星野リゾートと福島県磐梯町が「地域活性化起業人」の協定を締結~委嘱状交付式を2021年4月8日に実施~
日本の伝統や文化を活かしたおもてなしで旅を楽しくする「星野リゾート」は、総務省が推進する「地域活性化起業人」の制度を活用し、2021年4月1日から福島県耶麻郡磐梯町(ばんだいまち)に社員を1名派遣します。2021年4月8日に委嘱状交付式が実施され、磐梯町の佐藤淳一(さとうじゅんいち)町 長から星野リゾート社員の久慈沙織(くじさおり)へ委嘱状が交付されました。当職員は、デジタル変革戦略室に配属され、デジタルを活用しながら、町の魅力をPRする業務に携わり、磐梯町のイメージアップにつながる魅力を発信し、交流・関係人口の増加と、磐梯町が掲げる「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」に貢献して参ります。
「地域活性化起業人」とは
三大都市圏に所在する企業などの社員が、そのノウハウや知見を活かし、一定期間(6ヶ月以上3年以内)、地方自治体において、地域独自の魅力や価値の向上、安心・安全に繋がる業務に従事することで、地方自治体と企業が協力して地方圏へのひとの流れを創出する総務省の取り組みです。
磐梯町と星野リゾートのこれまでの取り組み
星野リゾートは、2003年から、磐梯町のスキー場「星野リゾート アルツ磐梯」、「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」、「メローウッドゴルフクラブ」の3施設を運営しています。以降、磐梯町とは、町の観光資源を活用したツアーの実施や、町の子供たちへのスノーボードレッスンの開催など、協働しながら地域の活性化に努めて参りました。本協定を結ぶことで、さらに、町のイメージアップにつながる魅力を発信し、交流・関係人口の増加と、磐梯町が掲げる「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」に貢献して参ります。
派遣概要
任期 :2021年4月1日から1年間 *最大3年間の延長あり
派遣先 :福島県耶麻郡磐梯町/配属先:デジタル変革戦略室
職名 :デジタル推進PRマネージャー
業務内容:(1)SNS等を活用した町の情報発信に関する業務
(2)DXを推進するための官民共創プロジェクトに関する業務
(3)関係・交流人口の創出に関する業務
佐藤淳一町長コメント
磐梯町は人口3400人の小さな町です。現在地方行政の抱える課題は少子化、高齢化による急激な人口減少、そして人口減に伴う地域産業の減退など、磐梯町も例外ではありません。このような状況下だからこそ磐梯町は「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまち」をビジョンに据え、これを実現するためにデジタルも活用し町民起点で行政を進めていくことを決断しました。しかしながらこれを実現するためには外部人材の活用が大きな鍵となります。今回、リゾート運営のプロである星野リゾートから地域活性化企業人として
久慈さんを派遣いただき広報を担っていただきます。磐梯町の宝が素晴らしい
人材により光り輝くことを期待しています。
星野リゾート社員 久慈 沙織コメント
星野リゾートの福島エリア広報として、これまでも町の方と携わってまいりましたが、さらに深く地域に関わることができる機会をいただき、感謝しております。星野リゾートで培った経験と、デジタル戦略推進室の強力なチームのノウハウを組み合わせて、町のビジョンを達成できるよう努めて参ります。また、磐梯町の魅力を星野リゾートの施設を利用される方にも伝えられるよう、これまで以上に協力体制を築き、町の活性化と企業の持続可能な競争力につながるWin-Winな活動に繋げられればと考えております。
磐梯町紹介
磐梯町は、東京都心から北へ約200km、会津盆地の東北部に位置し、磐梯山を間近に仰ぎ見る山紫水明の地です。平安時代初期の名僧「徳一(とくいつ)」によって建立された慧日寺(えにちじ)を有する会津仏教文化発祥の地として栄えた、歴史と伝統・文化を受け継いできた町でもあります。平安初期の古式建築技法により復元された史跡慧日寺跡金堂・中門をはじめとする歴史的遺産や、名水から作られる日本酒や蕎麦など、魅力にあふれた地域です。
星野リゾート
国内外に46施設を運営するリゾート運営会社。「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(べぶ)」の5つのサブブランドを展開しています。磐梯町では、会津の歴史文化を体験できる「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」、国内有数の規模を誇るスキー場「星野リゾート アルツ磐梯」、磐梯山と猪苗代湖を望みながらのプレーが楽しめる「メローウッドゴルフクラブ」の3施設を運営しています。
URL:https://www.hoshinoresorts.com/