東広島市・近畿大学 Town&Gown Office まちづくりプロジェクト 近大生が(仮称)西高屋情報ラウンジの空間デザイン案を市長にプレゼン
近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科では、東広島市が令和6年度(2024年度)にJR西高屋駅に開設予定の「(仮称)西高屋情報ラウンジ」の開設準備検討ワークショップに参加しており、ラウンジの空間デザイン等を担当しています。令和5年(2023年)10月11日(水)、ワークショップで検討を重ねたデザイン案を、東広島市役所において髙垣広德市長にプレゼンテーションします。
【本件のポイント】
●東広島市が令和6年度に開設予定の「(仮称)西高屋情報ラウンジ」の空間デザイン等の検討を、近畿大学工学部建築学科の学生らが担当
●東広島市の髙垣広德市長に対し、学生が4つのデザイン案をプレゼンテーション
●「東広島市・近畿大学 Town & Gown Office」のプロジェクトの一環として実施
【本件の内容】
近畿大学工学部と東広島市は、令和5年度(2023年度)から、共同運営する連携窓口「東広島市・近畿大学 Town&Gown Office」を開設しています。開設に伴いスタートしたプロジェクトの一環として、近畿大学工学部建築学科の学生22名と近畿大学附属広島高等学校東広島校の生徒18名が、令和5年(2023年)5月から「東広島市・近畿大学 Town&Gown Office まちづくりプロジェクトに関わる(仮称)西高屋情報ラウンジ開設準備検討ワークショップ」に参加してきました。これまでに実施した計3回のワークショップには、駅前通り活性化を考える地元関係者、情報ラウンジの設計者、市の政策推進監・高屋出張所・営繕課・生涯学習課もオブザーバーとして参加し、学生・生徒たちは4つのグループに分かれて情報ラウンジの空間・内装デザイン、備品、運用等について検討を重ねてきました。
このたび、工学部建築学科の学生22名※ が東広島市役所を訪問し、(仮称)西高屋情報ラウンジの空間デザイン案について東広島市長へプレゼンテーションを行い、ワークショップの成果をそれぞれ発表して講評をいただきます。そして後日、関係者による協議の場が設けられ、4つのデザイン案の中から実現化する部分を複数採用し、1つの案に仕上げる予定です。
なお、情報ラウンジの開設は、令和6年度(2024年度)中を予定しています。
※ 近畿大学附属広島高等学校東広島校の生徒18名は、授業のため市長訪問は不参加。
【開催概要】
日時 :令和5年(2023年)10月11日(水)11:15~12:00
場所 :東広島市役所本庁舎 3階会議室303
(広島県東広島市西条栄町8番29号、
JR山陽本線「西条駅」より徒歩8分)
出席予定 :東広島市長 髙垣広德
東広島市 副市長 前延国治
東広島市 副市長 川口一成
近畿大学工学部長 教授 荻原昭夫
近畿大学工学部建築学科 教授 市川尚紀
近畿大学工学部建築学科学生 22名
スケジュール:
11:15~11:20 開会挨拶 近畿大学工学部長 教授 荻原昭夫
出席者紹介
11:20~11:25 概要説明 近畿大学工学部建築学科 教授 市川尚紀
11:25~11:55 4グループによるプレゼンテーション
11:55~12:00 講評 東広島市長 髙垣広德
閉会
【東広島市・近畿大学 Town&Gown Office】
東広島市と近畿大学は、令和4年(2022年)3月に包括連携協定を締結するとともに「東広島市・近畿大学 Town&Gown Office準備室」を開設し、令和5年度(2023年度)から本格的に活動を開始しました。「Town&Gown構想」は、「Town」(まち)と「Gown」(大学)とが一体となってまちづくりに取り組むもので、東広島市は第1弾として令和3年度(2021年度)に広島大学との取り組みを開始しており、近畿大学とは2校目の取り組みとなります。市民・学生・教員、行政と大学機関が一体となって、esports・農業DX・メタバース・まちづくりの4つをテーマに、地域課題の解決に取り組んでいます。
【東広島市・近畿大学 Town&Gown構想まちづくりプロジェクト】
~若者を中心としたJR西高屋駅周辺のまちづくり~
プロジェクト代表者:近畿大学工学部建築学科 教授 市川尚紀
東広島市担当部署:政策推進監、高屋出張所、営繕課、生涯学習課
西高屋には多くの小学校、中学校、高校が点在しています。学生や生徒の多くは電車で通学しており、近畿大学工学部の学生も同様です。そのため、JR西高屋駅は農村地域にある小さな駅ではありながら、特定の時間帯には改札が対応しきれないほどの利用者が訪れます。しかし、駅前通りには空き店舗が目立ち、駅は単なる通過点として利用されている現状です。
そこで本プロジェクトでは、JR西高屋駅の整備工事を契機に、若者を主役としたまちづくりを推進し、小中高校生、大学生、そして地域住民と学校が協力することで産官学民の連携を図り、西高屋というまちを活性化させることをめざします。具体的には、「西高屋駅再開発」「駅前通りの再デザイン」「大学と地域の拠点創出」の3つのプロジェクトを同時に推進していきます。
【(仮称)西高屋情報ラウンジの開設】
JR西高屋駅の橋上化にあわせて、図書館機能をもつ「(仮称)西高屋情報ラウンジ」を開設します。JR西高屋駅の南口と北口を結ぶ南北自由通路のコンセプトは、「未来へのゲート」です。駅周辺の広域交通や教育機関が整う文教地区としての特性を生かし、次世代を担う若い人材が育つまちとして、賑わいやイノベーションを創出する新たな地域拠点となる、高屋地区の新たな玄関口と位置付け、未来へと進む学生の成長や地域の発展への期待を込めています。
情報ラウンジの運営、内装デザインなどに学生が参画することをきっかけとして、駅前のにぎわい創出や地域住民と学生とがつながる拠点の創出に取り組みます。
【関連リンク】
工学部 情報学科 教授 荻原昭夫(オギハラアキオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/247-ogihara-akio.html
工学部 建築学科 教授 市川尚紀(イチカワタカノリ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1138-ichikawa-takanori.html
工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/
Town&GownOffice Higashihiroshima × Kindai
https://kuring.hiro.kindai.ac.jp/tgo/