「Fortuna Kitasenju」2021年6月 完成

不動産の売買・開発事業を展開する株式会社ジェクトワン（本社：東京都渋谷区、代表取締役：大河幹男）は、東京都足立区千住旭町に、当社オリジナルブランドSincreaseシリーズのコンセプトを踏襲した木造集合住宅「Fortuna Kitasenju」（2021年6月竣工）を開発しました。

「Fortuna Kitasenju」外観（昼景／夕景）

■Sincreaseシリーズのコンセプト
木造集合住宅でありながら、デザイン性、機能性、防犯性を兼ね備え、入居者から好評を得ているシリーズです。明るいトーンの空間にアクセントクロスで彩りを添え、コンパクトながらキッチン・洗面・風呂・トイレの住宅設備や収納スペースの確保、オートロック完備など、暮らしを楽しみ笑顔が生まれる価値ある建物作りをコンセプトにしています。
「Fortuna　Kitasenjyu」は、Sincreaseのコンセプトを反映した上で、ラテン語の『Fortuna＝幸運』というネーミングをつけており、これから北千住の街に住む人たちに向け、幸運を届ける場となることを目指しています。

■立地・ターゲット
北千住は古くから「北の玄関口」といわれる交通の要となった街で、その名残もあり北千住駅は5路線（JR常磐線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレス、東京メトロ 千代田線、東京メトロ 日比谷線）が乗り入れるターミナル駅として賑わい、大型ショッピングモールなど商業施設も充実しています。また、2000年以降、小中学校の統廃合に伴う敷地活用が課題となっていましたが、そこへ大学を誘致することで、若者が流入し学生街としても広く認知されてきました。
東京23区の中では比較的家賃相場も安く、生活利便施設が充実しているため、若者たちの支持も高いエリアです。その結果、交通や生活の利便性が高いのに生活コストが安い街として、「穴場だと思う街ランキング*」の4年連続No.1にもなっています。
そんな北千住で新たな生活を始める学生や若手社会人をターゲットに「新しい風を吹き込み、シンプルに暮らす」ことができる、コンパクトタイプの集合住宅を計画しました。

■建物デザイン
本建物は住宅密集エリア内で活用方法が難しいとされる土地に、地域ニーズに沿ったコンパクトタイプの集合住宅を建築しています。外観は、質感の異なる２つの外壁をミックスしながらワントーンでまとめ、窓枠にアクセントの黒を効かせることで、狭小地の中でも圧迫感を感じさせず、スタイリッシュで洗練された雰囲気を作り出しました。さらに、住宅密集エリアで課題となる閉塞感に対しても、エントランスにピロティ部分を設けることで、ゆるやかに視線を遮りながらゆとりを生む空間を作っています。また、ピロティ内に宅配BOXやオートロックドアを配することで、セキュリティと生活の利便性向上を兼ね備えたデザインとしています。

建物外観

エントランスピロティ

■内装デザイン
コンパクトな空間の中でも心地良いシンプルな暮らしを叶えられるよう、床や建具、壁紙を明るいトーンで整えつつ、アクセントクロスでスタイリッシュさも取り入れた作りとなっています。また、敷地の制約が大きい中でも、入居者の生活する居室を極力整形にとれるよう間取りを工夫し、水回り上部や居室内に収納スペースを設けるなど、生活のしやすさも配慮しています。

居室内

キッチン・ユニットバス

*リクルート住まいカンパニー「SUUMO住みたい街ランキング2021 関東版」より
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/data/sumimachi2021kantou_sonota/#tboc1

名称：Fortuna Kitasenju
所在地：東京都足立区千住旭町15-11
種類：共同住宅
構造規模：木造耐火構造 地上3階建
総戸数：8戸
延床面積：152.62㎡
専有面積：124.40㎡
間取り：1K×2戸・1R×6戸
施工：株式会社ワプル
設計・監理：一級建築士事務所　設計工房
竣工日：2021年6月竣工

所在地：東京都渋谷区渋谷1-7-7 住友不動産青山通ビル13F
設立：2009年1月28日
代表取締役：大河 幹男
資本金：1億円（2021年4月時点）
社員数：51名（2021年6月現在）
事業内容：総合不動産開発事業（住宅、ビル、商業、ホテル）、リノベーション事業、街なか再生事業、不動産コンサルティング事業、空き家活用事業
ホームページ：https://jectone.jp/