :宿泊者
備考 :気象条件などにより、蛍はご覧になれない場合があります。雨天時は開催を中止します。
■星のや
「夢中になるという休息」をコンセプトに、施設ごとの独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設は、その土地の風土、歴史、文化などの本質を識る喜びを滞在に織り込み、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ちます。
https://hoshinoya.com
■星のや京都
平安貴族が興じた嵐山にたたずむ水辺の私邸で時を忘れる。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡った先では、京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、嵐山の情景を映した滋味豊かな日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常が提供されます。
〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2/客室数:25室
https://hoshinoya.com/kyoto/