「齋藤秀雄メモリアル基金賞」新選考体制のお知らせ
将来有望な若手チェリスト・指揮者を顕彰
公益財団法人ソニー音楽財団(所在地:東京都千代田区、理事長:水野道訓、英文名称:Sony Music Foundation)は、当財団の運営する顕彰事業「齋藤秀雄メモリアル基金賞」選考体制について、2021年7月の当財団理事会の承認を経て、次の通り変更いたしましたのでお知らせいたします。
<齋藤秀雄メモリアル基金賞> (敬称略)
名誉顧問 小澤征爾(指揮者)
選考委員会 選考委員長 水野道訓(ソニー音楽財団理事長)
永久選考委員 堤 剛(チェリスト)
任期制選考委員 片桐卓也(音楽ライター)
寺西基之(音楽評論家)
広上淳一(指揮者)
長年に渡り永久選考委員を務めていただいた小澤征爾氏が今年度より新たに名誉顧問に就任いたします。また、これまで不在であった選考委員長を今後はソニー音楽財団理事長が務めることとなりました。今年度は選考委員長の水野道訓、永久選考委員の堤 剛氏、任期制選考委員の片桐卓也氏、寺西基之氏、広上淳一氏の計5名による選考委員会で候補者を選定し、当財団理事会にて受賞者を決定いたします。
当財団は新しい選考体制のもと、引き続き将来有望な若手チェリストおよび指揮者の発掘・支援に努めてまいります。
「齋藤秀雄メモリアル基金賞」について
財団法人ソニー音楽芸術振興会(現・公益財団法人ソニー音楽財団/英文名称:Sony Music Foundation)は、2002年度(平成14年度)から「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を創設しました。この「齋藤秀雄メモリアル基金賞」はチェリスト・指揮者・教育者として高名な故・齋藤秀雄(1902-1974)氏に因むものです。
齋藤秀雄メモリアル基金賞: https://www.smf.or.jp/saitohideo/
経緯
2000年3月17日に齋藤秀雄氏未亡人・齋藤秀子氏が90歳で逝去された。
齋藤秀子氏の遺言公正証書第参条に「財団法人ソニー音楽芸術振興会は、遺贈された財産で振興会の中に『齋藤秀雄メモリアル基金(仮称)』を設け、この基金により若手チェリスト、指揮者の発掘、育成を目的とした顕彰制度を実施して下さい。」と記載があった。
齋藤秀子氏から十数年前、同家の資産運用の相談を受けた当財団理事長・大賀典雄(当時)が同家の資産を買取った経緯があり、齋藤秀子氏の遺言に上記の文章が入ったものと思われる。
齋藤秀子氏の遺言執行者である中央三井信託銀行から当財団に、306,483,968円の遺贈金が寄せられた。
当財団理事会、評議員会で審議の上、齋藤秀子氏の生前の希望により、大賀が小澤征爾氏、堤 剛氏とも協議した結果、この遺贈金は「齋藤秀雄メモリアル基金」として運用することになり、2002年度(平成14年度)から毎年度「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を授与することが決定した。
当賞の規則を以下の通り定める。
記
- 名称「齋藤秀雄メモリアル基金賞」
- 選考対象
・音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される、若手チェリスト、指揮者。
・チェリストと指揮者を各々1年に1人顕彰することを原則とする。但し、適切な該当者がいない場合は顕彰しない。
- 選考方法
音楽関係者からの意見等を参考に、選考委員会で、選考委員が候補者を選出し、全員で選考の上、選考委員長が受賞者を選定し、名誉顧問へ報告の上、理事会において決定する。
選考委員会は、顕彰年度の上半期に開催することを原則とする。
- 選考委員の選定
(選考委員長)
選考委員長は当財団理事長が担うものとする。
(永久選考委員)
永久選考委員は下記の通りとする。
永久選考委員:堤 剛氏
(任期制選考委員)
上記永久選考委員以外に任期制の選考委員を3名置く。任期制選考委員は理事会に於いて選任し、任期は3年とする。任期制選考委員に欠員が生じた場合には、理事会に於いて後任を定める。
- 名誉顧問の選定
名誉顧問は下記の通りとする。
名誉顧問:小澤征爾氏
- 賞
・楯
・賞金 当該年毎に1人500万円(総額1,000万円)
- 受賞者発表時期、方法
顕彰時期を考慮して、当該年毎に適切な発表時期を定める。受賞者はマスコミに公表し、当財団ウェブサイトでも公表する。
- 顕彰時期
当該年毎に適切な時期を定める
- 主催 公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
特別協力 公益財団法人サイトウ・キネン財団
セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会
財団概要
名称 : 公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
理事長: 水野道訓
設立 : 1984年10月2日
所在地: 〒102-8353 東京都千代田区六番町4-5 SME六番町ビル
URL : https://www.smf.or.jp/